「Apink」
「Apink」
ことし4月にデビュー7周年を迎え、韓国で7月にリリースされた新曲「I‘m so sick(1つもない)」が各音楽番組で軒並み1位を獲得し、改めて人気の高さを見せつけた「Apink」。9月21日(金)東京・豊洲PITにて、昨年11月以来となる来日ファンミーティング「2018 Apink Fanmeeting in Japan“ONE&SIX”」を2公演開催した。

Apink の最新ニュースまとめ

 今回のコンセプトは、ファンと「Apink」とのヒストリー、「ひとつになったファン(ONE=1)と『Apink』(SIX=6)が作ってきた7年!」。ニューアルバム「ONE&SIX」のステージはもちろん、トークコーナーでは7年間のヒストリーを振り返るなど、メンバーたちの素の魅力をたっぷり届け、ファンを魅了した。

 1部は会場を埋め尽くしたファンが待ちわびる中、清純派アイドルらしく、白を基調とした衣装を身にまとって登場した6人。大人っぽいセクシーな雰囲気にイメチェンし、話題となった新曲「I‘m so sick」で幕を開けると、次もニューアルバムの収録曲「ALRIGHT」を披露し、華やかなパフォーマンスで一気にファンの視線をくぎ付けにした。

 久しぶりにファンと再会し、うれしそうにするメンバーたちは「お久しぶりですね。私は『Apink』の末っ子ハヨンです」、「私は『Apink』のリーダー、チョロンです。私たちも皆さんに会える日を待っていました。きょう、いい時間になったらいいと思います」、「皆さん、お久しぶりです。ウンジです。会いたかった顔がたくさん見えます。きょうは幸せな日にしたいです」、「『Apink』のナムジュです。きょう来てくださって本当にありがとうございます。楽しい時間を過ごしましょう」、「こんにちは。『Apink』のボミです。長い間待ってくださいましたよね。会いたかったです。きょうも幸せな時間、いい思い出作っていきましょう」、「私はナウンです。久しぶりに皆さんに会えて本当にうれしいです」と全員日本語であいさつし、弾ける笑顔を見せた。

 そして、司会を務める星野卓也の進行で、最初のトークコーナーへ。新曲にちなんで、「1つもない」をテーマにした質問が用意され、それに該当するメンバーは誰かを指名していくというもの。「怖いものが1つもないメンバーは?」という質問では、ほとんどのメンバーがウンジを指した。「私は怖いものがないです。ウソだよ(笑)」とケロッとしているウンジは、怖いものを見ても、オーバーに驚かず、落ち着いていられるのだとか。

 ということで、それを検証するため、箱の中身を当てるゲームにウンジが挑戦。ところが、何気に後ろのモニターを見てしまったため、中身が「羽はたき」だと分かり、怖がるどころか面白がり、キャッキャッとはしゃぐウンジだった(笑)。

 「人見知りを1つもしないメンバーは?」では、ナムジュが最多票。本人いわく、本当は人見知りなのだが、仲良くなるために、常に笑顔でいる努力をしているのだとか。逆に、人見知りをするのはチョロンで、初対面の人とはどう話していいのか分からず、気難しい人だと思われてしまうのだそうだ。

 また、「退屈なことを1つもたえられないメンバーは?」では、ボミが指名された。YouTuberとしても活躍するボミは、じっとしていると体がムズムズしてくるそうで、最近はネットカフェで「サドンアタック」などのゲームをするのにハマっているので、いつかYouTubeでそんな姿も見せたいと意気込んだ。

 「贅肉が1つもないメンバーは?」では、「たくさん食べるけど、太らない」というナムジュと、ナウンが指名された。ナウンは「ぐっすり寝て、運動を頑張ったら、健康な体が維持できます。食べないダイエットはよくないです。ちゃんと食べても、運動すればいいと思います。私はピラティスと有酸素運動をよくやっています。あと、『カロバイ(サプリ)』もいいです」とスタイル維持の秘訣を明かした。

 最後の「運が1つもないメンバーは?」では、「メンバー全員ラッキーだと思います。なぜなら、私たちは『Apink』だから」(ウンジ)と基本的に運がない人はいないと自信を示すメンバーたちに、レモンジュースミッションが準備された。6つのジュースが運ばれてきたが、1つだけ原液のレモンを混ぜたもの。すると、「色が1つだけ違う。どれか分かりました(笑)」とボミ。結局、ほかのメンバーたちも気付いたため、ジャンケンでジュースをとっていくことに。最後まで残ったのはボミとウンジ。ボミがジャンケンに負けると、「(ボミが)愛嬌をしたら、私が飲みます」(ウンジ)、「いいえ、私が飲みます」(ボミ)と愛嬌より、レモンジュースを選択したボミは「飲んでみたいです」と一気に飲み干すと、「ちょっと酸っぱいけど、おいしい~」とあっけらかん。すると、好奇心旺盛なウンジが袖からレモンの原液を持ってきて、ボミと一緒に試し飲みし、2人とも「これはダメ」と酸っぱい表情を見せるリアクションで、茶目っ気ぶりを発揮し、会場を爆笑させた。

 次はライブステージで、「Apink」ならではの清純さあふれるヒットナンバー「FIVE」、「LUV」を続けて披露。ウンジがステージの左右に動いてファンに手を振ったり、ボミが「皆さん叫べ~」とあおったりしながら、ファンのボルテージを上げ、会場の雰囲気がさらに熱くなったところで、2度目のトークコーナーへ。

