<インタビューその2>注目の俳優ソン・ガン、Netflixドラマ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」について語る(画像提供:wowkorea)
<インタビューその2>注目の俳優ソン・ガン、Netflixドラマ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」について語る(画像提供:wowkorea)
※一部あらすじ・ネタバレに関するような内容が含まれています。

ソン・ガン の最新ニュースまとめ

 韓国俳優ソン・ガンは、今月22日にNetflixで公開された新ドラマ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」(以下「Sweet Home」)で、引きこもりの高校生ヒョンスを熱演し、好評を得ている。

<インタビューその1>の続き


Q.「Sweet Home」シーズン2への期待が大きいが軍隊に行くことになれば参加できないのでは?

シーズン2についての話は今のところ何も聞いていないんですが、反応が良ければやるかもというのは聞いています。軍隊は国防の義務なので行かなければなりません。今は作品にもう少し最善を尽くして、その後に義務を果たすべきかと思っています。シーズン2が制作されるなら、守ろうという欲望を、人を守ることに使ったらどうかと思いました。映画「ヴェノム」のようにですね。ヒョンスが実験の対象になる可能性もあるだろうし、サンウクが記憶喪失になったヒョンスに一つ一つ教えるだろうし、ヒョンスの能力が開発されて、さらに強い姿で出てくる可能性もあると思います。


Q.演出者に愛される俳優として、自分自身の魅力は何だと思っているのか?

俳優に大事なのは魅力だと思っていて、今も探しているところです。まだ答えは出ていないんですが、監督は僕の姿を好んでくださっているようです。本当にありがたく思っています。もっと頑張らなきゃという覚悟で努力していきます。


Q.俳優キム・サンホ演じるドゥシクに刃物を回して渡すシーンがあるが…

あれは僕のアドリブなんですが、リハーサルの時にやってみたら先輩も面白いと思ってくださったので、そのままやることにしたんです。ヒョンスが靴下を履くのを見たんですが、同じ色なのが変に思ったんです。外面的なものに気を使わない子じゃないですか。靴下をちぐはぐに履くのはどうかと監督に聞いたら、それを採用してくださいました。


Q.劇中の状況が実際に起きたら?

逃げると思います。だけど子どもがいたら、子どもを守るために戦うと思います。ドゥシクが一番頼れました。頼みごとをされるたびにドゥシクは愛情あふれるまなざしで見てくれることが多かったんですが、そういう目がヒョンスにとっても、僕自身にとっても頼りになりました。


Q.一番気に入っているモンスターは?

筋肉モンスターです。運動がすきなこともあるし、特殊メークの筋肉がものすごく大きかったんです。どんな欲望を持ったらあんなに大きいんだろうと不思議でした。


Q.俳優イ・ドヒョンとの息がぴったりだったが、他の作品で共演するとしたら?

ドヒョンは同年代なので演技的な話も通じるし、本当によく合いましたね。利用する人とされる人という関係だったので、他の作品では力を合わせて危機を乗り越える状況をやってみたいです。親しい友人のような存在の役、「恋するアプリ Love Alarm」のヘヨンとソノのような存在もいいですね。


Q.「恋するアプリ」とは全然違うジャンル物だったが、どちらが自分に合っていたと思うか?

僕は「Sweet Home」のヒョンスのほうが合っていると思います。暗い顔だからか、さらに響くものがあったんですかね。ソノも合っていると思ったんですが…妙にヒョンスのほうが(笑)。


Q.共演者との呼吸や多くのキャスティングの中で目立たなきゃというプレッシャーは?

ドラマの雰囲気は暗いんですが、現場は和気あいあいとしてお互いにたくさん褒め合うような現場でした。目立とうとしたというよりは、自分のキャラクターに一生懸命に臨もうと思っていました。ヒョンスの正義感やグリーンホームの人たちを生かそうとした、守ろうとした感情のほうに気を使いました。


Q.個人的に作品に対して残念に感じたところは?

車の中で家族を恨めしく思うシーンがあるんですが、それを見ながらもう少し傷ついた姿を見せられたらどうだったかなと思いました。だからそのシーンを何度も繰り返し見たんです。どう補ったらいいか考えました。セリフのトーンはどうしたらよかったのか、そういったことを考えて日記帳に書いていったんです。


Q.どんな俳優になりたいか?本作を通じてつけてほしいあだ名は?

「Sweet Home」を撮影しながら感情に対してたくさんのことを感じました。感情をもっと自由に多様に表現できる俳優になりたいですね。「Sweet Home」でのあだ名は…ソン・ヒョンス?(笑)。キャラクターをうまく表現したという意味じゃないですか。実は台本にはいつもソン・ヒョンスって書かれていたんです。


Q.思い出に残るシーンは?

ジェホンが死ぬシーンがあるんですが、僕は違う日に一人で撮ったんです。だから監督からジェホンが死ぬ姿をモニターで見せてくださって、僕はそれを見ながら演じたんですが、モニターを見ただけでもすごく悲しかったんです。そのシーンが一番印象深かったですね。


Q.思い出に残るセリフは?

「人を傷つけないモンスターもいる」というセリフが出てくるんですが、その中にヒョンスはグリーンホームの人たちと同化したいという考えが大きくてそう言ったんだと思うんです。そういうセリフを見るとヒョンスがかわいそうに思いました。


Q.イ・ウンボク監督のディレクションの中で思い出に残るものは?

「私はお前を信じているから、お前も私を信じてやってみろ」とおっしゃったんですが、その言葉が一番印象的でした。現場でも、リハーサルの時に準備したものをお見せすると監督がそれに合わせて撮ってくださいました。至らない部分があるとディレクティングしてくださって…でも多くを僕に任せてくださいました。


Q.撮影前後で大きく変わった点、学んだ点は?

感情の幅が広がった気がします。「恋するアプリ」のソノの時もそういう感情があったんですが、ヒョンスを表現する時は僕の中から、内面から感情の一番暗い底の部分を考えました。感情の幅が大きかったですね。カメラ用語もたくさん覚えました。レンズのサイズも学びました(笑)。

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