「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」でイ・スンギの後ろに隠れ、サプライズでやってきたチャ・テヒョン。(画像:画面キャプチャ)
「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」でイ・スンギの後ろに隠れ、サプライズでやってきたチャ・テヒョン。(画像:画面キャプチャ)
最近、俳優たちのバラエティ進出が相次いでいるが、俳優でありながら、抜群のバラエティセンスを持ち、持続的にさまざまなバラエティで成功しているのはチャ・テヒョンぐらいだろう。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、イ・スンギとタッグを組んだローカル旅行バラエティ「ソウルの田舎者」(tvN)が早期終了となり、名残惜しさを残したが、その後、各種バラエティにゲスト出演し、大活躍している。

チャ・テヒョン の最新ニュースまとめ

中でも、イ・スンギがレギュラー出演中の「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」(SBS)では、嵐のように現れ、嵐のように去っていき、強烈なインパクトを残した。10月18日(日)と25日(日)の2週にわたって、俳優ペ・ソンウ編が放送されたが、サプライズ出演をしたのだ。チャ・テヒョンにとって、ペ・ソンウはラブコールを送り、映画で2回共演した尊敬すべき、仲の良い先輩。この日の師匠(ゲスト)について、ヒントを与える「ヒントの妖精」として、電話通話で声の出演をした後、バラエティに慣れていないペ・ソンウを援護射撃するため、イ・スンギとサプライズを仕掛け、その日の夜に、他のメンバーたちには内緒で、ロケ現場にまで駆け付けたのだ。

そして、バラエティをよく知っているチャ・テヒョンらしく、撮れ高を気にし、ペ・ソンウが上手くできそうな演技ゲームを提案。「映画のタイトル」というお題でのジェスチャーゲームでは、体を張った動きで大爆笑を巻き起こし、早泣き対決では感情のコントロールではなく、目を大きく開けて涙を出す作戦に出たが、思いがけず顔芸披露となってしまい、涙は出ず、芸人ヤン・セヒョンに完敗した。それでも、しっかり笑いはゲット。笑い上戸なチャ・テヒョンのリアクションや、笑い声が現場をさらに盛り上げるため、それが大きな笑いにつながり、取れ高は十分。まさに職人芸のような立ち振る舞いだった。

チャ・テヒョン本人が、韓国企業評判研究所が毎月発表している、スターのブランド評判ランキングで、俳優部門ではなく、バラエティタレント部門にランクインすると自虐的に言っていたが、世間的に見ると、それぐらい面白いということだ。ちなみに、10月のランキングではヤン・セヒョンが26位で、チャ・テヒョンが22位。早泣きでは負けたが、ランキングでは上回る結果だった。

10月29日(木)に放送された「シックスセンス」(tvN)第8話最終回にもゲスト出演したチャ・テヒョン。収録日基準で、第5話まで全て見たというぐらい番組のファンで、ユ・ジェソクに自ら出たいとアピールし、出演が実現したとか。この番組は、女性レギュラー陣の個性が強く、キャラ渋滞していて、女子会のようなノリが一つのウリ。これまで男性ゲストは押され気味で、これといった見せ場は少なかったが、チャ・テヒョンだけは違った。歴代ゲストの中で、一番よくしゃべると言われ、最初から番組レギュラーだったように馴染む空気感を出し、適応力のすごさを見せた。

しかも、チャ・テヒョンの魅力でもあるストレートで飾らない物言いも、絶妙なところをついていて面白かった。特に、Jessiとのやり取りが絶妙だったし、最終回で名残惜しむメンバーたちに、「俳優たちは作品が終わったら、それで終わり。“すっきりしているけど名残惜しい”と言う人がよくいるけれど、ただただすっきりだよ」と感動的な雰囲気に水を差し、その場を笑いに変えた。ユ・ジェソクから「ゲストならゲストらしくして、帰って」と言われたが、すっかり6人目のメンバーと化していた。

3か所の飲食店のうち、偽物1か所を見分ける推理も見事に成功。偽物店の社長と制作陣が、一瞬困ったようにアイコンタクトをしていたのを見逃さなかったというチャ・テヒョンは鋭い洞察力も発揮。推理に成功したJessiと共に大喜びし、幕を閉じた。

なお、この日の視聴率は番組最高となる平均3.3%、瞬間最高4.4%を記録(ニールセンコリア調べ)。チャ・テヒョンの大活躍もあり、有終の美を飾った。

韓国では、俳優が映画興行で1000万人を動員することがステイタスのように、“1000万人俳優”などと言われたりするが、チャ・テヒョンも映画「神と共に 第一章:罪と罰」でれっきとした“1000万人俳優”だ。それにもかかわらず、芸人顔負けの笑いのセンスで、バラエティにも引っ張りだこ。マルチな才能を発揮する稀有な存在だ。

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