左からNICE73、Takada Kenta
左からNICE73、Takada Kenta
韓国で大きな話題を呼んだ超大型サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 シーズン2」のダイジェスト上映会とトークショーが、8月18日(金)東京・銀座博品館劇場にて開催された。

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 トークショーには、唯一の日本人練習生として番組に出演し、なんと出演時間の合計が8分54秒という少ない出演分量にもかかわらず、最終順位24位という成績をおさめ、多くの関心と愛を受けたTakada Kentaがシークレットゲストとして登場した。番組出演後初帰国となるKentaは、イベント終了後に、Mnet主催のマスコミ向け囲み記者会見にも応じ、番組内での出来事や、練習生とのエピソードを語った。

 MCのNICE73による紹介で、番組内で着用していた制服を身にまとったKentaが、「こんばんは、よろしくお願いします!」と少し緊張した様子を見せながらも、笑顔を浮かべて登場。はじめに、「こんにちは!Takada Kentaです。日本では22歳で、群馬県出身です。体重は56キロです(笑)。B型です。誕生日は1月の10日です。韓国語はまだ勉強中なのですが、これからも頑張りたいと思います。よろしくお願いします!」と体重まで公開する詳細な自己紹介で、会場の雰囲気を和ませた。

 2015年に渡韓したKentaは、その時と比べて、たくさんの仕事をもらえるようになったこと、また「PRODUCE101」に出演してから元々なかった自信が芽生えたことが、一番変わったことだと語った。

 番組に出演して得たことについても、自信がついたことを一番に挙げ、「たくさんの友達とトレーナーの先生と一緒に一生懸命やっていくと、段々自然と自信がついていきました。最初と最後では顔(顔つき)が変わったと言われます」と語った。また1人で韓国に行き友達がいない中、1年間練習生生活を送ってきたが、100人の韓国の友達と一緒に、同じ夢を追いかけて一生懸命に頑張れたということが本当に大きなことだったとし、「友達」を2つ目に上げた。

 番組内で“こうすれば良かった”と思ったことは、2次評価であるポジション評価の際に、「歌を選択したんですけど、その時ダンスを選んでおけば、もっと僕の魅力が伝えられたんじゃないのかなと、すごく後悔していました」と、当時、後悔していたことを明かした。

 番組内でも練習生同士で支え合う場面が見られたが、「番組に出るまですごく緊張して、友達ができるかなとか、みんなすごいバチバチなのかなとか思ってたんですけど、そんなこと一個もなくて、本当にみんなお互いのために、頑張るというのがすごいあって」とし、「例えば怪我しちゃったとか、体調が悪いとか、そういう時は、その子の分もみんなでカバーして、そういうチームワークがものすごくいいなと感じました。同じことに向かって進んでいるので、その途中で感じる辛い事はみんなも同じで、分かち合える分、みんなでカバーする力も大きかったのかなと思います。ひとりに選べないくらいたくさんの友達に、たくさん助けてもらいました」と当時を振り返った。

 日本に興味を持っている練習生が多く、日本語や日本の文化を教えていたというKentaは、「僕が与えられたことは、やっぱり日本語じゃないかと」と話し、また大変な時でも常に明るくいようとし、「いつも明るくてイイね!」と友達から言ってもらえた時には、「心がけていたことが伝えられたのではないかと感じた」と語った。

 番組から誕生したグループ「Wanna One」のデビューについては、「本当に心の底から応援しているし、本当にうれしいです!」と、競い合った仲ではあったものの、一緒に頑張った仲間である分、余計に応援する気持ちが強いのだと笑顔で答えた。

 また「Wanna One」メンバーのカン・ダニエルについては、「すごいイタズラ好きかなと思います。でもお友達にイタズラとかしながらも、やるときはちゃんとやる子で、リーダーシップもあるし、場を盛り上げる、そんな子でした」と語り、パク・ジフンは「チュッパチャプスが大好きです。ジフンが200個くらいチュッパチャプスをカバンに入れて持ってきたんです。僕もらったんですけど、みんなに分けてて」と、合宿所でのエピソードを披露した。

 一番仲良かった練習生にはホン・ウンギを挙げ、「最初のミッションの時から、お互い大変な時に支え合って、絶対一緒にデビューしようねって言ってた仲だったので。今でも連絡取り合う仲です」と話した。

「PRODUCE101」で好きな曲は「Always」だとし、「また会おうというような、励まし合うような内容の曲なので、歌詞と僕たち練習生が実際に経験したことがすごいリンクして、今でもその曲を聴くと、番組のことを思い出します。大好きな曲です」と理由を述べた。

 元々K-POPファンで熱心にアイドルを応援していたことが知られているKentaは、“成功したオタク”とも呼ばれているが、同じようにK-POPアイドルに憧れている子へメッセージを求められると、「僕もK-POPを好きになって、先輩方の舞台を見て、ああなりたいなという気持ちひとつで諦めずに頑張ってきました。僕も、同じように思っている方々に、舞台の上での姿で伝えていけたらなと思います。諦めかけたりしたこともあったんですけど、やっぱり諦めないってことが一番かなと思うので、諦めずに頑張ったら絶対叶うと思うので、頑張って欲しいと思います!」と気持ちのこもったメッセージを届けた。

 ファンの心をくすぐるのが上手いといわれるKentaだが、「わざとやっているわけではなくて、僕が自然にやっていることを、ファンの方がうれしがってくれるようで。意識しながらやってるいわけではないんですけど、そう言っていただけるのはありがたいです」とし、自然体の魅力を感じさせた。逆に自身の心をくすぐられる点については、「僕のオタク時代の動画とか写真を見られた時が、一番、いろんな意味でくすぐったいです(笑)。メンバーとかが見せてきたり、ファンの方が送ってきてくれたりするんですけど、見る度にちょっとくすぐったいです」とKentaならではのコメントで笑いを誘った。

 また、以前“コシウォン”(=受験生が集中して勉強するために作られた宿泊施設)に住んでいたというKentaは「つい先日、宿舎に入りました」と近況を報告。

 最後に、「今日は来ていただきありがとうございます。韓国に帰ったら、また練習を一生懸命頑張って、必ずまた日本に帰ってきたいと思っていますので、その時にまたお会いできたらうれしいなと思います。その時まで応援していただけたらうれしいです。よろしくお願いします。ありがとうございました!」と力強く言葉を残した。

 フォトセッションでは、ハートポーズやファイティンポーズをとったり、手を振ったりと、笑顔で丁寧に対応。

 番組放送終了後はドラマOSTやCFなどでも活躍し、今後の活動やデビューにもますますの関心が集まっているKenta。これからも輝いていく姿と、さらなる活躍に期待したい。




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