ミュージカル「あなたもきっと経験する恋の話 2018」で2役に挑戦するカラム
ミュージカル「あなたもきっと経験する恋の話 2018」で2役に挑戦するカラム
昨年日本で上演され好評を博した韓国ミュージカル「あなたもきっと経験する恋の話」が、3月2日(金)より東京・新宿シアターモリエールで再演されることが決定した。

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 「あなたもきっと経験する恋の話」は、100以上の劇場が集まる韓国演劇の街、大学路(テハンノ)で2016年、2017年に上演されたミュージカル「オギョクサ」の日本語バージョンとして、2017年5月に日本で初公演を実施された作品。韓国で「オギョクサ」にも参加し、昨年の日本公演に出演したカラム(大国男児)は、ことしは恋愛経験豊富なトング役と昨年も日本語版で演じた奥手で恋愛下手なテピョン役の2役を演じる。

 さらに、テピョン役でミュージカル初挑戦の、日本でも活躍中のK-POPアイドルグループ「Boys Republic」のソヌと、同じくテピョン役を韓国でドラマ「20世紀少年少女」をはじめ様々な作品に出演、俳優4人で構成された「One O One」のメンバーでもあり、長身を生かしモデルとしても人気のクォン・ドギュンも務め、日本語での演技に初挑戦する。また追加キャストして「MYNAME」のチェジンもトング役としてミュージカルに挑戦することが発表された。全編日本語のこのミュージカルで、2役を演じるカラムに、作品に対する思いや共演メンバーについて、日本語を勉強する方法など、幅広く語ってもらった。


<B>―「あなたもきっと経験する恋の話」が昨年に続きことしも日本で上演されることが決まりましたが、聞いた時はいかがでしたか?</b>
経験のある作品ですので、もう一度やることでまた違う味を見せることも絶対にできると思いましたし、慣れているのでより落ち着いた演技と歌をお見せできると自分勝手に思っています(笑)面白いだろうなと思うし、うれしかったです。

<B>―昨年の公演についてファンの皆さんなど観た方の反応はいかがでしたか?</b>
「意外と日本語できるじゃん!」っていう反応と(笑)、女性にモテない恋愛経験なしというキャラクターで、ちょっと電車男的な雰囲気があったんですけど、それも「意外と似合ってるね」と言われました。そこはきちんと演技で見せられたのでそういうことを言われたんだと思って、聞いた時はすごくうれしかったです。

<B>―基本的にストーリーは同じになるんですよね?昨年のバージョンと変えたいと思っているところはありますか?</b>
これからの作業になるんですけど、登場人物の名前がテピョンとかトングとか、韓国人の名前じゃないですか。それをまず日本人の名前にしようと思っていて。それ以外にも前回から修正している部分もあって、より日本の方が内容に吸い込まれるような、理解しやすいような感じに変えたいなと思っています。韓国の作品だったので、韓国の文化に合わせたしゃべり方や内容だったのですが、もともと持っている味を変えずに、でももう少し日本に近づけた感じにしたいと思っています。その部分も、僕がやっていくことになると思います。演出を韓国でとても実力のある方が担当してくれるんですけど、全く日本語が分からないので、日本のことに関しては僕の方が詳しいですから、アドバイスをしつつ、一緒にいい作品を作っていきたいと思います。昨年はオール韓国キャストでしたが、ことしは日本の方と一緒にやりますし、昨年とはまたかなり違ったものになると思いますので、昨年見た方も楽しめると思います!

<B>―カラムさんは前回はテピョン役でしたが、今回はテピョンとトング両方を演じることになりました。時間も倍かかると思いますが、大変ではないですか?</b>
経験がありますので、たぶん他のキャストの皆さんから「ここはどうなの?」とか聞かれることがあると思います。それを教えながら自分もまた復習して、自分のものになっていくと思いますから、そこまで心配はしていないです。台本は全部覚えなきゃいけないですけどね…。今まで歴史にないことをこれからどんどんやっていきたいという気持ちがあって。ということで今回の作品で2役を務めるということも新たなステップとして、自分自身に挑戦という感じですね。

<B>―今回は「MYNAME」のチェジンさん、「Boys Republic」のソヌさん、「One O One」のクォン・ドギュンさんと共演ですね。</b>
チェジンとはこの間も一緒に作品をやったので、とてもできる人なので何も問題はないと思っています。ソヌとは僕が去年まで通っていた映画のアカデミーで一緒に演技の授業を受けていたんです。そこでソヌのことは見ているし、安定した演技ができることは知っているので安心です。ドギュンさんはかっこ良すぎて最初見たときにびっくりしました(笑)。でもミュージカルではドギュンさんが恋愛に奥手なテピョンの方を演じるので、かっこいい人に対してスタイルがどうのこうのとか言うのも見ている人にとってはまた面白いんじゃないかと思うんですよね。それからドギュンさんは背も高くて、すごく若く見えるんですけど僕よりお兄さんでした。初めての人でも入りやすいというか、落ち着いているところがかっこいいと思いましたし、この人となら楽しく作品ができそうだなと思いました。俳優の方ですから演技は全く心配していないですが、全編日本語ですから、そこは僕がサポートして一緒に良い作品を作りたいです。最初の男性キャストでの打ち合わせではチェジンが「MYNAME」の活動で来られなかったのですが、数日後に稽古が始まる前にもう一度男性キャストで打ち合わせがあるので、その時4人でご飯に行きたいと思っています。

