任期は1月1日からで、期間は定められていない。
桂冠指揮者は、世界的に名声が高かったり、オーケストラの発展に貢献したりした指揮者に与えられる名誉職で、KBS交響楽団が桂冠指揮者を任命したのはこれが初めて。
同楽団は「鄭明勲はこれから年に1~2回KBS交響楽団を指揮し、南北平和の懸け橋の役割、将来有望な音楽家の育成など、韓国クラシック音楽の地位を高める有意義な貢献事業を共に行う予定だ」と説明した。
鄭明勲は1998年にKBS交響楽団の第5代常任指揮者に就任したが、楽団員や経営陣との不和により4か月で辞任。20年後の2018年に再び同楽団でタクトを振った。
昨年8月にはムソルグスキーの「展覧会の絵」を指揮し、クラシックファンの間で大きな反響を呼んだ。
ベルリン・フィルやウィーン・フィルなど世界トップクラスのオーケストラの指揮も務めた鄭明勲は、現在フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団の音楽監督として活動している。
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