セヨン(MYNAME)とカラム(大国男児)
セヨン(MYNAME)とカラム(大国男児)
実際に高校時代からの親友であるセヨン(MYNAME)とカラム(大国男児)が初共演することから、話題となっている舞台「いつだって最高の友達」、略して「いつ恋」(カラム命名)。

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 7月1日(土)~10日(月)まで東京・新宿シアターモリエールにて上演されるこの舞台は、5月に上演され、好評を博したミュージカル「あなたもきっと経験する恋の話」に続く第2弾となり、幼馴染3人のいたずら好きな悪友と秘密めいた女性の間で、ある日突然起こった出来事をコメディタッチに描く作品。
前作同様、オール韓国人キャストによる全編日本語での舞台で、前作から連投を果たすカラムが、一緒にやるならと真っ先に思い浮かんだセヨンに、毎晩電話をして誘ったのも後押しとなり、今回の共演が実現しただけに、2人がどんな相乗効果を発揮するのか、期待が高まっている。

 開幕に先立ち、6月1日(木)に行われた制作発表記者会見の後、セヨンとカラムが2人そろって仲良くインタビューにも応じ、舞台への意気込みや友達エピソードをたっぷりと語ってくれた。


<B>―今回、舞台「いつだって最高の友達」でセヨンさんとカラムさんが初共演することになりましたが、周りの反応はいかがですか?</b>
カラム:2人で一緒に仕事をするのが初めてなので、思っていた通り、「期待しています」という声が多いですね。
セヨン:僕らのファンは、前からカラムと舞台をやってほしいと言っていたので。
カラム:僕らのファンも、「セヨン君と何かやったら?」っていうことを言う方が多かったので。
セヨン:だから、そういうファンの方の思いというのも、今回の舞台に出演するきっかけの一つになりました。

<B>―それぞれのメンバーの皆さんはどうですか?</b>
カラム:羨ましがっています。親友と何かできるっていうことに。
セヨン:うちはあんまり気にしてないです。
カラム:ハハハ、興味ないんだ(笑)。
セヨン:いや、うちのメンバーって、直接言うタイプじゃないから。もちろんスタートしたら、サポートしてくれるけど。でも、いまのところ何も言っていないのに、僕がツイッターで、カラムと共演するってつぶやいたら、メンバーたちがリツイートしてくれて。そういうタイプです。

<B>―高校時代の共通の友達もいると思いますが、友達の反応はどうですか?</b>
セヨン:あ~、僕とカラムを含めて5人グループの親友がいるんですよ。
カラム:1人は俳優をやっていて、もう1人は僕らと同じ仕事を目指している練習生。
セヨン:そして、もう1人はスキーの先生もやったり、選手もやったり、スイミングの選手もやったり。
カラム:社長さんでもあり、とにかくお金持ち(笑)。
セヨン:でも、いまは料理のために大学に行っているから学生という、その3人が「いいな~、見に行くよ」って。

<B>―韓国から親友が見に来るということですね。</b>
セヨン:そうです。来ないと友達じゃないですね(笑)。
カラム:そうだよな。
セヨン:2人とも出るのに。来ないなんて、ありえないですよ!ただ、日本語はぜんぜん分からなそうですけど(笑)。
カラム:でも、顔見に来るぐらいは来るでしょ。

<B>―セヨンさんとカラムさんはお互いを知りすぎていて、お芝居で共演するのに、逆にやりにくかったりはしませんか?</b>
セヨン:あんまり心配してないですね。
カラム:むしろ、もっとやりやすいんじゃない?
セヨン:何か問題があればすぐ言えるから、2人とも。
カラム:直球で言いたいし、そこらへんは問題なさそうです。
セヨン:アルバム制作とかコンサートもそうですけど、それ以上に、舞台はコミュニケーションが一番大事だと思っているので。
カラム:たしかに舞台の場合、コミュニケーションは必要ですね。
セヨン:それに、今回は役柄的に、見た目の印象とは逆な感じだから、面白いと思います。ツッコミ、ボケも逆になっているし。

<B>―普段はどちらがツッコミ、ボケなんですか?</b>
セヨン:けっこうカラムが、何でももらってくれるみたいな感じだから。僕が「おい!」って。

<B>―セヨンさんがツッコミで、カラムさんがボケ。</b>
セヨン:でも、カラムはどっちもできるから。
カラム:ま、とにかくセヨンが調子に乗ったら、聞いてあげてて、静かになったら、そこで攻撃、みたいな。

