10月19日に日本デビューが決まった6人組ガールズグループ「IVE」(画像提供:wowkorea)
10月19日に日本デビューが決まった6人組ガールズグループ「IVE」(画像提供:wowkorea)
10月15日東京・有明アリーナにて、世界最大級のKカルチャ―フェスティバル「KCON2022 JAPAN」が開催された。2日目のラインナップは、「ATBO」、「DKZ」、「fromis_9」、「IVE」、「JO1」、「NewJeans」、「TOMORROW X TOGETHER(TXT)」に、3日間連続でMCを務めるファン・ミンヒョン。KCONだけでしか観られないスペシャルステージやファンの願いをかなえる「Make a wish」コーナーなど、盛りだくさんの内容となった。

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本編前に行われたプレショーには、10月18日からスタートする本田翼主演ドラマ「君の花になる」のメインテーマソング「君の花になる」を7人組ボーイズグループ「8LOOM(ブルーム)」が爽やかに披露し、2組目には「ATEEZ」の後輩で正式デビュー前の「KQ Fellaz2」が熱くてパワフルなパフォーマンスで会場を沸かした。

会場の熱気が高まったところで、オープニングの映像が流れ、会場に「♪Wow wo~」と声が響くと「TOMORROW X TOGETHER」がステージに登場。不意を突かれたファンのどよめきが沸き起こる中、「Good Boy Gone Bad」を披露。激しいギターサウンドが耳を奪うと、ダークで荒々しくワイルドなダンスパフォーマンスを繰り広げ、曲の後半にあるヨンジュンの「I like being bad」と吐き捨てるヒステリックなセリフに会場からは悲鳴にも似た歓声が漏れた。オープニングからファンを興奮させ、この日出演するアーティストのラインナップ映像が流れる間もその興奮の余韻はしばらく続いた。さらに、MCのファン・ミンヒョンが登場すると、そのキラキラとした王子様っぷりに会場はざわめく。ミンファンは「KCON 2日目の幕が上がりましたね。今日も皆さんに夢のような瞬間をプレゼントしたいと思います。KCON2022 JAPAN、本日も出発します。Let’s KCON!」と叫ぶと、本格的に幕を開けた。

暗転のなか「ATBO」がステージにスタンバイし、会場にどっしりと重たいベースラインが響くと、デビュー曲の「Monochrome(color)」を1曲目に披露。スピード感あるエネルギッシュなダンスパフォーマンスで会場を引き込んでいく。歌い終わると、「KCONは楽しいですか~? 僕たちはとっても楽しい~!」とテンション高めのウォンビン。ラグォンは「デビューして3か月になりますが、こんなにも大勢の皆さんの前でパフォーマンスするのも、海外のステージに立つのも初めてです」と伝え、スンファンは「ステージに上がる前からドキドキしていましたが、あたたかく迎えてくださって本当に愛しています。ありがとうございます」と元気よく日本語で伝えた。会場のあたたかい拍手に包まれると、2曲目に「Graffiti」を披露。ファンキーなギターと象的な軽快なシンセサウンドに乗せて、明るくエネルギッシュな「ATBO」の魅力を見せつけた。

続いて、HYBEの新レーベルADORからことし7月にデビューした5人組ガールズグループ「NewJeans」のステージ。清涼感あふれるリズミカルなサウンドが流れると、デビュー曲の「Attention」からスタート。自分に注目してほしいという気持ちを、はつらつと弾けるようなダンスパフォーマンスで表現。まぶしいほどの笑顔と心地よいハーモニーで会場を包み込んだ。初めて日本でKCONのステージに立ったことについてダニエルは「日本でもこうしてファンの皆さんにお会いすることができてすべての瞬間が夢のようで本当に幸せです」と笑顔を見せた。ハニは「これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」と伝えると、2曲目の「Hype Boy」のステージへ。ムーンバートンとエレクトロポップが合わさった爽やかなサウンドに乗せて、シックでありながらもフレッシュさを感じるパフォーマンスでファンを魅了した。

