「HISTORY」
「HISTORY」
日韓両国での活躍目覚ましく、今年2月にはフィンランド、英国、フランス、ルーマニアでのヨーロッパツアーを成功させた「HISTORY」が3月26日(土) 東京・山野ホールにて「HISTORY SPRING SPECIAL LIVE」を昼夜二公演開催した。

HISTORY の最新ニュースまとめ

 「HISTORY」は、ソン・ギョンイル、ナ・ドギュン、キム・シヒョン、キム・ジェホ、ジャン・イジョンからなる5人組のオルターナティブグループ。グループ名は「His-Story(彼の物語)」という意味で、音楽と舞台に真剣に取り組み、聴き手の心を魅了するという意味合いが込められている。2013年4月26日にシングル「Dreamer」で韓国デビュー。デビュー曲の「Dreamer」から「What am I to you?」、「Psycho」など、個性豊かな曲と変幻自在に姿を変えるパフォーマンスで注目を浴びた。日本では、2015年8月26日、シングル「消えてしまった My Love」でデビューし、オリコンデイリーチャート最高2 位を記録。その勢いに次いで12月には日本2ndシングル「LOST」をリリースした。毎回、プロモーションイベントでは日本全国を飛び回り多くのファンを獲得している「HISTORY」。

 メンバー紹介の映像がスクリーンに映し出されると、黄色い歓声が上がり、観客は総立ち。赤いチェックのジャケットを羽織った5人が登場し、歓声はますます大きくなった。ミュージカルを思わせる、韓国デビュー曲「Dreamer」の前奏でシヒョンが「叫べー!」とファンのスイッチをON!二部の幕が開けた。

 続けて「Why Not」を披露し、5人で声を揃え「こんにちはHISTORYでーす!」とあいさつ。大きな歓声で応えるファンにドギュン、ジェホ、ギョンイル、イジョン、シヒョンの順で自己紹介へ。「みなさんお久しぶりですね。元気?」の問いに「元気!」と答えるファン。「私達がいなくても大丈夫ですか?寂しいー!」とシヒョンが泣き真似をして、イジョンの肩に倒れ込み、笑いを誘った。「新しいアルバムが出ますー!」とメンバーからのお知らせに拍手が起こり、ギョンイルが「ちょっと自由な感じがあって面白いです」とアルバムのイメージを説明。するとすかさずコミックダンスで表現するシヒョン。「二部では、残っている力を全部使って遊びましょうか!」とギョンイルが会場を煽りライブ再開。「Nobody Nowhere」では、この日、はじめて花道の先端まで歩いてくるファンサービスも。

 3曲目が終わるとギョンイルが「いいね。みんなこっち来て!」と花道先端へメンバーを招集してトークへ。ドギュンが「日本の『STORIA』(=「HISTORY」のファン)の皆さんが4月頃に韓国に来たら、どこがお勧めかな?」と口火を切ると、ギョンイルは「南山のソウルタワー」、イジョンが「汝矣島(ヨイド)に桜いっぱい!」と桜並木を推薦すると、シヒョンが「皆さんが汝矣島(ヨイド)のミュージックバンクに来たら、番組が終わってから、一緒に桜並木に行きましょう!」とお花見に誘うと、「行く行く~!」と答えてくれたファンに、ジェホも「約束!約束! 」と興奮ぎみに返事を返した。

 次のバラードパートでは、哀愁を感じさせる「Torn Apart」、「Blue Moon」でダンスを封印し歌唱力を見せつけた。

 バラードに聴き惚れたあとは、メンバーが口々に「カムバックおめでとうございます!」と自分たちでお祝い。来週ティーザーが公開されるということで、「早く見せたい」とソワソワしているギョンイル。ドギュンからは「(今回のアルバム)自分たちで作りました。長い時間かけて、がんばりました。応援してください」と簡単なアルバム紹介。ギョンイルが「ちょっとだけ」と披露しそうになると「だめー!」と他の4人のメンバーに焦って止められる場面も。ドギュンも「僕は歌いたいけど…会社が…」と残念そうに言い、シヒョンは「一週間だけ待って下さい」とファンにお願いした。そこで、イジョンがヒントとして「アウ…」と声を出したが、短すぎてファンに伝わらず、大爆笑。


