俳優キム・ナムギル
俳優キム・ナムギル
ドラマ「赤と黒」、「サメ」などに出演し日本でも人気の実力派俳優キム・ナムギルが、4 月 25 日(火)埼玉・大宮ソニックシティにて「2017 KIM NAM GIL FAN MEETING in Japan -ROAD SHOW The Way-」を開催した。

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 約 1 年ぶりとなる今回の来日イベントは、昨年のイベントタイトル「ROAD SHOW」を引き継ぎつつ、“The Way”というサブタイトルを加えた新たな舞台となった。4 月 23 日に大阪、25 日に埼玉で開催され、各公演それぞれ異なるコンセプトでトークや歌を披露し、魅力ある姿でファンを楽しませた。

 模様の入った白シャツに黒いパンツを合わせたキム・ナムギルが、大歓声で迎えられると、ドラマ「夜王」のOST「君は知らない」をしっとりと歌いあげ、公演の幕を開けた。歌い終わると「私はキム・ナムギルです。お会いできてうれしいです」とあいさつ。大阪公演ではトークショー、埼玉公演ではライブショーをメインに行うということで、大阪公演も行ったというファンも多数集まった。

 春の日の旅に出かけるというコンセプトで、まずはトークコーナーからスタート。“SNAP ROAD”と題し、キム・ナムギルの日常の瞬間をおさめた写真や映像を見ていくことに。1つ目は映画「パンドラ」の撮影地でもある、江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)の景色の映像がスクリーンに映し出された。キム・ナムギルの母の故郷で、小さい頃は頻繁に行っていた場所だという。また春川で食べたタッカルビについて「ソウルで食べるタッカルビとは違います」とし、タッカルビの後はご飯より、うどんの方が美味しいと語った。

 日本では7月に公開の映画「ワン・デイ 悲しみが消えるまで(原題:ある日)」のスチールカットもあり、「家族や愛する人に対して思いやる気持ちをもう一度考えさせてくれる映画」だと紹介。また「僕が出演しているので、みなさんが好きそうな映画」だと笑いを誘った。韓国での映画の舞台あいさつの際にスタッフから貰った差し入れを食べた時の写真や、女優チョン・ウヒと共に公約を実施した時の “レオンとマチルダ”のコスプレ写真も紹介。

 大阪公演では、日本でも公約しようということで、観客動員数50万人達成したら全国に舞台あいさつに行くという話をしたが、条件は付けずに「次は1年以内に会いに来る」とファンと約束し、期待を高めた。

 続いてはファンからの質問やリクエストに応える“WISH ROAD”のコーナー。多数寄せらせたという「どうしてそんなにかっこいいんですか?」という質問に、「どうやって言うんだよ、そんなこと…」と言いつつも、「愛されると男性はかっこよくなるというじゃないですか?みなさんが愛してくださるからですよ」と決め、ファンをときめかせた。

 家族やペットへの愛情表現を知りたいという質問には、頬をつねって「あ~かわいい~」としているとし、司会の古家をペットに見立て、実際に頬をつねり、やって見せた。また休日の過ごし方について、仕事が忙しく家に帰れない日があると、ペットが拗ねてしまい、気持ちを取り戻すのに時間がかかるので、仕事がない時はペットとなるべく一緒にいるようにしていると語った。

 今見ている韓国ドラマはあるかという質問には、「韓国ドラマは見なくなってかなり経つ」のだと話した。しかし日本のアニメやドラマを見るようになり、アニメを通しても演技の勉強をしたとし、ドラマ「赤と黒(原題:悪い男)」でシム・ゴヌクを演じた時には、日本のドラマ「空から降る一億の星」の木村拓哉を参考にしたと明かした。

 カメラに向かって愛を囁いてほしいというファンのリクエストには、「OK!バブリー!」と平野ノラのギャグで笑わせたり、カメラ目線で「君は…俺の…アモーレ」と、サッカー選手の長友が言って話題になったセリフを囁き、ユーモアを見せた。さらに韓国語でも、「今日は来てくれてありがとう…サランへ」と囁きファンを喜ばせた。

 また「あっち向いてホイを一緒にしたい」というファンとはステージ上で直接対決する場面も。「あっち向いてホイ」をし、顔と指の向いた方向が一致したら、さらに攻撃側はピコピコハンマー、防御側はお鍋を手に取り、叩けたか防げたかで勝敗を決めるという、難易度を高めたゲームとなっており、スローテンポで進んでいく展開に。キム・ナムギルとあっち向いてホイをするという貴重な経験をしたファンは、胸いっぱいという様子を見せた。

 日本の歌を歌ってほしいというリクエストも多く集まり、映画「君の名は。」のサウンドトラック、「RADWIMPS」の「なんでもないや」のフレーズを披露した。「歌詞がとても良いです。次回はマスターして歌いたいと思います」と次回への期待を高めた。

 ドラマのロマンスシーンを見て、どれが1番良いかファンが決める“MOVIE ROAD”のコーナーでは、1つ目にドラマ「善徳女王」のピダムが女性にお花をプレゼントするシーン、2つ目は映画「ワン・デイ 悲しみが消えるまで」のガンスが女性と一緒にスーパーで買い物をするシーン、3つ目はドラマ「サメ」でのハン・イスの雨の中でのキスシーンが挙げられた。どれもキュンとくるシーンであったが、ファンの選ぶNo.1は雨の中でのキスシーンに決定。またキム・ナムギルは自分が女性だったら、些細なことを一緒にするというのが良いからと、2番を選んだ。
「1部ではみなさんにお近くでお会いし、本当に楽しかったです。2部は違う内容でお会いしたいと思います」と次のステージの準備へと入った。

 ライブステージは、紺のジャケットスタイルで登場し、1曲目にユン・ドヒョンの「道」を優しい歌声で届けた。さらにユン・ジョンシンの「坂道」、チェ・ベクホの「釜山(プサン)に行けば」を、感情を込めて歌い上げた。「みなさんも釜山に行ったら、美味しいものをたくさん食べて、この曲を聴いて僕のことを思い出してくださいね」と笑顔を見せた。

 次は「僕が本当に好きな曲」と紹介し、韓国のバンド「僕の耳に盗聴装置」の「Y」を、目を閉じながら熱唱し、続けてキム・ボムスの「会いたい」を聴かせた。「今日は家に帰らないで、夜通し遊びましょうか?」と会場を盛り上げると、ドラマ「善徳女王」のOST「愛してはいけないの」をファンと一緒に歌い、楽しんだ。

 アンコールでは客席後方から登場し、「EVE」(イブ)の「I‘ LL BE THERE 」を披露。目の前で見るキム・ナムギルにファンは大興奮。彼も近い距離でファンと触れ合った。最後は反町隆史の「FOREVER」へ。会場は手拍子に包まれ、ファンとの大合唱で会場一体となって盛り上がった。

 「一緒の時間を過ごしてくれてありがとうございます。また素晴らしい作品でみなさんにお会いしたいと思います。みなさんと心を通わせる時間を作りたいと思います」と感謝を伝え、「愛してるよー!」と言葉を残し、ステージを後にした。


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