チョン・セウン
チョン・セウン
毎年9月に開催され、新人アーティストたちの“スター登竜門”とも言われるK-POP音楽祭「KMF」。ことしで11回目の開催となる「11th KMF2018」は、昨年に引き続き、「LOVE KMF」をテーマとし、「プロデュース101」シーズン2出身のチョン・セウン、「MXM」、「THE BOYZ」(東京公演)、「RAINZ」(札幌公演)というまるで“プデュ同窓会”のような豪華ラインナップで、フレッシュな“最強新人祭り”となった。

チョン・セウン の最新ニュースまとめ

 特に、今回は3組とも、韓国でのカムバックを終え、新曲を引っさげての来日となるため、新曲を日本初披露したほか、スペシャルMC、スペシャルステージなども用意され、最高のステージでファンを魅了した。

 9月14日(金)Zepp DiverCity TOKYOにて幕を開けた東京公演1部は、平日昼にもかかわらず、各地から駆けつけたファンでぎっしり。スペシャルMC に選ばれた「THE BOYZ」のビジュアルラインで、バミューダ3人組と呼ばれるヨンフン、ヒョンジェ、ジュヨンが「3人でのMCはドキドキします」などと言いながら、日本語での初々しい進行ぶりを見せ、客席を盛り上げてスタートした。

 トップバッターは、HIPHOPの名家BRANDNEW MUSICに所属するイム・ヨンミンとキム・ドンヒョンで構成された「MXM」。2人とも「プロデュース101」シーズン2出身で、実力の高さをアピールし、人気の高い練習生だったことから、番組終了後の昨年7月には先行公開曲「Good Day」を発表し、9月6日に正式デビュー。日本でもすでに東京や大阪などでファンミーティングなどの公演を行い、人気急上昇中だ。

 大歓声で迎えられた中、ダンサーを従え、「I’M THE ONE」、「完ぺきに完ぺきだ」で息ぴったりの華やかなパフォーマンスを繰り広げながら、若さ弾けるキュートな魅力を発揮した「MXM」。「久しぶりに日本のファンの皆さんの前で公演をするんですが、本当に楽しいです」(キム・ドンヒョン)、「このようにたくさんの方と一緒に楽しめて光栄だし、うれしいです」(イム・ヨンミン)ととびきりの笑顔を見せ、テーマである「LOVE」にちなんで、みんなでハートを送り合おうと提案し、2人は一緒に全身でハートを作ってファンの心をガッチリつかんだ。

 さらに、「ERRDAY」、「DIAMOND GIRL」を披露した「MXM」は、10月6日から始まる初のZeppツアーの話題にも触れ、Zeppツアーで披露する曲の中から、8月14日にリリースされた初のフルアルバムのサブタイトル曲「CHECKMATE」の一部をその場で踊って見せ、「Zepp公演でフルバージョンをお見せしますので期待してください!」と自信を示した。

 そして、スペシャルステージとして、「プロデュース101」シーズン2のポジション評価で披露したジコ(Block B)の「Boys and Girl」をパフォーマンス。イム・ヨンミンの低音ボイスのキレのあるラップ、キム・ドンヒョンの甘い歌声が心地よく響き、会場の熱気をさらに高めると、最後は初のフルアルバムのタイトル曲「YA YA YA」を日本初披露。思わず口ずさみたくなるような軽快なメロディーに乗せて、楽しい雰囲気を作り、可愛さあふれるパフォーマンスで、客席を笑顔いっぱいにした。

 続いてのステージは、MCのヒョンジェから「甘く優しい歌声に癒やされてください」と紹介されたチョン・セウン。「プロデュース101」シーズン2では、惜しくも12位となったが、昨年8月31日に1stミニアルバム「EVER」でソロシンガーとしてデビュー。日本には、ことし2月に札幌で開催された「第69回さっぽろ雪まつり 10th Anniversary K-POP FESTIVAL2018」で初来日を果たして以来、今回が2度目の来日、初の東京進出となる。

 手を振りながら、柔らかな笑顔で登場し、「IRONY」を美しい歌声で歌い上げたチョン・セウンは「私はセウンです。今回日本2回目なんですけど、僕の歌が皆さんに、ちょっとだけでも力になれたらと思います」と日本語であいさつし、大きな拍手を浴びた。

 そして、客席にポニョの人形を持っているファンを見つけると、「実際に僕を見てみて、似ていますか?(笑)」とファンと触れ合いながらトークを進め、ほかにも「ギターマン」というニックネームや、ソロアーティストだが「チーム・チョン・セウン」というニックネームがあると話し、次の曲では「チーム『チョン・セウン』でセクシーを担当しているチョン・セウンを呼びたいと思います。あまり期待しないで、気軽に楽しんでください」と茶目っ気たっぷりに曲ふりをし、「Toc, toC!」を披露。曲中、両肩だけジャケットを脱いで、また素早く着る、いわゆる「ジャケットプレイ」でセクシーさを見せ、ファンの歓声を浴びた。

 さらに、「デビューしたときのワクワクした気持ちで歌います」とデビュー曲「JUST U」を熱唱した後は、「プリン」と名付けたギターを抱え、「皆さんのために準備しました」とスペシャルステージへ。「夢ならば~」と歌い出すと、会場は「キャー」と騒然。米津玄師の「Lemon」を弾き語りするチョン・セウンの透き通った歌声に耳を澄ませるように、会場は一瞬にして静まり返り、うっとりと聴き入った。

