韓国大ヒット映画「殺人の追憶」(04)「グエムル-漢江の怪物-」(06)「母なる証明」(09)など話題作を手掛けてきたポン・ジュノが初めてプロデュースしたサスペンス映画『海にかかる霧』が4月17日(金)に劇場公開されることが決定し、本作の予告編が完成した。

韓国映画「海にかかる霧」のキャスト、公開日、あらすじ

 映画は2001年に実際に起こった「テチャン号事件」をベースにした舞台「海霧(ヘム)」を映画化した作品。人間の本質に迫った骨太な原作に魅了されたポン・ジュノは、監督に『殺人の追憶』の脚本家で、絶大な信頼を寄せる盟友シム・ソンボを抜擢。ソンボは初監督作品とは思えない力強い演出で期待に応えた。

 韓国本国では、公開から6日間で100万人を超える観客動員を記録して大ヒット。多くの競合作を抑えて2015年米アカデミー賞外国語映画賞の韓国代表にも選出された話題作だ。

 主演は、ナ・ホンジン監督の「チェイサー」(09)や「哀しき獣」(10)など、これまで数々の作品で、その鬼気迫る演技力と圧倒的な存在感を放ち、名実ともに韓国を代表する俳優となったキム・ユンソク。そして、本作で本格的スクリーンデビューを飾ったのは、人気グループ「JYJ」のメンバーであり、テレビドラマ「会いたい」等で俳優としても活躍し、日本でも爆発的人気を誇る韓国のスター、パク・ユチョン。ユチョンは本作で韓国のアカデミー賞と言われる大鐘賞や青龍映画賞など主要映画賞の新人賞を総なめにして、本作で若手演技派のトップに躍り出た。

 深く重い霧が垂れ込める海上で、逃げ場を失い疑心暗鬼に陥り、やがて正気を失っていく船員たち。守るべき者を得て逞しく成長していく青年。予告編では、人間の欲望が剥き出しになった極限下で繰り広げられる極上のサスペンス映画の片鱗が見て取れる。

 なお、同作品は、4月17日に完成する東京都内最大級となるシネマコンプレックス「TOHOシネマズ新宿」のオープニング作品として決定している。

【ストーリー】
不況にあえぐ漁村。6人の乗組員を乗せたチョンジン号は、今日も一発逆転の大漁を狙って出航するが叶わない。切羽詰まった船長は、中国からの不法移民の密入国を手伝う、という闇ルートの仕事を引き受けてしまう。沖合で密航船と合流し、密航者たちを乗り越えさせて陸へ運ぶ。 
容易く思えた計画は、海上警察の調査、悪天候に阻まれ、思いもよらぬ事態に陥って行く…

監督:シム・ソンボ 脚本:シム・ソンボ、ポン・ジュノ
製作総指揮:キム・ウテク 製作:ポン・ジュノ、チョ・ヌンヨン、キム・テワン
出演:キム・ユンソク、パク・ユチョン、ハン・イェリ、イ・ヒジュン、ムン・ソングン
原題:海霧(2014年韓国)、英題:Haemoo
配給:ツイン (c)2014 NEXT ENTERTAINMENT WORLD Inc. & HAEMOO Co., Ltd. All Rights Reserved.



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