「B1A4」ジニョン
「B1A4」ジニョン
B1A4」リーダーのジニョンが、俳優として初のドラマファンミーティングのため来日。1月21日(日)、東京・豊洲PITにて、「雲が描いた月明かり」withジニョン(B1A4)ドラマファンミーティングを2公演開催し、“俳優モード”で、集まったファンを魅了した。

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 ドラマの人気を物語るように、チケットは2公演とも即完売。夜公演も、一番後ろの席までぎっしりと埋め尽くされた中、客席後方からジニョンが登場!悲鳴に近い大歓声が上がり、思わぬサプライズ演出に会場は騒然となった。

 「こんばんは。『B1A4』ジニョンです。来てくれてありがとうございます。皆さんとお会いすることができて、とても幸せです。単独ファンミーティングは初めてで、ドキドキしていますがよろしくお願いします」とあいさつするジニョンをファンは熱烈に歓迎した。

 古家正亨の司会のもと、まずはドラマトークからスタート。「雲が描いた月明かり」で、恋と友情に揺れる優雅なエリート官僚ユンソンを熱演したジニョンは、「セリフがとてもカッコよかったし、行動の一つ一つが男らしくて、相手への思いやりも感じられたので、女性が好きなキャラクターだろうなと思いました」とユンソン役の魅力を語った。

 さらに、ユンソンという人物を深く掘り下げるため、名場面を振り返りながら、それをジニョンが解説。中央のスクリーンには劇中シーン、両サイドのスクリーンには映像を見るジニョンの顔が抜かれたが、映像を見ながら、痛そうな顔をしたり、悲しそうな顔をしたり、切なそうな顔をしたりと、感情移入をしながら見ているのが印象的だった。

 中でも、ラオンをかばって死んでいくシーンは、客席でも泣いている人がいたほど切ないシーンだが、「僕もこのシーンを見ると胸が痛みます」とジニョン。「不思議なことに、このシーンの撮影をしたとき、霧が出たんです。神様もユンソンが天に行くということを分かって、霧を出してくれたのかもしれません」とエピソードを披露し、「そして、霧が立ち込めていたので、その場面で『霧の道』が流れたのかなと思いました」と自身がプロデュースしたOST「霧の道」をさりげなくアピールするセンスも。

 ユンソンの死をあまりにも突然すぎると残念がる人がたくさんいたが、「僕はそう思いません。それまで、ユンソンはこれといった楽しみがなかったのに、ラオンと出会って人生の楽しみを見つけ、恋をしました。でも、ラオンに断られ、自分の女性にならないと分かったユンソンは、また楽しみがなくなってしまったので、最後にラオンに大きな贈り物をして旅立つことで、自分の気持ちも楽になったのではないかと思います」と深く分析した。

 次は、恋のライバルであるイ・ヨン役のパク・ボゴムとのエピソードを披露。「(パク・ボゴムは)もともと演技が上手いので、学ぶべき点がたくさんありました。お互いにいろいろなことを話し合ったので、相手の考え方もよく分かるようになりました。敵対するライバルではありますが、実際には仲が良いので、楽しく撮影できました」とパク・ボゴムとの信頼の深さをうかがわせた。

 と、ここでパク・ボゴムからのメッセージ映像が公開された。ジニョンは聞かされていなかったようで、驚きつつもうれしそう。ちなみに、最近パク・ボゴムとクァク・ドンヨンと3人で南山タワーに行って、プリクラを撮ってきたそうで、「歩いて登ったので、いい運動になりました(笑)」とプライベートでの交流も明かした。
そして、古家からのリクエストで、劇中の胸キュンフレーズを再現したジニョン。客席に向かって、「私の女性です」と熱いまなざしを送り、ファンをメロメロにした。

 劇中では、大先輩を相手に、火花散る演技も披露しているが、普段はあまり怒らないというジニョン。「だから、怒るという感情がどういうものなのか、自分の中で欠如している気がします」と話し、大先輩との演技はすごく緊張したと振り返った。