<B>―器用ですよね、カラムさん。</b>
カラム:“余裕”ですかね。ハ、ハ、ハ、ハ(笑)。ま、今回演じるキャラクターは逆です。

<B>―それぞれどんなキャラクターを演じるのか、すごく気になりますね。</b>
カラム:僕が演じるオダギリショージって、女好きで、ものすごい自信に満ちている。
セヨン:簡単に言うと、チャラい。
カラム:自分がモテるって勘違いしている男ですね。だから、友達にも、女の誘い方ってこういうもんだぜってワケの分からないことを教えながら、自分で満足するっていう、そういうキャラクターです。

<B>―前作の「あなたもきっと経験する恋の話」で演じた、恋愛に奥手なテピョン役とは、まったく違いますね。</b>
カラム:ハイ、違います。だから、今回は観た方から、「チャラいね」「アホだね」と言ってもらえたら、満足ですね。そう言われたら、自分がちゃんと演じたということになると思うので。
セヨン:僕が演じるヤマダシンジは、前作でカラムが演じたテピョンのようなキャラクターです。
カラム:恋愛経験ナシの男。
セヨン:でも、ちょっとカラムの前作のミュージカルを見て、今回のシナリオを見て感じたのは、(ヤマダシンジは)自信はありそうなんです。ただ、現実的にモテる子が見たら、バカなことをしているなって思うような人です。
カラム:俺イケてるのに、なんでモテないんだろう、って思っている、そういうキャラですかね、セヨンの役は。

<B>―セヨンさんは、初舞台「Honganji」では殺陣のシーンなどの見せ場がありましたが、今回の舞台ではどういう部分が見どころになりますか?</b>
セヨン:いままでのイメージとは逆の姿だから、本当に見たことのないセヨンが、舞台の上で見られると思います。もともと、今回の役を決めるとき、カラムは前作で、ヤマダシンジのキャラクターは演じたし、僕がオダギリショージ役になったら、演技じゃなく、ほとんど自分の性格でやれるから、それは面白くないんじゃないかと思って、わざと逆にしているから、それが見どころだと思います。

<B>―カラムさんは前作での演技が好評で、今回連投になったと思いますが、自分ではどういう部分が成長したと思っていますか?</b>
カラム:まず日本語。イントネーションができなかったところも、言えるようになったかな。日本語力がレベルアップしました(笑)。本当に楽しかったです。
セヨン:僕は、韓国でもカラムの舞台を見たんですけど、(カラムが)俳優としての道をちゃんと歩いているのを見て、僕が言うのもおかしいですけど、やっぱり成長しているな、どんどんレベルアップしているなと思って、逆に勉強にもなりました。なんか僕は今回、韓国のスタッフさんと日本で舞台をやるのは初めてだから、逆に心配だし、舞台自体、久しぶりだから、めっちゃ心配な部分があります。

<B>―心配な部分というのは?</b>
セヨン:細かく言うと、ステージ上での動きとか、セリフも日本語だし、僕って日本人っぽく日本語を使える人じゃないから、どうやって日本人っぽく言おうかなって感じですね。最初、韓国人なのに日本語を使う役だと思っていたのに、役名がヤマダシンジで。
カラム:完全に日本人。
セヨン:在日という設定でやればいいのに(笑)。
カラム:ま、そうだね。在日でもいいじゃん。
セヨン:稽古をしながら、細かい設定が変わっていくかもしれません(笑)。

<B>―前作では稽古のとき、カラムさんが先生のように、他のキャストにアドバイスをされていたということですが。</b>
カラム:今回はセヨンから教えてもらいたいです。演技においては、セヨンが先輩ですから。いろいろすごく楽しみにしているので、「どうぞ、よろしく!」って伝えたいです。
セヨン:ハハハ、プレッシャーです。でも、仕切るのは得意だから、ちゃんと引っ張っていきたいです。

<B>―普段はどちらがリードする方ですか?</b>
セヨン:友達5人でいるときは…。
カラム:セヨンがリーダーですね。
セヨン:リーダーっていうか、わがままなんです、僕が(笑)。
カラム:でも、わがままを言っても、みんなそれについていくから。
セヨン:4人が本当に優しくて、ちゃんとついてきてくれるんです。ま、なんていうか、カラム以外の3人は、僕が何かをしようって言ったら、「OK、そうしよう」って言うんですけど、カラムはそれに何かを追加して、もっといいものにする人です。
カラム:まとめるって感じで。

