左から女優ウ・グムジ、「U-KISS」キソプ
左から女優ウ・グムジ、「U-KISS」キソプ
2010年にカン・ジファン主演で日本初上演されてから、今回で4回目の再演となる人気の韓国ミュージカル「カフェ・イン ~Mr.ソムリエ Ms.バリスタ~」が、2016年11月3日(木)に東京・Zeppブルーシアター六本木にて公演初日の幕を開け、キソプ(U-KISS)が出演した。

キソプ(U-KISS) の最新ニュースまとめ

 同作は、韓国ザ・ミュージカルアワード2冠に輝く演出家ソン・ジェジュンと、現在ニューヨークを拠点に活躍中の作曲家キム・ヘヨンの“韓国ミュージカル界最強のタッグ”との呼び声高い2人が送りだした、恋に不器用な女性バリスタと ちょっぴりマヌケなプレイボーイの男性ソムリエが主人公となる大人のロマンティック・ラブコメディ。

 物語の舞台はカフェ「Love is」。そこに登場するキャラクターはカフェのマネージャー兼バリスタであるセジンと、同じカフェのディナータイムにソムリエとして働くジミンの2人きりというシンプルな構成だ。勤務時間が違うために顔を合わせることがない2人が、カフェに置かれた黒板を通じてあれやこれやと恋愛の価値観について言い交わしているうちに、ジミンがセジンに対して興味を抱いたことがきっかけで、新たな登場人物“ジョンミン”が登場することになる。

 “ジミン”と“ジョンミン”という2つのキャラクターを演じる男性主人公役はトリプルキャスト。ソンジェ(超新星)、インス(MYNAME)が今回初出演となり、キソプは前回公演に引き続いての参加となった。

 11月3日(木)12:00開演の開幕初日公演の舞台に先陣を切って登場したのはキソプ。
ソムリエ姿のキソプはとてもスマートで、スタイリッシュな都会の若きジェントルマンといった雰囲気。ちょっぴりナルシストでプレイボーイなジミンの性格が彼のイメージにぴったりだ。そんな彼が舞台に現れた瞬間に、まずはそのビジュアルに心を奪われてしまうこと間違いない。歌声は男らしく少し低めのトーンで、「U-KISS」としてのキソプの歌に聴き慣れているファンは少しドキッとするのでは。

 よく通る芯のある声は、日本での初演からセジン役を演じているウ・グムジの女性らしい歌声とも相性バツグン。コミカルに表情をクルクルと変えながら、最初はいたずら半分にセジンを翻弄しながらも次第に恋に落ちていく様子を等身大で演じるキソプ。ミュージカルの演技というにはあまりにもナチュラルで、観ている側も肩の力が抜けて、舞台上の2人が繰り広げるドタバタに笑ったりドキドキしたりハラハラさせられたりと自然に物語に入っていくことができる。

 また、韓国語のセリフの中にアドリブで日本語を交えてくる場面はさすがのセンス。とても堂々としていて、しっかり笑いをとっていくところに自信と観客への信頼を感じさせる。

 そしてキソプといえば定評のあるダンスパフォーマンス。この作品でもその魅力を惜しむことなく発揮している。ポップス、ボサノバ、ラテン、ジャズなど様々なジャンルの音楽で親しみやすいメロディーを紡ぐ歌に合わせて、軽快なステップを踏む姿に客席からも自然と手拍子が起きた。写真撮影OKのカーテンコールでも情熱的なラテンダンスを披露しているので、最後まで目が離せない。

 主人公2人の職業からもわかるように、この作品では“コーヒー”と“ワイン”が重要なキーアイテム。プレイボーイのジミンは数多のガールフレンドをワインボトルに例え、セジンはシチュエーションに合わせて様々なアレンジのコーヒーをサーブする。好みは千差万別、出会いは一期一会なところは人と人の出会いにも似ている。2人の距離はコーヒーとワインの香りに誘われて少しずつ近づいていく。

 秋めいて少しセンチメンタルな日常に、今日はキソプ・フレーバーでチャーミングなテイストをプラスしたほっこり笑顔をカスタマイズ。もちろんソンジェ・フレーバーとインス・フレーバーもぜひお試しあれ。



ミュージカル「カフェ・イン」 ― Mr.ソムリエ Ms.バリスタ ― プロモーション映像
ミュージカル「カフェ・イン」 ― Mr.ソムリエ Ms.バリスタ ― プロモーション映像




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