「BTS」、ニューアルバム収録曲に「性犯罪者の曲を選択」と賛否両輪の声も…公式立場の発表なし

韓国ボーイズグループ「BTS（防弾少年団）」が、ニューアルバムの収録曲に性犯罪で物議を醸したシンガーソングライター＝ボビー・チョンの楽曲を選択したとして、賛否両論の声が日増しに高まっている。

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　先ごろ、「BTS」側はニューアルバム「Proof」のトラックリストを公開。このアルバムは、来月10日に発売予定だ。

　ニューアルバム「Proof」のトラックリストには、楽曲「Filter」が含まれている。これは、2020年に発売されたアルバム「MAP OF THE SOUL: 7」の収録曲で、インディーズバンド「Autumn vacation」元メンバーのボビー・チョンが制作に参加した。

　現在、「BTS」が楽曲「Filter」を選択したことについて物議を醸している。その理由は、ボビー・チョンが「性犯罪者だから」と韓国メディアは伝えている。

　ボビー・チョンは、恋人で歌手志望生だった女性の身体を同意なく撮影し、性的暴行をした容疑で裁判を受けている。

　「Filter」は、この事件が公になる前に作業した楽曲ではあるが、事件が明るみとなり、ボビー・チョンが性犯罪者として裁判を受けているなかで、この楽曲をニューアルバムに収録する必要があったのか、選択しないというチョイスもあったのではないかという声が高まっているのだ。

　一方、「BTS」の所属事務所BIGHIT MUSICは、「Proof」のトラックリストイメージ（画像）を公開し、「BTSのメンバーが直接、収録曲を選んだ」と明かしていた。

　ボビー・チョンが制作に携わった「Filter」を収録曲に選んだことについて、こうして物議を醸しているが、現時点で「BTS」側は同件に対する公式立場を明かしていない。