SMエンタ(左)とネイバーのロゴ(各社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
SMエンタ(左)とネイバーのロゴ(各社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の大手芸能事務所、SMエンタテインメントがインターネットサービス大手NAVER(ネイバー)から1000億ウォン(約89億円)規模の投資を受け、グローバルファンクラブサービスや次世代映像コンテンツの製作などを強化する。

 SMは3日、系列会社のSMEJプラス、ミスティックストーリーなどがネイバーから合計1000億ウォン規模の投資を受けたと発表した。

 今回の投資を通じてSMはこれまで運営してきたファンクラブサービスをネイバーが運営するコミュニティーサービス「FANSHIP」に移管し、一元化する。

 SMとネイバーは、コンサートストリーミングサービス「Beyond LIVE」をはじめ音楽関連の映像コンテンツ製作を本格的に推進する。 

 そのほかにも両社は次世代音楽コンテンツなどを専門にする動画ストリーミングサービスのための事業協力案を協議する予定という。

 両社は4月、共同グローバル事業推進のための業務協約(MOU)を締結したと発表。「FANSHIP」の事業を拡大し、「Beyond LIVE」など新しい映像コンテンツを開始する計画を明らかにした。

 SMに所属するアーティストが開催した「Beyond LIVE」は新型コロナウイルス感染拡大の影響で室内公演が制限される中、オンライン公演の新たなモデルを提示したと評価され、関心を集めた。

 SMのイ・ソンス代表は「非対面コンテンツプラットフォームで競争力があるネイバーと手を握ることで、両社のシナジー効果が期待される」とし、「グローバルファンたちを対象に、ほかとは異なるコンテンツを提供し、新しいエンターテインメント時代をひらく」と説明した。

 ネイバーの韓聖淑(ハン・ソンスク)代表は「ネイバーは高度化されたライブおよびコミュニティプラットフォーム技術とビッグデータを基盤とした有料ビジネスモデルで非対面デジタル公演市場における新しい競争力を構築している」とし、「今回の投資を通じてSMとさらに緊密な業務協力を行い、FANSHIPの競争力を高め、グローバル市場で新しい革新を見せる」と話した。  


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