記者会見に臨むイム・ユンチャン=30日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見に臨むイム・ユンチャン=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米国のバン・クライバーン国際ピアノコンクールで史上最年少優勝を果たした韓国のイム・ユンチャン(18)が30日、自身が通うソウルの韓国芸術総合学校で記者会見を開いた。「(優勝した)今も自分は何も変わっていない。優勝したからといって実力が上がったわけではないので、もっと一生懸命練習したい」と謙虚に語った。

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 18日(現地時間)まで行われた同コンクールで、イムはずば抜けた実力で優勝し、世界的に話題を集めた。記者会見では、「これまでピアノばかり弾いていたため、これからも何も変わらないだろう」とし、「(師匠で韓国芸術総合学校教授の)ソン・ミンス先生と相談して今後のことを決める。ピアノを学び続ける予定だ」と述べた。

 同席したソン・ミンス氏は「イム・ユンチャン君の演奏にたくさん関心を寄せてくれるのを見て、音楽の純粋さが多くの人に通じたようでありがたく思う」と話した。ソン氏はイムが12歳の時からピアノを教えている師匠だ。

 記者会見に先立ち、イムはロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービンの4つの前奏曲Op.37第4番とピアノソナタ第2番の演奏を披露した。カメラのフラッシュを浴びせられても全く動じることなく、演奏に没頭した。

 7月から北米地域で演奏会を開く予定だ。韓国では12月10日にソウルの複合芸術施設「芸術の殿堂」で優勝記念リサイタルを開催し、同コンクールで演奏した曲を披露する。


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