「半島」のポスター(配給会社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
「半島」のポスター(配給会社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】カンヌ国際映画祭の事務局は3日(日本時間4日未明)、公式セレクション56作品を選定し、韓国からはヨン・サンホ監督の「半島」(原題)など2作が選ばれた。ヨン氏は4日、配給会社を通じて「『半島』のジャンル的面白さと時宜性に共感してくれたことに深く感謝する」とコメントした。

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 カンヌ映画祭のプレモ執行委員長は、ヨン氏について「パク・チャヌク、ポン・ジュノ監督に次いで韓国を代表する監督だ」とし、「半島」は「新感染 ファイナル・エクスプレス 」の素晴らしい続編だと評価した。

 「半島」は、前作「新感染」から4年後、廃墟となった地で最後の死闘を繰り広げる人々の物語を描いた作品。俳優カン・ドンウォン、女優イ・ジョンヒョンが主演する。

 アニメーション監督としてデビューしたヨン氏は2012年、「豚の王」(原題)が韓国の長編アニメとして初めてカンヌ映画祭で上映された。

 今回の選出で、ヨン氏はアニメと実写映画の両方で招待された唯一の監督となり、「新感染」と「半島」という一つの世界観を持つ作品が連続で招待された監督としても記録されることになった。

 カンヌ映画祭は毎年5月にフランス・カンヌで開催されるが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け今年は従来形式の開催を断念。最高賞パルムドールや監督賞などの受賞作を選出しない代わりに公式セレクション56作品を発表した。

 選出作品には「カンヌ2020」のラベルが与えられ、今後開かれる予定のベネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭などの映画祭で上映される。

 「半島」は、来月に韓国と海外で同時公開される予定だ。


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