<B>―サブリーダーみたいな?</b>
カラム:ま、そんな感じですかね。お父さんとお母さん、みたいな。
セヨン:ハイ、そうですね。

<B>―記者会見では、お互いに自分にないものを持っていると言っていましたが、それは具体的に何ですか?</b>
セヨン:言葉で説明するのが難しいんですけど、なんていうか、性格的に真逆なときもあるから、例えば……(考え込む)。
カラム:僕の場合は、(セヨンの)誰とでもすぐ仲良くなれる能力が羨ましい。性別とか年齢関係なく、誰にでも愛されて、すぐ仲良くなれるっていうのは、一つの才能だと思うので、そういうところが羨ましいっちゃ羨ましいです。
セヨン:カラムは相手の意見と反対側の立場にいたとしても、まずは相手の意見から聞いて、それに自分の意見をプラスして、もっといいものにしていくし、我慢するのが上手いと思います。
カラム:そうなの?
セヨン:そうだと思う。僕は相手が意見を言って、その意見になったら、自分の意見はすぐにバイバイするタイプだから。「OK、それでいこう」みたいな。
カラム:すぐ「了解」ってね(笑)。
セヨン:例えば僕の場合、誰かが「コーラ飲もう」って言ったら、「分かった、じゃあ、サイダーは捨てよう」って感じなんですけど、カラムは「本当?コーラとサイダー、一緒に飲めばいいんじゃない?」って言う人です。
カラム:(首を傾げる)

<B>―カラムさん、首を傾げていますが、セヨンさんが言ったような感じなんですか?</b>
カラム:ですかね!? いま考えたらそうかな?(セヨンに)そうなん?
セヨン:(キッパリ)そう!
カラム:分かった、OK!(笑)

<B>―友達になってからこの10年、ケンカをしたことがないと言っていましたが、いまのやり取りを見ていると、その理由がなんとなく分かるような気がします(笑)。</b>
セヨン:本当にぜんぜんケンカがなくて、不思議ですね~。
カラム:わざとケンカしようとしても、きっかけがまずないな。
セヨン:あんまり作らないです、2人とも。
カラム:あと基本的にムカついたりしない。
セヨン:そうです。

<B>―意見が違うってときも?</b>
カラム:とりあえずお互いに認め合っているから。
セヨン:ハイ。
カラム:そうだろうな、みたいな。「そうなん?OK、分かった」って。
セヨン:意見を一緒に出すってことが、あんまりないです。5人とも、誰かが意見を出したら、それについては話すけど、反対の意見がポンポン出るってことがないし、カラムが何か出したら、「おぉ、いいね」って感じだから。2人とも空気を読むのが早いんで、みんなが嫌がるだろうなと思うことは言わないし、しないですね。

<B>―例えば、好きな女性がかぶってしまったとか。</b>
カラム:まず、友情と愛を選ぶとしたら、友情です。
セヨン:女の子は世界で35億、あと5000万人いるから(笑)。

<B>―それ男性の数じゃないですか?</b>
セヨン:ハハハ。でも、同じぐらいじゃない?
カラム:ほぼ一緒ですね。ま、僕たちが何か一つを取り合うということはないですね。

<B>―2人は会うと、何をして過ごすんですか?</b>
カラム:ほぼスポーツ。
セヨン:ボーリングかサッカーか。サッカーが多いですね。

<B>―サッカーは2人でやるスポーツではないですよね。</b>
セヨン:だから、5人集まって一緒にやるし。
カラム:で、また5人の知り合いも呼んで。いまけっこう人が集まったんで、チームを作るって話まで出ていて。
セヨン:ユニフォームも作ろうって盛り上がっています。

<B>―高校時代からの親友5人組が、本当に仲が良いんですね。ちなみに、ご飯のときはどなたがおごるんですか?</b>
セヨン:(思い出したかのように)おかしいね、俺ら。
カラム:なんか気がついたら、自然と誰かが「俺が出すね」って言って、「どうぞ」みたいな。
セヨン:あんまり決まってないね。きょうは半分ずつにしよう、ってときは、「一応俺が払っておくから、後で銀行口座に入れておいて」みたいなこともあるし。あんまり気にしたことがない。お金がないときは、ある人が出すし。ま、お金ってある時期もあるし、ない時期もあるから。ま、だから、みんなで出し合っているんじゃないかな。

<B>―誰かが損をしているってこともなく?</b>
カラム:みんなそう思ってないですね。
セヨン:出すことを当たり前って考えていないから。
カラム:俺が出して、みんなが幸せになれるんだったら、それでいい。
セヨン:もし1軒目は俺が出したとしたら、2軒目はカラムが出すとか、それは言わなくても、自然にそうなっていますね。
カラム:「どけ、俺が出す」みたいな(笑)。そうすると、「ハイ、どうぞ」って。

