韓国芸能人として初めて同性愛者だと告白したタレントのホン・ソクチョンが、バラエティ番組「何でも聞いて菩薩」を訪れ苦痛を吐露した。

ホン・ソクチョン の最新ニュースまとめ

ホン・ソクチョンは今月12日午後に韓国で放送されたKBS Joyバラエティ番組「何でも聞いて菩薩」に登場し、自身の苦悩を打ち明け注目を集めた。

同日ホン・ソクチョンはカミングアウトしてから、つらかったことも告白した。「僕は性的少数者、トップゲイではない。カミングアウトをしてから20周年経った」と口火を切った彼は、「そういう象徴性があるから、何かが起これば全部僕のところに来る」と述べた。

ホン・ソクチョンは「イテウォン(梨泰院)のクラブ発の新型コロナウイルス集団感染が起きた時も、みんなが僕に立場を表明しないのかと言っていた。なぜ僕がしなければならないのか悩んだ」とし、「(芸能界で)長い間カミングアウトした人が僕だけなので、性的少数者関連の問題は、僕が攻撃の対象になる。それも僕を苦しめることだ」と打ち明けた。

彼は過去に大学の講演に出たエピソードも公開した。「講演をして質疑応答の時間にある学生が理想のタイプの質問をした。その時『300〈スリーハンドレッド〉』という映画がヒットしていた。それで僕が面白く『300人の男たちがカッコよかった』と述べた。すると別の学生が性関係を何回持ったのかと尋ねた。度を越した質問に周りの学生たちから揶揄された」と説明した。

ホン・ソクチョンは続けて「その子がとても恥ずかしがっていたので、僕はまた面白く『ただ300人だと言おうか?』と大目に見た。ところが、ここにインターン記者が来ていた。その日『中学の頃からアイデンティティに混乱を感じた』と話したのに、その記者が『中学の頃に300人と性関係』という記事を書いた」と付け加えた。

ホン・ソクチョンは「これを誰が信じるのかと思ったが、みんな信じていた。僕の家族の話もしていたので本当に残念だった」と打ち明け、切なさを醸し出した。

これを聞いていた番組レギュラーのイ・スグンは「僕もたくさんのことがあった。もう僕は目に見えるものだけを信じることにした。通り過ぎる時に悪口をいう人はいないじゃないか。それだけを信じることにした」と思いを伝えた。

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