國村隼らポーズ。第69回カンヌ国際映画祭の非コンペティション部門に出品された韓国映画「哭声」(原題)の出演俳優が上映会に先立ち、写真撮影を行っている。(左から)國村隼、チョン・ウヒ、クァク・ドウォン。
國村隼らポーズ。第69回カンヌ国際映画祭の非コンペティション部門に出品された韓国映画「哭声」(原題)の出演俳優が上映会に先立ち、写真撮影を行っている。(左から)國村隼、チョン・ウヒ、クァク・ドウォン。
米国で公開された韓国映画「哭声」(原題)の上映館が大幅に拡大される。米国の映画配給会社、ウェルゴUSAエンターテインメントが2日(現地時間)伝えた。

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 先月20日にロサンゼルスで公開された「哭声」は、3日から上映館が増え、米国のニューヨーク、ワシントンDC、シカゴ、サンフランシスコ、ラスベガス、アトランタ、ボルチモア、ダラス、ヒューストン、デンバーなどの都市で、カナダではトロントやバンクーバーなどの都市で上映される。

 「哭声」は公開を前に米国の主なメディアから絶賛されており、ヒットの兆しを見せている。

 ニューヨークタイムズは2日、「観客を終始恐怖に震えさせ、心臓を凍りつかせる映画」と評した。ホラー映画が2時間以上上映されるのは異例だが、同映画は退屈ではなかったとした。

 ロサンゼルスタイムズは「ゆっくり燃え上がる超自然的な幻覚の世界」というタイトルの記事でナ・ホンジン監督の演出力を高く評価し、「ホラーの全てのものが含まれている映画」と説明した。

 「哭声」は、平穏な農村で立て続けに発生した殺人事件を描いた。事件は村の外からミステリアスな男がやって来てから起き始め、村人たちは全ての事件の原因が男にあると疑う。韓国では観客動員数580万人を突破した。

 第69回カンヌ国際映画祭の非コンペティション部門に出品され、上映終了後に観客がスタンディングオベーションを送るなど話題になった。


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