 これまで片思いの役ばかりだったので、次は恋が成就する役がいいと切望し、ほかにも戦争もので、ヒーローのような役など、大作にも出てみたいと俳優としての夢を膨らませたジニョンだが、「雲が描いた月明かり」ではOSTにも作曲家として参加。先ほども話題に上がった「霧の道」を手掛けている。

 「この曲は、全てのキャラクターに合うように作りました。霧の道は前が霞んで、はっきり見えません。だから、霧を少し否定的な意味にとらえました。登場人物たちは、みんなそれぞれ痛みを抱えています。でも、その痛みを克服して、霧を抜ければいつか春の花を咲かせることができると思って作りました」と曲に込めた思いを明かした。

 また、本作ではメンバーのサンドゥルもOSTに参加。ジニョンは「僕が、鳥肌が立つようなセリフを言うたびに、サンドゥルの曲が流れてきたので、そのたびに何で?って思って。面白かったです」と話し、会場を爆笑させた。

 「霧の道」は、「女性に歌ってもらったほうがいいかなと思ったし、難しい曲なんです。自分が歌う曲ではないので(笑)」というジニョンだったが、客席の“聴きたい!”という雰囲気に後押しされ、「では、ユンソンの気持ちになって歌います」と「霧の道」を熱唱。包み込むような甘い歌声で、ファンをうっとりさせた。

 後半は、ジニョンがゲームを通して、ミッションに成功した分、ファンにプレゼントをあげるというゲーム&プレゼントコーナー。劇中、キーアイテムとなっている傘を使ってのゲームで、傘をゴルフクラブに見立てて、パターをするというもの。ゴルフはあまり経験がないけれど、最近練習しているというジニョンだったが、最初はなかなかボールが入らず、徐々に距離を縮めていったり、傘ではなくクラブに変えたりと、ありとあらゆる手を使い、最終的に5個カップイン。

 抽選で選ばれた5人にプレゼントされることになったが、そのプレゼントを決めるため、今度は弓で、数字の書かれた的をめがけて、矢を射ることに。狙って矢を放ったり、振り向きざまに矢を放ったりと、見る人を楽しませようと、いろいろなポーズで矢を放つジニョン。中には、ハズレもあって、その場合は「B1A4」のメンバーから罰ゲームと題したミッションが与えられた。

 結局、ハズレが2回出て、ドラマの名場面を古家相手に再現することに。ちょっとした寸劇が展開され、妙な雰囲気に、ファンは大爆笑。屋根から落ちてきたラオンを抱き抱えるシーンの再現では、古家が足で飛ばしたゴム靴をジニョンがキャッチするというミッションに変わり、成功しなければ、ジニョンの愛嬌という罰ゲームがあったため、古家の機転で、ジニョンは成功ならず。照れまくりながらも愛嬌を見せ、ファンを喜ばせた。

 プレゼントは、ドラマのDVDやOSTなどが準備され、ミッションでは5人分だったが、あと5人追加され、10人にプレゼントが贈られ、コーナーを締めくくった。

 客席をバックに、ファンと一緒に写真を撮ったジニョンは「ファンの皆さんがたくさん来てくれたので、心強いし、力が出ます。本当は1人1人と目を合わせてテレパシーを送りたかったんですが。後ほど試みたいと思います」とし、「皆さんに分かってほしいのは、皆さんと会うと本当に力が出て、幸せになれるということです。皆さんも僕がエネルギーですか?きょうは忘れられない一日になりました。愛してる!」と手で大きなハートを作り、ファンに感謝した。

 最後は「B1A4」の日本5枚目のシングル「白いキセキ」を歌い、ファンもペンライトを振りながら一緒に歌って、公演を終えた。そして、「別れるのが嫌です」と名残惜しそうにし、「さっき、言いましたよね。皆さんともっと近くで会いたいと。じゃあ、皆さんの近くに行きたいと思います!」とさっそうと客席に降りていき、会場の隅々まで回りながら、後ろにいる人にも見えるようにジャンプをしたり、手を振ったり、最後まで神対応のジニョン!歌、演技の実力はもちろんだが、彼の人柄も最高で、ファンの心をとらえて離さなかった。

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