 最後は、7月23日にリリースされた韓国2ndミニアルバムの中から、どんな季節にも聴きやすいという収録曲「Eye 2 Eye」、作詞に参加したタイトル曲「20 Something」を癒しの歌声で届け、「これからも力になる歌を歌うために、もっと頑張るセウンになります」と日本語で最後のあいさつをし、ステージを後にした。

 最後を飾るのは、「プロデュース101」シーズン2で注目を浴びたチュ・ハンニョンや、Mnetの「高等ラッパー」で活躍したソヌらを擁し、結成当時から音楽界で“ドリームチーム”と呼ばれたイケメン揃いの超大型新人「THE BOYZ」。特に、足の手術により活動を中断していたファルが9月に復帰したばかりで、12人の完全体でのパフォーマンスが見られるとあって、登場と同時に熱狂的な歓声が上がった。

 ファンキーなダンスナンバー「Giddy Up」で迫力のあるオープニングステージを飾り、一気に会場の熱量をMAXにした「THE BOYZ」。彼らも1人ずつ自己紹介した後、客席に向かって、各自ハートポーズをしながら、ファンへの愛を示した。

 フォーメーションで飛行機のように見せる、彼らの元気いっぱいな爽やかさが楽しめる「Keeper」、“メビウスの輪”をイメージしたダンスが目を引くデビュー曲「Boy」で、統率のとれたカッコいいパフォーマンスを繰り広げたメンバーたちは、愛嬌タイムへ。

 まず、チュ・ハンニョンが愛嬌3種セットということで、“キャー、ワー、タン”の合図に合わせて、愛嬌を披露すると、あちこちから「可愛い~」の嵐。サンヨンは「ひょっこりはんだよ」と決め顔をし、ニューは好きな日本の歌だという西野カナの「君って」をアカペラで披露。エリックも「愛してる~」と愛嬌を見せ、相次ぐメンバーたちの魅力アピールにファンも大興奮!

 「皆さんの熱気がすごくて、汗が止まらない」というメンバーたちは、スペシャルステージとして「EXO」の「LOVE ME RIGHT」をカバー。彼らならではのパフォーマンスで魅せ、さらに会場のボルテージを上げると、最後は9月5日にリリースされたばかりの韓国1stシングルの収録曲「L.O.U」、そして、ダンスナンバーのタイトル曲「Right Here」をお披露目し、華やかな熱いステージを締めくくった。

 エンディングは、3組の全出演者がステージに集まり、サインボールを投げ入れるなどのファンサービスをしながら、「風船」を歌い、お祭り的な楽しい雰囲気を演出。「MXM」は「とても楽しかったです。日本のファンの皆さんと一緒に過ごせてうれしかったです」、チョン・セウンは「東京は初めてなんですが、楽しかったです。また皆さんと一緒に楽しめる日が早く来たらうれしいです」、「THE BOYZ」は「皆さん、一緒にできてうれしかったです。ありがとうございました!」と感想を伝え、フィナーレを飾った。

 公演後は、出演者全員参加の「GFSCチャリティーMeet&Greetスペシャルハイタッチ会」が行われ、出演者はファン一人ひとりと目を合わせながらハイタッチを行い、スペシャルな時間をプレゼント。

 さらに、その後、「11th KMF2018」の特別広報大使を務める「MXM」が「『11thKMF2018』特別広報大使スペシャル“Meet&Greet”」を行い、ファンへの感謝の気持ちを伝えながら、明るいハッピーウイルスを拡散。

 1分間の自己PR対決では、イム・ヨンミンが「ニックネームはアルパカです」とアルパカの動きをしてみたり、愛嬌を見せたり、「ダンスもカッコよく踊れるよう頑張ります!」と照れまくり、30秒ほどで終了。キム・ドンヒョンは「末っ子担当です。作詞、作曲をしています。ダンスも頑張っているので、温かく見てください」など次々とアピールポイントを口にし、「おいしいラーメン屋さんがあったら教えてください」とファンとのコミュニケーションも図り、PR対決はキム・ドンヒョンの勝利となった。

 続く「にらめっこアイビームタイム」では、客席のファンが「MXM」を笑わせるというゲームだったが、2人とも客席を見渡しながら、すぐに笑ってしまい、勝ったファンへのご褒美として、2人の写真が撮れるフォトタイムをプレゼントした。

 また、2人はZeppツアーに向けての意気込みを“宣誓”する場面も。「僕たちのデビュー1周年記念でもあり、初フルアルバムリリース記念でもあり、僕たちの夢でもあるJapan 1st Zepp Tour 2018『MXM WORLD』を応援してくれる日本のファンの皆さんと一緒に、楽しく、熱く、感動的な一生の思い出を作るべく、正々堂々と全力で挑むことを誓います!」と力いっぱいに宣誓。
そして、最後はファンを見送りながら、Zepp公演のインビテーションカードを直接手渡しし、Zeppツアーへの期待をさらに高めた。

 なお、大盛況のうちに終了した「11th KMF2018」東京公演の後は、9月16日(日)札幌公演が開催され、スペシャルMCは1部がチョン・セウンと「MXM」、2部はRAINZのソンリ、ギウォン、デヒョン、ウンギが務め、ステージを盛り上げるので、札幌公演もお楽しみに!


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