キム・ジュンスが1日、世宗大学大洋ホールで「PRESENT」と題した記念式を開催した。(提供:OSEN)
キム・ジュンスが1日、世宗大学大洋ホールで「PRESENT」と題した記念式を開催した。(提供:OSEN)
キム・ジュンスがミュージカルデビュー10周年を記念し、ファンと意味深い時間を過ごした。

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 2010年、ミュージカル「モーツァルト!」でデビューして以来、10年間8つの作品、400回を超える公演で、観客と会ってきたキム・ジュンスが、ミュージカルデビュー10周年を迎え、1日、世宗大学大洋ホールで「PRESENT」と題した記念式を開催。観客と共にミュージカル生活10年を振り返り、忘れられない充実した3時間を過ごした。

 照明が徐々に暗くなり、「始まりは偏見だった。舞台に向けた渇望により始まったミュージカル俳優としての道」というフレーズで、2010年の「モーツァルト!」でミュージカルデビューしたときからこの10年間、常に観客と会ってきたキム・ジュンスのミュージカルヒストリーを見ることができるVCRが上映された。客席は息を殺し、ミュージカル俳優としてのキム・ジュンスを応援し、共に歩んできた10年の思い出を振り返り、約4分間上映された映像を真剣に観覧した。

 映像の余韻がまだ残っている中、「モーツァルト!」のナンバー「黄金星」のイントロと共にキム・ジュンスが舞台に上がった。観客の熱い拍手と共に、キム・ジュンスはいつにもまして、爆発的な声量と歌唱力で客席を熱狂させ、感動を届けた。そして、「きょうはこのように、ミュージカル俳優として迎えた10周年を祝う席に来てくださり、感謝している。10年という時間が経ったことが、いまも実感がわかない。ミュージカルを始めて10年になったということに驚いたし、だからこそ、喜んでこの場所に来た」と客席を満たした観客に感謝の気持ちを伝えた。

 ここから、MCキム・テジンを迎え、ミュージカルデビュー10年を祝う本格的なイベントがスタート。2010年の「モーツァルト!」から2019年の「エクスカリバー」まで、8つの作品に出演してきたキム・ジュンスのミュージカルを振り返る時間を設けた。キム・ジュンスは、「モーツァルト!」の舞台で叫んだ最初のセリフ「プレストビバーチェ」を叫び、「本当にそのとき緊張したことが思い浮かぶ。10年前、ミュージカルの舞台に登場したときも、きょうの舞台と同じ下手から登場した。赤いジャケットが入っているボックスと一緒に登場したそのときの記憶が次々と蘇る」と初舞台を思い出した。

 続いて、キム・ジュンスへのお祝いビデオメッセージがサプライズ公開された。これを全く知らずにいた彼の面白いリアクションに、観客も大きな拍手をしながら大笑い。この10年間キム・ジュンスと共演したミュージカル俳優たちや、演出陣が続々とお祝いのメッセージが届けた。特に作曲家フランク・ワイルドホーンとシルベスタールベイのビデオメッセージが流れると、キム・ジュンスはイスから飛び起き、驚きを隠せなかった。常に舞台上で、最高のパフォーマンスを見せるため努力するキム・ジュンスの情熱を共演者のメッセージを通じて、改めて知ることができる意味深い時間だった。

 10年間変わらず応援してきたファンの祝賀映像も続いた。そして、ケーキと共にお祝いの歌が流れると、「高い城壁を越えて王になるまで10年、感動の舞台をありがとう」と書かれたプラカードが客席を染めた。観客はプラカードを持ったまま、デビュー10周年を祝う歌を歌い、キム・ジュンスを感動させた。これに対し、キム・ジュンスは「皆さんがいつも心強くいてくださったので、ミュージカルを続けることができた。本当に心から感謝している。その気持ちに応えたくて頑張ってきたことが、きょうにつながったと思う」と伝えた。

 ミュージカル10年の感想を伝える一方、観客の最愛のミュージカルキャラクターを選ぶコーナーから、ミュージカルキャラクターに質問し、答えを聞くお悩みコーナーなど、キム・ジュンスと観客が共に楽しめるさまざまなコーナーも。さらに、キム・ジュンスのインサイダー力をテストするコーナーでは、ファンを笑顔にした。他にも、O×クイズ、シリアルキム先生ゲームを通じて、キム・ジュンスが愛用品をプレゼントし、握手やアイコンタクトもするなど、会場の雰囲気を最高潮に盛り上げた。また、キム・ジュンスといえば外せない「ジニータイム」も行われ、ミュージカルデビュー10周年の深い感動を観客と交わした。

 キム・ジュンスは「ミュージカル10年という時間があまりにも大切だったので、皆さんとご一緒できる、このような場を設けた。この場所のみならず、今まで常に皆さんがいらっしゃったので、この場を祝福しながら、舞台に立っている。とても感謝している。すぐにミュージカル『ドラキュラ』でステキな姿をお見せするため、たくさん準備した。これからも、皆さんに多様な、良い活動で恩返しできるよう努力していく。この会場をいっぱいにしてくださり、心から感謝している。さらに頑張っていく」と心から感謝の気持ちを伝え、パワフルな声量で、ミュージカル「デスノート」のナンバー「変わらない真実」を披露した。

 幕が下り、照明が暗くなると、「キム・ジュンス」と叫ぶ観客の声が大きく上がった。衣装チェンジをして登場したキム・ジュンスは、その熱い叫びに応え、再び舞台に戻ってきた。最後にキム・ジュンスはミュージカル「モーツァルト!」の「なぜ私を愛していないのですか」を熱唱し、締めくくった。最後までキム・ジュンスは観客の感性を潤し、濃い余韻と感動を届け、今後の10年、そして「信じて見られる俳優」キム・ジュンスの未来を期待させた。

 キム・ジュンスは2月11日を皮切りに、シャルロッテシアターで上演されるミュージカル「ドラキュラ」でミュージカルデビュー10周年の幕を開ける。

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