<B>―今回の2人の共演をきっかけに、もし「MYNAME」さんと「大国男児」さんで何かコラボできるとしたら、どんなことをやってみたいですか?</b>
セヨン:コンサート、イベントとかに一緒に出たいですね。いままでも、きっかけはあったと思いますけど、スケジュールが合わなくて、出られなかったこともあるので。
カラム:芸能人同士の友達で、あるグループと、あるグループが仲が良いっていうことがいっぱいあると思うんですけど、そういう人たちがやっていない、何か新しいことをやってみたいですね。合同ライブでもいいし、例えばジュンQ君とインジュンが何かをやったりとか、面白いんじゃないですか。セヨンと僕が踊ったりとか、新しい姿を見せられるもの。
セヨン:2組のコンサートでもいいし。
カラム:10人が出てきて、同じキレキレのダンスをしながら…。うちらはできないけどな(笑)。
セヨン:イヤイヤイヤ。
カラム:ムリです。もう骨が痛いから(笑)。
セヨン:いま思ったんですけど、絶対に歌、踊り、ラップとかパフォーマンスは1%も問題ないと思いますけど、MCはめちゃくちゃになるかもしれないですね。ハハハ、それ、面白そう!
カラム:全員(日本語が)しゃべれるから。
セヨン:10人がね。
カラム:うちは下ネタ系多いんだよ(笑)。
セヨン:僕らは下ネタ使わない。僕らは彼氏系だから(笑)。
カラム:そういうところをつっこんだら、なかなか面白い状況になるんじゃないかな。(「MYNAME」のメンバーが)すごく困っている顔を見ながら。ハハハ。

<B>―それぞれグループの今後の活動についても聞きたいんですが、まず「MYNAME」さんは7月19日(水)に5枚目のオリジナルアルバム「MYNAME is」をリリースされますが、どんなアルバムですか?</b>
セヨン:いままで活動してきた5年間の僕たちと、「MYgirl」(=「MYNAME」のファン)の皆さんの思い出を入れたアルバムで、自分的には5年間の思い出、幸せ、悲しみ、すべての感情をちゃんと入れたアルバムに仕上がっていると思います。

<B>―今回、アルバムのリード曲の振付をセヨンさんが手掛けたとか。</b>
セヨン:やっぱり大事なアルバムだから、絶対やりたいという気持ちが強くて。僕より上手い振付師の方はたくさんいると思いますけど、自分たちが踊る曲だし、メンバーのことを世界で誰よりも知っているのは自分だと思って、やるって決めたし、チャレンジしたかった曲です。そして、タイトル曲を1人で振付するのは、今回が初めてです。前作のアルバム「ALIVE~Always In Your Heart~」のタイトル曲「Alive or Fallen」の振付は、「DAPUMP」のKENZOさんとの共同制作だったから、完全に1人で作るのは初めてでしたけど、これまでも収録曲の振付はたくさん作っていて、レベルアップしてきたから、頑張って作りました。簡単な振付ではないですけど、セクシーでサビの部分は一緒に楽しめるみたいな感じで、「MYNAME」がいままでチャレンジしたことのない振付になっています。

<B>―アルバムのジャケット写真は、洗練されたカッコいいスーツ姿ですね。</b>
セヨン:「MYgirl」の皆さんをエスコートできるような大人になったという意味が込められていて、自分たちの音楽の世界、「MYNAME」の世界に「MYgirl」の皆さんをエスコートするっていうコンセプトになっています。ジャケット写真も、ぜひ注目してみてください!

<B>―「大国男児」さんの今後の活動は?</b>
カラム:ついきのう、ライブでファンの皆さんには伝えたんですけど、韓国の男の宿命っていうか、これから軍隊に入るかもしれないメンバーたちがいて、思っている以上に、その時期が早いかもしれないんです。それで、まだ具体的には何も決まっていませんが、メンバーと会社と相談しながら、できるかぎり、皆さんと会える機会をたくさん作っていきたいと思っています。

<B>―では、最後に舞台「いつだって最高の友達」に向けての意気込みをお願いします。</b>
セヨン:「Honganji」に出演したとき、次は現実的な舞台をやりたいって言っていたんですけど、それを親友とやることになってうれしいし、プレッシャーもたくさんあるんですけど、いつものようにプレッシャーをはねのけて頑張ります!
カラム:お芝居を見せる舞台ですけど、実際に僕たち親友だし、親友の話なので、リアル感もあり、韓国人が全編日本語で演じるっていうのも見どころだし、新しい挑戦に向かう姿を見てほしいです。
セヨン&カラム:よろしくお願いします!


 インタビューでは、お互いに話を聞きながら、大きくうなずくという場面が多々あり、2人とも空気を読むのが早いと言っていたが、どちらかが話に詰まりそうになったり、考えたりすると、もう1人がスッと話を始めるなど、絶妙なあうんの呼吸を見せ、2人の間に流れる穏やかで自然な空気感を感じた。

 そんな親友同士が体当たりの演技で挑む、リアル感あふれる舞台「いつだって最高の友達」は、ファン垂涎の公演になりそうだ。



MYNAMEセヨン大国男児カラムよりメッセージ!舞台「いつだって最高の友達」




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