徳寿宮VR観覧サービス(文化財庁提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
徳寿宮VR観覧サービス(文化財庁提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の文化財庁は13日、ソウル中心部の古宮・徳寿宮内にある西洋式の建物「石造殿」を仮想現実(VR)で見学できる「徳寿宮VR観覧サービス」を通信大手のSKテレコムと共同で同日から開始すると発表した。 SKテレコムが開発したアプリ「ジャンプVR」をスマートフォンにインストールすれば、ガイドの解説を聞きながらVRで石造殿内部を360度見渡すことができる。VRの専用機器はなくても大丈夫だ。皇帝の椅子に座っているかのような仮想体験ができるほか、石造殿の皇室の寝室に置かれた昔の家具も詳細に鑑賞できる。 このVRサービスは、新型コロナウイルスの感染拡大により古宮の観覧が休止となったことを受けて企画された。文化財庁によると、新型コロナの影響で、今年1~6月の徳寿宮の観覧客は47万人と前年同期の3分の1程度にとどまった。 文化財庁は、徳寿宮内の他の建物についても内部のVR映像を公開する予定だ。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40