 「ファンの共感領域 奇跡のような話」と題し、デビュー7周年を振り返るコーナーで、事前アンケートをもとに、メンバーたちとファンの心がどれだけ通じ合っているかを確認し、ファンと同じ答えを出したメンバーはファンのリクエストに応えるミッションを行うというもの。

 「Apinkのベストスタイルは?」という問いでは、スクールルック、清純女神、ストリートファッション、カリスマ・セクシーの4択の中から、ファンの投票率48.1%だった清純女神が1位。これと同じ答えだったウンジ、ナウン、チョロンがミッションリストの中から「メンバーのモノマネ」を引き、ウンジはイスの上に立って背の高いハヨンを、チョロンはウンジの歩き方を、ナウンはYouTubeでのボミをマネし、ファンを楽しませた。

 「Apinkの魅力を引き立てる最高の振付は?」では、「No No No」、「Mr.chu」、「LUV」、「I‘m so sick」の中でファン投票が1位だったのは「Mr.chu」。意外にも(?)「LUV」が最下位と残念な結果だったことから、「Apink」の“ダンシングマシーン”ウンジが「LUV」の振付をもう一度披露し、その魅力を伝えた。そして、ファンと同じく「Mr.chu」を挙げていたチョロン、ウンジ、ナムジュ、ハヨンが「『FIVE』カリスマバージョンダンス(ALL)」のミッションを引き、笑った人は罰ゲームとして愛嬌を見せると決め、全員でカッコよく踊ったメンバーたち。若干怪しいメンバーもいたが、全員セーフとなり、これで終わるかと思いきや、せっかく罰ゲームを決めたのだからと、またもやメンバーたちはジャンケンを始め、ボミが負けると「きょうはボミの日ですね~」と大はしゃぎ。

 ナムジュが好きだという愛嬌を見せようとしたボミは、「お金がペコペコ」と「お腹」を「お金」と言い間違えてしまい、「お金じゃないです」などとメンバーたちから総ツッコミを受け、会場も爆笑の渦に。メンバーたちから「“お腹”でちゃんとお願いします~(笑)」と言われ、ボミが涙目になると、ウンジとナムジュが「LUV」の歌詞「涙止まらなくなるよ~」をハモるセンスの良さを発揮して場を盛り上げ、ボミを後押し。ついにボミがキュートな愛嬌を披露し、ファンから大きな拍手を浴びた。

 最後のアンケート「日本発売の曲で1番ベストな曲は?」では、51%の支持率でファン投票1位になったのが「Orion」。そして、ボミは「日本の曲は感性に訴えるような、胸を震わせるような感じがします」と日本の曲への愛情を示し、ウンジは「皆さんが私たちのオリオンです」と甘いコメントを放つ一方、チョロンは「一生懸命踊っても、バラードが勝つんですね(笑)」とポソリ。ファンと同じ答えを出したボミとナムジュが「ジェスチャーゲーム(ALL)」のミッションを引き、ボミとナムジュの2人がジェスチャーを、他の4人がそれを答えるという流れで3問行われたが、あっという間に正解するほど息ぴったりのチームワークを見せ、コーナーを締めくくった。

 サービス精神旺盛にファンと触れ合ってきたメンバーたちは、最後に1人ずつ心のこもったメッセージを伝えた。「日本のファンの皆さんに感謝しています。次も早く会いましょう~。大好きです」(ナムジュ)、「久しぶりに皆さんと語り合って、本当に楽しかったです。私たちを待ってくださって本当にありがとうございます。これからもっとよく会いましょう」(チョロン)、「韓国の活動のときも皆さんが会いに来てくれて、ありがたく、申し訳ないと思っていましたが、こうやってまた私たちが皆さんに会いに来ることができてうれしいです。これからも応援よろしくお願いします」(ナウン)、「幸せな時間は早いですよね。たくさん待たせてごめんなさい。皆さんの気持ちと同じで、私たちも本当に会いたかったです。私たちもきょう本当に楽しかったです」(ボミ)、「『I‘m so sick』の活動のとき、日本のファンの皆さんがサイン会に来てくれたんですが、“日本にいつ来ますか?”とたくさん聞かれて胸が痛かったです。でも、きょうこのように皆さんと会えて本当に幸せな時間でした。こういう時間がもっとたくさんあるといいなと思います。『Apink』に幸せな時間を作ってくれて本当にありがとうございました」(ウンジ)、「いつも手紙とかインスタグラムとかで、皆さんが気持ちを伝えてくれましたよね。全部見ましたけど、皆さんに会えなくて悲しかったです。でも、このように会えて本当にうれしいです。いつも皆さんの力のおかげで、ステージができると思っています。これからもいっぱい応援してください。これからもいい曲を持って、韓国でも日本でも活動します。ありがとうございます」(ハヨン)と一生懸命日本語で伝え、会場は感動的な雰囲気となった。

 メンバーたちは、客席をバックに写真撮影をした後、「No No No」と「Mr.chu」の日本語バージョンを披露。ファンも大きな掛け声で熱狂的に応援し、一体感に包まれてファンミーティングは幕を閉じた。

 ファン想いで知られる「Apink」なだけに、公演後もお見送り会でファンと最後まで触れ合ったメンバーたち。一生懸命日本語を話す姿はもちろん、ファンとの絆を確かめるように、終始楽しそうにステージに立っていたのが印象的だった。


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