MCのファン・ミンヒョンと「IVE」レイがステージに登場すると、レイが流行らせたさまざまなポーズを披露することに。“レイピース(ギャルピース)”、“コンスニポーズ(頬に拳を添える)”、“ぷにぷにハート(頬をつまむようにしてハートを作る)”を見せてくれたレイだが、そのキュートさにファンからは「かわいい~」と言う声が漏れることも。そして、かわいさをアピールしたレイの紹介で次のステージに姿を現したのは、グローバルファン投票でKCONへの出場権を勝ち取った「ROAD TO KCON」優勝チームの「DKZ」。1曲目はグルーヴ感のあるギターサウンドから始まる10月6日にリリースしたばかりの新曲「Uh Heung」を披露。フックパートでは、スピード感あふれる強烈なビートに乗せて、虎が「ガウッ」と襲いかかるような手の形の振付でワイルドにパフォーマンス。曲の後半ではジョンヒョンの迫力ある高音パートもさく裂し、さらに激しい動きの振付が続く。勢いの止まらない「DKZ」を象徴するような自信あふれる姿に会場全体が釘付けとなった。熱いパフォーマンスを終えるとジョンヒョンは「僕たちがKCONのステージに立てたことはすべてのファンの皆さんのおかげです。本当にたくさんの方が投票してくださったおかげで優勝することができてKCONで皆さんにお会いできました。たくさんの応援と愛を寄せて頂きありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。2曲目は、スカーフとステッキが瞬間で変わるマジックを取り入れたダンスが印象的な「LUPIN」。ファンキーなサックスサウンドに乗せてシックなダンスを披露してステージを後にした。

10月19日に日本デビューが決まった6人組ガールズグループ「IVE」がステージに登場すると、会場はファンの待望感と期待感に満ちあふれた。会場に華やかなサウンドが響くと「After Like」のステージが始まる。ディープハウスをベースとしたリズムにスピード感あふれるストリングスサウンドが広がるなか、パワフルなラップと優雅で繊細なボーカルで聴くものの耳と心をとりこにする。歌い終えて自己紹介を終えると、リズは「今の気持ちは、『♪たぶん夢のようだけど きっと夢じゃない』」と「After Like」のフレーズを歌って表現。レイは「皆さんに会えると思うとうれしくて、皆さんからいただいた応援は幸せな思い出として心に残ると思います。皆さんもぜひ私たちのステージを通して笑顔いっぱい、幸せいっぱいになってください」とにっこり。会場があたたかい雰囲気に包まれると、「IVE」のデビュー曲「ELEVEN」を披露。恋に落ちた少女の気持ちが幻想的な色に染まっていく姿を、エキゾチックなメロディにのせて魅惑的な声で歌い、華やかでダイナミックなパフォーマンスを見せた。

グローバルボーイズグループ「JO1」は、センターステージ下から11人がそろって登場し、その姿に会場からは思わず歓声が漏れる。まずは10月12日にリリースされた新曲「SuperCali」の韓国語バージョンから。「Supercalifragilisticexpialidocious」と呪文を唱えて始まるこの曲は、JO1のこれからの成長を誓い、身体の隅々の細胞まで情熱を燃やすという信念が込められた曲。複雑な動きをエレガント&ダイナミックなダンスで表現すると、その息をのむようなパフォーマンスに引き込まれていく。“エンディング妖精”としてスクリーンにメンバーの顔がアップにされると、会場からは歓喜の声が沸き起こった。

「盛り上がっていますか?こんにちはJO1です!」と元気よくあいさつし、「盛り上がっている方は頭の上でパクス(拍手)をお願いします!」と投げかけると会場からは大きな拍手が沸き起こった。メンバーの自己紹介では、韓国語であいさつするメンバーも。河野純喜は「イルボネワジュショソカムサムニダ(日本に来てくれてありがとう)」と感謝の気持ちを伝え、木全翔也は「アンニョンハシンギョ(こんにちは)」と釜山の方言で挨拶し、サトゥリ(方言)マスターをアピールした。用意したステージはまだまだ続くと、大平祥生が「ニューシングル『MIDNIGHT SUN』からまだ披露したことのない曲を披露したいと思います。盛り上がる準備はできていますか? それでは聞いてください…『Rose』 」と紹介をすると、悲鳴のような歓声が沸き起こった。機械的な強烈なビートにのせて力強くセクシーに繰り広げる。「すべての時間が止まる 目が離せないシーンの中」とある歌詞のように、MCでのほんわかとしたイメージとは違ったカリスマあふれるステージに、一時も目が離せない。
そして最後は、さまざまな苦難を乗り越えて挑戦してきた道の果てで気付く仲間との絆を歌った「With Us」のステージへ。メンバーは、センターステージから広がる花道まで広がり、ファンに手を振りながら優しい歌声を響かせた。

