昨年の釜山国際映画祭の様子(資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
昨年の釜山国際映画祭の様子(資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【釜山聯合ニュース】韓国・釜山市で来月7日に開幕予定の第25回釜山国際映画祭が、会場での開催からオンライン・オフライン同時開催に変更されることが有力となった。釜山市と映画祭の関係者が10日、明らかにした。

 

 同映画祭は通常通りの開催を目標に準備が進められてきたが、新型コロナウイルスの感染再拡大により、政府の防疫措置「社会的距離の確保」が釜山でも事実上、首都圏と同様に強化されたことで、会場での開催は難しいとの雰囲気が広がっている。

 特に多くの観客が集まる映画祭の開会式と閉会式では社会的距離の確保が難しく、開会式のハイライトであるレッドカーペットイベントは海外の俳優や監督が出席できず、開催したとしても盛り上がりに欠けるとの懸念がある。また、オンラインでの映画上映は趣旨に合わないとして、映画祭自体を中止すべきだとの意見も出たという。

 映画祭側は11日午後に非公開の臨時総会を開き、開催方式を最終決定することを決めた。

 臨時総会で決まった内容を基にプログラムを調整した後、14日にオンライン記者会見を開いて具体的な開催方式を公式発表する予定だ。


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