韓国オリジナル・ミュージカルをけん引する傑作「パルレ(洗濯)」の初演から10周年。日下隆博撮影。
韓国オリジナル・ミュージカルをけん引する傑作「パルレ(洗濯)」の初演から10周年。日下隆博撮影。
韓国では独自のオリジナル・ミュージカルが育っている。劇場街である大学路(テハンノ)には連日多くの人が集まるが、中でも比較的コンパクトな劇場で、目の前で繰り広げられる韓国ならではのオリジナルの演劇やミュージカルに多くの人が足を運んでいる。

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 そうした中、こうした韓国ならではのオリジナル・ミュージカルをけん引するひとつの傑作作品が今年10年のロングランとなり節目の年を迎えた。そのミュージカルが「パルレ」だ。

 「パルレ」とは韓国語で「洗濯」のこと。当時20代の若者が大学の卒業制作として書いた。2005年に初演され、「韓国ミュージカル大賞」「ザ・ミュージカル・アワーズ」など数々の賞にも輝き、その台本は、現在、韓国の中学、高校の国語文学の教科書にも採用されるなど、作品の文学性の高さも証明されている。

 ミュージカルの舞台はソウル。地方出身で転職を重ね非正規職員として働く20代の女性と、モンゴルからの不法就労青年の主人公男女が、さげすみや理不尽の中、隣人とともに、生きる素晴らしさを「パルレ(洗濯)」をキーワードに歌い上げる。そこで表現されているものは、単なる恋愛物語ではなく、われわれが抱える疲労や葛藤やストレスに対するひとつの答えの提示と、いつまでも心から消えない希望と癒しだ。

 楽曲の素晴らしさも特別だ。主人公青年が歌い上げる「アンニョン」や「とてもきれいです」などは「パルレ」出演俳優で、現在アジア人として初めてロンドンの舞台「ミス・サイゴン」に立つミュージカル界の大スター、ホン・グァンホが、自身のソロコンサートのオープニングとエンディング曲に選定するなど、その愛着も特別な名バラード曲。また「とてもきれいです」は、「BIGBANG」のD-LITE(テソン)や、「ZE:A」のドンジュンなどのK-POPスターも歌っている。

 そして、2012年には日本語に翻訳した日本語版公演(ピュアーマリー製作)も始まり、こちらも日本のミュージカル雑誌において欧米作品がずらりと並ぶ中、年間6位に選出されるなどの好評を博し、今年のVol.4公演においても多くの感動を与えている。

 そうした中、「パルレ」10周年記念、日韓国交正常化50周年記念プレミアム企画として、この傑作ミュージカルを本場韓国で深く楽しむプレミアムツアーが「三進トラベルサービス」よりリリースとなった。

 ツアーは、昨年発売された、韓国オリジナル・ミュージカルを素材とした史上初の韓国語教材『ミュージカル「パルレ」を歌って日常韓国語を学ぼう』(晩聲社)の発案著者である日下隆博先生が同行し、「パルレ」をわかりやすく知るレクチャーのみならず、主人公の職場や居住地などとして「パルレ」の台本上で想定されている関連の場所にも訪れ、ミュージカルが持つ背景を肌で感じてもらう。また、ツアーのハイライトとして、観劇後の夕食会にはサプライズも用意されているのも大きな楽しみとなっている。

 観劇は、通常、金・土曜日だけの日本語字幕を、この日曜日のみ特別につけてもらうため、韓国語の聞き取りができなくても安心だ。


韓国ミュージカル”パルレ”鑑賞プレミアムツアー★★★≪解説本著者 日下隆博先生同行≫ソウル3日間 ツアー日程は2015年5月23日(土)~25日(月)



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