「伝説の舞台 アーカイブK」でMCを務めるソン・シギョン。(画像:画面キャプチャ)
「伝説の舞台 アーカイブK」でMCを務めるソン・シギョン。(画像:画面キャプチャ)
年末の「2020 SBS芸能大賞」で、ソン・シギョンらが祝賀パフォーマンスに登場し、新番組のPRをしていた「伝説の舞台 アーカイブK」(SBS)が1月3日(日)にスタートした。

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同番組は、韓国の大衆音楽の歴史を伝説の歌手らが繰り広げるライブステージや映像、トークで記録する超大型ドキュメンタリー音楽ショー。7つのテーマで構成され、メインMCのソン・シギョンに加え、そのテーマごとにスペシャルMCも加わって進行されるが、そのラインナップもすでに発表済みだ。

第1、2話の「韓国型バラードの系譜」と第3話の「90’sナイトDJとダンス音楽」はキム・ジョングク、「梨泰院ムーンナイト」はイ・サンミン、「弘大前のインディ・ミュージック」は「JANNABI」のチェ・ジョンフン、「大学路ハクチョン小劇場」はユン・ドヒョン、「東亜企画師団」はキム・ヒョンチョル、「海を渡ったK-POP」はDARA(元2NE1)がスペシャルMCとして、ソン・シギョンと息を合わせる。

どんな番組なのか、予告だけでも気になっていたが、いまや世界的に成長したK-POPまで、どのように韓国歌謡界が変化してきたのか、興味をそそる始まりだった。

初回放送では、番組冒頭からソン・シギョンのインタビューに続き、J.Y.Park(パク・チニョン)、Big Hitエンターテインメントのパン・シヒョク代表、PSYといった芸能事務所の代表をはじめ、「BLACKPINK」、「TWICE」といった今旬のK-POPアイドルらがインタビューに登場。韓国の番組では初となる大衆音楽の歴史を記録するという趣旨で、制作期間675日、韓国大衆音楽従事者207人の証言、54組の伝説の舞台、121人のレジェンドアーティストが出演することが明かされた。

Rain(ピ)のインタビューが2019年3月1日という日付だったので、約2年前から番組制作が始まっていた、まさに超大型プロジェクトだ。最初のテーマである「韓国型バラードの系譜」は、昨年9月24日にスタジオ収録が行われたもので、韓国を代表するバラード歌手たちが一堂に会した。

いまはトロットブームが到来しているが、実はこの50年間、韓国人が一番好きなジャンルの不動の1位はバラードなのだとか。そして、面白いことにバラードは“王族”系譜だという。言われてみれば、「皇帝」、「王子」、「皇太子」、「女帝」、「女王」などと呼ばれるのは皆バラード歌手。その前に必ず「バラードの」と付くのだ。

では、その系譜を見ていくと、始まりはイ・ムンセ。80年代、バラードというジャンルを大衆に広め始めた元祖バラード歌手だ。続いて、韓国型バラードの原型を作ったのが故イ・ヨンフンさん、バラードを大衆化させたのがピョン・ジンソプ、そして、韓国型バラードの頂点がシン・スンフン。シンガーソングライターでもある彼がバラードの時代を完成させたということだ。その後、第一世代アイドルが歌謡界を支配する中、1999年~2000年の2年間、8つの歌謡大賞を受賞し、20世紀最後のミリオンセラーを叩き出したのがチョ・ソンモ。イ・ビョンホン、キム・ハヌルが出演したデビュー曲「To Heaven」のミュージックビデオが当時、大きな話題となったが、映画のようなミュージックビデオのパイオニアでもある。

この続きは次週へと続くが、このようにゲストたちのトークとライブを通じて、バラードの系譜を振り返った初回は視聴者に感動を届け、視聴率3.5%(ニールセンコリア調べ)でスタート。瞬間最高視聴率はチョ・ソンモのミュージックビデオのビハインドストーリーのシーンで4.2%だった。

また、この番組はSNSで「アーカイブKチャレンジ」と題し、本人が持っていない大事な資料を持っている人を探しているのも特徴的だ。本は図書館、美術品は美術館で管理しているが、音楽はどこで管理しているのか?それを解消するため、誕生したのがこの番組なので、国民に協力を求め、貴重な資料を探し出し、“記録”として残そうという意味を持っている。

この日は番組最後に、Rainが探していたニューヨーク初公演の資料をファンが提供してくれたことが紹介されたが、このチャレンジにはソン・シギョンはもちろん、「SUPER JUNIOR」、BoA、「MONSTA X」、「BLACKPINK」ら多数の人気アーティストが参加している。これまで見たことがないスケール感のあるドキュメンタリー音楽ショーが幕を開けた。

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