イム・シワン(ZE:A)、ドラマ「他人は地獄だ」終映を受けて「軍隊で演技への渇きを感じた」
イム・シワン(ZE:A)、ドラマ「他人は地獄だ」終映を受けて「軍隊で演技への渇きを感じた」
“軍隊で演技への渇きを感じた。今はもう少し楽しみながら演技をしたい”

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 OCN週末ドラマ「他人は地獄だ」(脚本:チョン・イド、演出:イ・チャンヒ)で主人公のユン・ジョンウ役で熱演した俳優のイム・シワン(ZE:A)は、2日午前10時からソウル三清洞(サムチョンドン)のカフェで行われたドラマ「他人は地獄だ」終映記念インタビューを設けた。

 今年3月に除隊したイム・シワンは「他人は地獄だ」を通じて成功的に復帰した。イム・シワンが演じたユン・ジョンウは長い時間小説を書きながら公募展を準備してきた作家志望生だが、見知らぬ土地のソウルで地獄のような他人たちと出会い極限の感情で突き進む人物。イム・シワンは人物の感情変化を繊細に立体的に描きながら作品を安定的に導いた。

 2010年にボーイズグループ「ZE:A」のメンバーとしてデビューしアイドル活動の後、ドラマ「太陽を抱いた月」、「王は愛する」、「ミセン-未生-」、映画「弁護人」、「ワンライン/5人の詐欺師たち」、「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」などを通じて俳優としての存在感を見せた彼は「他人は地獄だ」に続いて映画「ボストン1945」まで出演を確定し、俳優人生の第二幕を開いた。

──除隊後の復帰作となったこの「他人は地獄だ」、やや重い内容の作品を選ぶことになったが…

重い内容をやりたくて選んだのではない。「他人は地獄だ」の作品自体をすでに知っていた。軍隊の後任が面白いからやってみたらと言った。主人公は僕がやればうまくマッチするようだと話をしてくれた途端に事務所からキャスティングが来たようだという話を耳にした。作品に対する好感が生じて自然に選択をしたような感じ。

──復帰作でありメインキャラクターとして作品をリードしていく役柄だったが…

撮影スケジュールを見てとても後悔した(笑)それでも僕は楽しく撮影し満足感がかなり高かった。キャストたちともとても親しくなったし、ドラマの紹介やそんなことを離れても満足度が高く面白かった。

──ユン・ジョンウのどんな面を見せたかったのだろうか…

初めから善良なキャラクターを見せたくもなかった。監督と話し合いをたくさんしてきたことが、周りの人物たちと変わっていくからといって、善良な人が悪くなるという設定ならかえって単調なことだと思った。「ジョンウ」というキャクラターを捕えたときに“断片的に見れば悪い”に近いと見た。善良か悪いか曖昧だが「51対49くらいの割合かな?」と臨んだ。そうすれば複雑微妙に表現されるのではないかと思った。それなりの挑戦だった。善良か悪い人か、明確で簡単に演じようと方法を探すつもりはなかった。

──ジョンウの変化の地点をどのように設定したのだろうか…

普通の人はそういう風に刺激を与えても散らすことができるが、本当に頭に来て表に出すことがある程度“適正な水位”があるというが、その適正な水位がとても高いようだ。その調節がうまくできない人物だとした。

──実際でも感情のコントロールが上手い方?

ジョンウと比べれば…(笑)ジョンウも完ぺきに一般的で普遍的な人ではない。マインドコントロールはいつもしている。ドラマを撮影する時も朝シャワーを浴びる時自ら「できる」という気持ちで臨んでいる。気運を集めてテンションを上げている。

──イム・シワンの新しい顔をみたという反応が多いが…

僕が演技をする時、目標が自分でも知らない新しい表情を見るつもりだと思い演じている。今回は僕も知らなかった演技スタイルを発見した点があった。突拍子もないがとても重いシーン、劇的なシーンではない日常的なシーンがあるのではないか。それを本当に私が話すようにやりたかったが、ある程度は表現がうまくいったようだ。特にその点で好きな作家の話を交わす時に、気乗りがしないようだがいきなり共感する話、熱弁をふるう場面があったがその場面が面白かった。

──イ・ドンウクと微妙な気流がブロマンスを彷彿させるという反応があったが…

称賛だと思う。呼吸はとてもいい。屋上で作家の話をする時、共感を表に出してくれたのでもっと演技がうまくなった。僕も「この人はどうしてこんなに粘りつくように話すのだろうか」という表情で接しようとした。撮影中に映像インタビューをしたところ、イ・ドンウク先輩のニックネームのうちの一つが「メロ眼球」だという。それが面白くて覚えていた。その表現を取り入れてアドリブもして、撮影現場で自由に話を交わしたのでドラマに溶け合わせることができた。

──ラブストーリーをやりたい気持ちは?

軍隊でもとても考えた。あれもこれも作品をとてもやりたかった。ある作品に対しては制約なしにいくつかオープンにして考えたが、作品が決まってみたら恋愛物にはならなかった。

──ラブストーリーを選ばない理由があるのか。アイドル出身という点から、さらに強い役柄に惹かれたのだろうか?

避けているのではない。何だかんだとこうなる。会議の末に決定したのがラブストーリーではなかった。アイドルなので避けたりしているわけではない。そのような基準自体が僕を自ら締め付けることだ。どんな役をした時に僕が一番うまくできるかと思い作品を選んでいる。

──独り立ちをした作品だが、うまくリードしたという評価が高いが…

そうご覧になっていただけたらありがたい。ジャンル的な特性もよく演じて見せることができたようだ。このようなジャンルは没入度が高まり、それによって演技も良く見える効果があるようだ。

──今回の作品で実現したかったことは?

演技を2年ほどしていなかったが、突然やるようになり「勘をまた見出す」という自らに対する小さなミッションを与えることにした。そして演技をする時に「僕が見せてあげる!」と力を入れて演技をお見せするのは、ちょっと居心地が悪そうだった。感じるままに臨もうととても努力した。

──その小さな目標は達成したと思う?

そのミッションを映画「ボストン1945」でつなげようと思う(笑)

──軍生活2年間で感じたことは?

演技に対する喉の渇きを感じた。楽しみながらやらなければならないと思った。 振り返ってみると、そんな考えが監督と会ったことでシナジーが爆発したようだ。その前は少し自らを責め立てながらやったようだ。もちろん映画「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」の時は、自分にとってタイトだった基準を緩めたものの、どうしてもそんな地点があった。

──日常生活はあまり知られていないが、働きながら受けるストレスは何で解消するのだろうか?

スポーツを見たり、撮影する方々とたくさん話したりする。一人でいる時間には水泳やピラティスをする。運動もしながらコントロールをする。自ら偏狭な考えだと思うが、俳優として体を作るのは基本的な素養だと思う。軍隊にいながらバケットリストを作って運動をした。僕はスポーツは好きだが運動は嫌いだった。やるたびにどうして僕が運動をしなければならないのかと思う。極度のイライラがこみ上げるようだ。 なので、俳優として自己管理が基本的な素養だからということだ(笑)

──デビュー10年目、本人にどんな意味を持つのだろうか…

あまりありがたくない(笑)プレッシャーになる。芸歴がない時は全部ぶつかってもいいがプレッシャーになる気持ちもある。軍を除隊してから復帰したが、大きな変化というよりは楽しみながらやろうという思いで演技をしたい。
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