記念撮影をするTOP10歌手と審査員、イ・スンギ。(画像:画面キャプチャ)
記念撮影をするTOP10歌手と審査員、イ・スンギ。(画像:画面キャプチャ)
終了してもなお話題を集めている無名歌手たちのリブートオーディション番組「シングアゲイン」(JTBC)。2月8日(月)に大盛況で終了したが、翌週の15日(月)には「ボーナストラック」と題し、優勝したイ・スンユン、準優勝したチョン・ホンイル、3位のイ・ムジンを中心にした未公開映像が公開された。

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ここまで番組が盛り上がったのは、出演した71組の無名歌手たちのパワーと個性的な魅力だろう。オーディション番組なので、常にバトル構図が作られたのだが、ステージへの想いは誰よりも分かるからか、彼らは横のつながりが強く、お互いを応援していたため、相手との戦いというより、前の自分をどれだけ超えられるか、という自分との戦いだったようだ。そのため、数々の感動が生まれたのは言うまでもない。

その中でも、TOP3の3人は独特なキャラクターで「パーマライン」とも呼ばれ、放送当初より注目されていたので、順当な勝ち上がりといえばそうなのだが、他にもアイドル組では「LADIES’ CODE」のソジョン、「IMFACT」のテホも堂々のTOP10入りを果たした。

また、残念ながらTOP10入りはならなかったが、「あのイケメンは誰?」「イ・ミンホに似ている」とお茶の間をざわつかせたのがビジュアルNo.1のハン・スンユン。3人組バンド「LUNAFLY」のYunとして活動してきたが、この番組を通して、人気が爆上がりとなり、俳優の所属事務所から作品のラブコールを受けているという。2014年に放送された「青い鳥はいた」(TV朝鮮)に出演していたことがあるので、そう遠くないうちに、ドラマや映画などでも見られる日が来るかもしれない。

そして、「シングアゲイン」でもう一人忘れてはいけないのがMCを務めたイ・スンギだ。バラエティでは出しゃばりな一面を全面に出し、自分の手柄を自分で自慢してしまうようなノリの良さを見せるが、今回のように主役が自分ではない場合、しっかりの自分の役割をわきまえて振る舞い、なおかつ気配りの人なのだ。

ジュニア審査員を務めたキュヒョン(SUPER JUNIOR)に、審査に臨む覚悟を聞いたかと思えば、翌週は感想を聞いたり、毎回突然の質問でキュヒョンを困らせるなど、2人の楽しいトークのやり取りも一つの見どころとなっていた。このような一瞬「えっ?」と思うような質問はミノ(WINNER)にはしていない。困るような質問でもキュヒョンなら、おいしく返してくれるというのが分かっているからこその質問であり、そのように笑いを生み出すことで、緊張感あふれるスタジオの空気を和らげる役割を果たしていた。

未公開映像でも、歌手ユミがイ・スンギに対し、疲れることなく、出演者一人ひとりのことを大事に思ってくれるその気持ちに感謝していると言っていた。本番以外でも出演者たちに話しかけてリラックスさせ、勇気づけていたのがイ・スンギだったということだ。

出演者たちが番号ではなく、ついに名前を公開して登場した際にも、プラカードを作って応援していたが、それは制作スタッフではなく、イ・スンギが自ら考え、準備してきたという美談もシニア審査員のユ・ヒヨルから明かされたのだ。MCとして、生放送では優勝者発表前の「CM」のフリの際、土下座パフォーマンスで視聴者のイラッとする気持ちを笑いに変えるなど、機転やトークの回しもさすがだったが、イ・スンギの影での支えは非常に大きかったといえるだろう。

なお、この人気に後押しされ、「シングアゲイン」TOP10によるコンサートも決定。3月19日(金)から21日(日)までオリンピック公園オリンピックホールで開催されるソウル公演を皮切りに、5か月にわたって14都市を回る全国ツアーが開催されるが、ソウル公演のチケットは発売10分で、全席完売したという。

さらに、15日の「ボーナストラック」の放送最後には、「無名歌手戦」の「無」が「有」に変わり、「有名歌手戦」Coming Soonというテロップが出た。無名歌手でこれだけ盛り上がったのだから、間違いなく面白いだろう。

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