<B>―カラムさんと言えば本当に日本語が上手という印象があります。以前も日本語やさまざまな面で他のメンバーから頼られている感じがしましたが、今回もそうなりそうですね?</b>
そうかもしれません(笑)。でも今回は日本の方がいますから、僕も教えてもらおうと思っています。前は間違ったことがあっても直してくれる人がいなかったので、そこも僕が背負って稽古の時に「ここはこうした方がいいと思います」と僕の判断で言ったりしてたんですけど。今回は日本の方がいますから安心ですね。

<B>―普段から日本語の実力を高めるために心がけていることなどはありますか?</b>
字幕なしで日本のドラマと映画を見ていて、分からない言葉が出てきたら一時停止してその言葉を調べます。そうするとすぐに覚えます。今回も飛行機の中で妻夫木聡さんと水原希子さんの「奥田民夫になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」を見てました、キスシーンが多すぎてびっくりしましたけど(笑)。それからうまく説明できないんですけど、日本と韓国では演技が違う気がするんです。韓国の演技をそのまま日本に持ってきても変だと思うし。なので両方できるように、韓国の作品も日本の作品も見ています。

<B>―最近見た中で印象に残っている作品はありますか?</b>
日本の作品だと「リミット」というドラマです。桜庭ななみさんなど演技のうまい方が出ていて勉強になったし、ストーリーも面白かったです。韓国の作品だと映画「犯罪都市」です。マ・ドンソクさんの演技が好きですし、ユン・ゲサンさんの悪役がものすごく恐くて、これはかっこいいと思いました。

<B>―もうすぐバレンタインですが、何かバレンタインの思い出はありますか?</b>
バレンタインと言えば「大国男児」で「バレンタイン・ファイター」という曲をリリースしましたね。バレンタインはいつもイベントをやっていたと思います、ファンの方も喜んでくれていたと思いますね。女性との思い出とか、そういうのは全くありません、ごめんなさい(笑)。でも、ファンの方から本当にいろいろなチョコレートをもらいました。チョコの中にアルコールが入っているものもあるじゃないですか。僕はアルコールがダメなんですけど、それを知らなくて食べちゃったら顔が真っ赤になりました(笑)。ミカさんはガンガン食べていましたけど(笑)。

<B>―今もお酒は全くだめなんですか?</b>
はい、残念ながら…(笑)この間の打ち合わせの後も、僕だけサイダーで乾杯しました(笑)。ドギュンさんは飲んでもぜんぜん酔わなくて強いなと思いましたし、考えてみたらソヌもそうでした…。噂によるとチェジンも強いらしいので、じゃあ俺だけか…(笑)。

<B>―ことし、仕事やプライベートで挑戦してみたいことがあれば教えてください。</b>
もうファンの方には言っているんですけど、ことしは一人でリリースをたくさんして、皆さんの前でいろいろな姿を見せたいと思っています。これからはプライベートな時間は減らして、アーティストカラムとしての人生に入り込んで、深い味を出せる人になりたいと思っています。
でもいまはこのミュージカル「あな恋」を一生懸命やって成功させることだけです。

<B>―最後に作品を楽しみにされている皆さんに見どころとメッセージをお願いします。</b>
去年見た方にもまた新しい面白さを見てもらえると思います。カラムが2役をやりますので、結果的に2回見に来てくださいということになるんですけど(笑)僕の挑戦を見てほしいです。もともと韓国の作品ではありますが、日本の作品にも負けないような、日本の方が受け取ってくれる日本らしいミュージカルを作っていきたいです。自信がありますので、ぜひ見に来てください!


 相変わらずの流ちょうな日本語で丁寧に質問に答えてくれたカラム。写真撮影まで終始気さくな様子で、後片付けまで手伝ってくれる優しい姿を見せた。インタビュー時には作品に対する自信や良い作品にしたいという思いを語り、終了後は早速スタッフと共に「テピョンとトングに変わる日本の名前何がいいかな?」とアドバイスを求めたり、「これはどう?」とアイディアを出すなど笑顔で話し合う様子が印象的だった。カラムが1人2役でどのような姿を見せてくれるのか、そしてことしのアーティストカラムとしての活動にも期待が高まった。


二役に挑戦!カラムからメッセージが到着!ミュージカル『あなたもきっと経験する恋の話 2018』
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