ブラックの衣装に包まれた「fromis_9」がステージに登場すると、顔を覆う振りから始まる「Rewind」を披露。幻想的なシンセサウンドと力強いビートにのせてエレガント&ダイナミックにパフォーマンスした。1曲目ではクールな表情を見せていた彼女たちだが、MCでは花が咲いたような明るい笑顔であいさつ。3年ぶりのKCONの開催についてジホンは「日本のファンに会えてとても幸せです」と日本語を交えながら伝えると、会場も幸せモード。あたたかい雰囲気のまま、2曲目の「Airplane Mode」を伸びやかな歌声で歌い、リズミカルな曲「LOVE BOMB-JP ver.-」では愛する人に会ったときのドキドキする感情を弾むように歌い、明るく軽快に披露。さまざまな表情を見せ、会場を盛り上げた。

ステージにゆっくりとスモークが覆うと、この日の最後を飾る「TOMORROW X TOGETHER」のステージへ。緊張感高まるストリングスサウンドが流れると、センターステージと、そこからエックスに広がる花道の先端からメンバーの姿がゆっくり現れた。5人がセンターステージに集まると、はかなげに響くピアノのサウンドから始まる「Opening Sequence」を披露。切なさを感じさせる鋭い視線を送りながら繊細でダイナミックなダンスパフォーマンスを繰り広げ、その圧巻のステージに会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こった。

迫力あるステージを終えると、「ONE! DREAM!アンニョンハセヨ(こんばんは)、TOMORROW X TOGETHERです!」と元気よくあいさつ。スビンは「みなさんに早く会いたくて、この時間をずっと待っていました」と心境を伝えた。続けてヨンジュンが「一緒に楽しめる企画を用意しましたが、どんなコーナーかみんなで叫んでみましょう!」と投げかけると、ファンからのリクエストに応える「KCON Make a wish」のコーナーへ。最初の願いは、ボムギュが「I’m proud of you」と言ってほっぺの横にハートを作りキュートな笑顔を披露。続けてボムギュがスビンの名前と「お姫様抱っこをする」という願いをボックスから引くと、誰を抱えるのかをじゃんけんで決めることに。日本語で「じゃんけんぽん!」と言って決めると、ヨンジュンが選ばれ、リクエスト披露までのカウントダウンが始まる。カウントに合わせてスビンがヨンジュンをお姫様抱っこしてみせると、そのワイルドな抱え方に、ファンを大いに喜ばせた。

願いをかなえるコーナーを終えてからは、絆がテーマとなった曲「Ito」、ヨンジュンとヒュニンカイが曲作りに参加した「君じゃない誰かの愛し方」の日本オリジナル曲を披露。甘く、繊細な声を会場に響かせ、ファンを心地良い陶酔感へと誘った。
スビンが「僕たちのステージはまだ終わっていないんですよね」とファンの期待を高まらせ、テヒョンが「次の曲は『0X1』です」と伝えると、会場からは歓喜の声と拍手が起きた。そして、力強いドラムサウンドが響くと「0X1=LOVESONG(I Know I Love You)」のステージへ。荒々しくも繊細なボーカルとエネルギッシュでエモーショナルな感情が表現されたダンスパフォーマンスに、会場を照らすペンライトも激しく揺れる。情熱的なステージが終わると、会場からは大きな拍手が送られた。

この日は、「ATBO」、「DKZ」、「KQ Fellaz2」が「NCT127」の「英雄;Kick It」のコラボステージをエネルギッシュに、「fromis_9」はリレーチャレンジとして「TWICE」の「Alcohol Free」を華やかに披露した。また、Dream Stageでは、午前中にパフォーマンス大会が行われ、合格したダンサーたちが「IVE」と共に夢のステージを披露。KCONならではのスペシャルステージで会場を盛り上げた。
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