 アルバムの話しに花が咲いたあとは、ライブへ。「Psycho」では、掛け声も揃い、会場とステージは一体化。「Bad girl bad boy」の歌詞が耳に残る。ダンス曲3曲のスタイリッシュなステージでファンを魅了すると、メンバーは一旦退場。スクリーンには、映像でレコーディングの様子が流れた。

 ラフな服装に着替えてきたメンバーはMCとトークタイムに。ギョンイルが「Baby Hello」は以前ライブでは3人で歌ったが、レコーディングは5人でしたことを明かすと、イジョンが「いつもジェホさん(のレコーディング)に時間がかかります。ジェホさんがラップパートを終えて『気に入らないんだよね』と言うので『どこが?』と聞くと『全部!』とジェホが答えた」とレコーディング中のエピソードを披露。それを受けジェホは「やり直したら、ずっと良くなりました」と満足げな様子をみせた。

 そして、先日行ったヨーロッパツアーについて、ギョンイルが「イジョンは毎日寝てたから記憶ないよね?」とからかうと、イジョンは「僕はずっとフランスに行きたかった。ちょっと違うことは、パリで寝た」とジョークで返し、会場は爆笑。ジェホは「全部記憶に残っているけど、フィンランドは雪がたくさん降っていて、イギリスは雨がたくさん降っていて、それがヨーロッパの美しい感じで、良かったです。写真もInstagramに上げますね」とファンと約束した。さらに「アジア、日本でもツアーしたい!」と発言し日本ファンを喜ばせた。

 翌日の無料ファンミーティングではオープニングで着ていた赤いチェックのジャケットを洗ってプレゼントすることを伝えると、ファンから抗議の声。「いい匂いじゃないけど?」とシヒョン。笑いがいっぱいのトークが終わるとお待ちかねの「Baby Hello」。春らしい爽やかな曲に、会場にも花が咲いたようにファンの笑顔が広がった。

 アルバム収録曲であるドギュンのソロ曲は優しいメロディーにドギュンの少しハスキーな声が良く似合うミディアムテンポの楽曲だ。メンバーもドギュンのソロを「いいね!」、「ドギュンが作りました!」、「良いですね~」と誉め称えた。

 次のステージに行く前に「Liar」の嘘つきの口をイメージした振り付けの練習を会場にレクチャーしたメンバー。特にギョンイルが厳しくファンの振り付けをチェックして回り、メンバーからも「こわいよ」と冗談交じりの声がもれた。「Liar」のあとは、元には戻れない悲しい別れを歌った「LOST」で「HISTORY」の男らしさが引き立つ腕を突き出すような空手ダンスで魅せた。

 「明日は、無料だけど、今日は有料だから、何か特別なもの見せなきゃ」とドギュンの提案でファンが、メンバーを撮影するフォトタイムの時間が設けられた。汗だくの自分たちを「あんまり拡大しないでね」とお願いするシヒョン。それでも、センターステージ、花道先端で右、中央、左に向かいポーズをとるメンバーたち。ギョンイルの「まだまだ盛り上がる曲が残っていますよ。最後の最後まで遊んで下さい!」で「STORIA」という歌詞も入っているファンへのプレゼントソング「Beautiful My Girl」がテンポよく始まった。明るく希望に溢れた曲「Wake Up!」でラストに向けてヒートアップ!バンジージャンプダンスが特徴的な「消えてしまった My Love」では、曲中ドギュンが「叫べー」と煽り、最高潮の盛り上がりを見せ、ステージを後にした。

 「アンコールの代わりに『Green Days』を歌って下さい」とスクリーンに表示され、会場はラップまで見事にこなしたファンの歌声に包まれた。ファンの歌声の中、気持ち良さそうにメンバーがステージに戻り、一緒に歌いはじめた。アンコールの2曲では、メンバーが交代で客席に降り、通路で歌ったり、手を振ったり、ハイタッチしたり、マイクを向けたりと、ファンとの交流を図り、ライブは最高潮で終了した。退場する時は「皆さん本当にありがとうございました」とあいさつし、ハートを飛ばしたり、手を振ったりして、ファンの声援に応えていた。

 4月11日に5th Mini Album 「HIM -Spade ver. & Heart ver.」で韓国カムバックも決定している「HISTORY」。2016年も日韓両国での活躍から、目が離せない。



[MV] HISTORY(히스토리) _ Psycho(싸이코)
[MV] HISTORY(히스토리) _ Psycho(싸이코)




Copyrights(C)wowkorea.jp 0