KBS第2テレビのスペシャルトークショーに出演したBTS(左から4人目は司会者、KBS提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
KBS第2テレビのスペシャルトークショーに出演したBTS(左から4人目は司会者、KBS提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】「グラミーのトロフィーはずいぶんたくさんあるじゃないですか。ですが授賞式でソロステージができる歌手は20組もいません。だから『受賞よりソロステージのほうがすごいことだ』と考えたのです」――。韓国KBS第2テレビが29日夜放送したスペシャルトークショー「Let’’s BTS」で、人気グループBTS(防弾少年団)のリーダーRM(アールエム)が「第63回グラミー賞」をこう振り返った。メンバーは全員で番組に出演して音楽活動について語り、本音も明かした。

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 米音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞は今月15日(現地時間14日)に授賞式が開かれた。BTSはヒット曲「Dynamite」で「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」にノミネートされていたが、受賞を逃した。

 これに対しメンバーは、とても残念だったと正直に語った。それでもRMは「このステージでばっちり印象付けたから、(グラミー賞を主催する)レコーディング・アカデミーの会員の間で僕たちの認知度も上昇するのではないかと思う」と前向きに発言した。

 SUGA(シュガ)は「受賞よりソロステージのほうをもっと望んでいた」とし、「近ごろステージに立つことがないだけに、かっこよくパフォーマンしようという思いがより強かった」と言葉を重ねた。

 BTSは授賞式で「Dynamite」を披露している。ソロパフォーマンスは韓国のアーティストでは初めて。新型コロナウイルス対策として、ソウル・汝矣島の高層ビルで事前録画された。

 撮影に関しJIN(ジン)は、「ナムジュン(RM)がこの映像は僕らの孫、ひ孫の代まで見られると言った。その言葉に欲が出て、わずかな失敗でも撮り直しを繰り返し、2時間のところを4~5時間かけて撮影した」と説明した。 



 活動の場を世界に広げスター街道を駆け上がったBTSだが、自分たちに注がれる熱い視線を重荷に感じたこともある。SUGAは「僕たちが好きなことをしただけなのに、まるで韓国代表になったかのようで、成果を求められているようなプレッシャーがとてつもなく大きかった」と明かした。それでも今は、肩の荷をいくらか下ろして楽しめるようになったという。J-HOPE(ジェイホープ)とJUNG KOOK(ジョングク)も、「今はただその瞬間に感謝し、やっていこうと思えるようになった」と口をそろえた。

 次の目標を問われると、RMは「グラミー受賞」と答える一方で、「スタジアムツアー」も挙げた。すでに果たした目標だが、新型コロナのためにオフラインでのコンサートにしか立てない日々が続いているためだ。

 メンバーはBTSのファン「ARMY」への思いも伝えた。J-HOPEはARMYを「僕を支え、動かしてくれるアキレス腱のような存在」と表現した後、「コロナ後の最初のコンサートでは力を振り絞ってARMYを呼ぶ」と笑った。

 BTSはこの日の番組で、昨年リリースしたアルバム「BE」からタイトル曲「Life Goes On」を披露した。

 調査会社ニールセン・コリアは30日、同番組の最高視聴率を4.4%と発表した。


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