「MeloMance」
「MeloMance」
K-POPデュオの「MeloMance」(メロマンス)が、8月25日(土)東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて、初の来日コンサートを開催した。

MELOMANCE の最新ニュースまとめ

 「MeloMance」は、甘い歌声と魅力的な高音を操るキム・ミンソクと、ピアノ鍵盤の上で遊んでいるかのようにしなやかな音を奏でるジョン・ドンファンの2人からなる音楽デュオ。2017年にリリースした「ソンムル(Gift)」が、音楽番組出演を機に話題となり、韓国の各音源配信チャートで急上昇。同年の韓国の音楽祭「2017 Melon Music Awards」ではベストインディーズ賞を受賞するなど、人気を確実なものにしている。

 ジョン・ドンファンがステージに姿を現すと、スポットライトに照らされながらピアノを弾き始める。心地よく響くピアノの音色に、コントラバス、ドラムも加わり、賑やかさを増すと、ボーカルのキム・ミンソクが登場。「はじめまして~」と、にこやかな笑顔を浮かべると、温かみのある歌声で「Please tell me」、続けて「Shall we take a break」を披露。会場には自然と手拍子が起こり、楽しいステージで幕開けとなった。

 「私たちは『MeloMance』です。よろしくお願いします!今すごい緊張してます。でも幸せ!」と、キム・ミンソクはたどたどしいながらも日本語で観客を和ませながらあいさつ。
さらに「お会いできてうれしいです。日本にはじめて来ましたが、良い時間を過ごしています。美味しいものをたくさん食べました。温かく見守ってくださるとうれしいです」とコメント。

 次は「You」「Dear you who love me」「Just Friends」とバラード曲が続き、切なくも力強い歌声で観客の心を惹きつけた。

 「Kiss」では魅力的な高音を響かせ、「Tale」では観客もリズムに乗りながら手拍子。雰囲気が高まる中、トークイベントへと移った。「MeloMance」の2人がMCを呼び込むと、MCのシン・ウィスがケーキを持って登場。公演翌日に誕生日を迎えるキム・ミンソクのために、ファンもバースデーソングを歌い、サプライズでお祝いした。

 事前に募ったファンからの質問に答えるコーナーでは、客席に降りてファンの近くまで伺ったり、リクエストに応えて歌をワンフレーズ歌ったり、即興でピアノを弾いたりとファンサービス満載。日本でコラボまたはカバーしたい曲についてジョン・ドンファンは「少し待ったら、何かをお聞かせできるかもしれません。ちょっと待っていてください!」とファンの期待を膨らませた。

 日本で楽しみにしていたことについてキム・ミンソクは「1番は食べ物です。口に合わなかったらダイエットできるかもと思ったのですが、日本の食べ物はなんでも美味しくて、逆に太ってしまいました(笑)」と語った。告白するときに良い曲を問われると、キム・ミンソクがピアノを弾きながら甘い歌声を聴かせ、そのまま失恋した時に良い切ない曲も即興で披露した。またお互いの第一印象は、「ドンファンはピアノが上手で、イケメンでした。声も良くて、几帳面で、見習うところがたくさんありました」、「ミンソクはかっこよかったです!同級生の中で1番歌が上手で、背は2番目に高かったです。バスケが好きで、食べることも好きでした」と振り返った。

 次はドラマ「花遊記」のOST「I will be by your side」。キム・ミンソクはバースデーサングラスをかけたりとお茶目な姿を見せ、「Feel like falling in love」では晴れやかにエネルギーを放ち、「Not too distance day」では伸びやかな歌声を届けた。

 そして今回の公演のために特別に準備したという、日本語カバー曲のステージでは、MISIAの「Everything」、中島美嘉の「雪の華」と、心に染み入る歌声で、観客に感動を与えた。

 公演も終盤となったところで、キム・ミンソクが「行くぞ!」と気合いを入れ始まったのは「I like her」。笑顔を見せながらステージを楽しむと、「I love jealousy」と続き、コールアンドレスポンスで会場は大盛り上がり。「Shy」ではキム・ミンソクが客席を回り、ハイタッチや握手でファンを喜ばせた。

 最後は「今日みなさんからプレゼントのような時間をいただきました。プレゼントをくださったみなさんに、『Gift』をお届けしたいと思います」と「Gift」へ。観客を見渡しながら、想いを届けるように歌い上げ、ラストはファンの合唱で会場は一体となった。

 「みなさん、ありがとうございました。とても良い時間でした。みなさんが、拍手したり、一緒に楽しんで、歌ってくれて、心が安らぎました。今日はぐっすりと眠れそうです!」(キム・ミンソク)、「韓国とは違って、みなさんがリズムに乗って手拍子してくれて、驚きました!ありがとうございました!」(ジョン・ドンファン)と感想を伝え、ステージを後にした。

 アンコールでは、「That night」を感傷的に歌い、観客を魅了。ジョン・ドンファンは「日本語は勉強してみたい言語です。知ってる言葉は『この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りいたします』ぐらいですが」と知っている日本語を披露し笑わせつつも、「これからも良い曲とコンサートてみなさんにお会いしたいと思います!」と話し、キム・ミンソクは「僕たちのコンサートが、みなさんの記憶に残ってほしいなと思います。そして、少しでもみなさんの生活の中で喜びになれば思います」と想いを伝えた。最後は「Wish」で優しい声で会場を包み、ファンとの歌声で公演を締めくくった。

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