日本におけるK-POPブームの火付け役となり、数々のヒット曲を生み出した「KARA」。今年8月に20歳の新メンバー・ヨンジを加え、ギュリハラスンヨン、ヨンジの4人で活動を再開した。これまでも「KARA」のライブを放送してきたWOWOWでは、4人体制初のツアーとなる「KARA THE 3rd JAPAN TOUR 2014『KARASIA』」の最終公演、11月19日、横浜アリーナでの模様を2015年1月2日に放送する。

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 この日は全国で10公演行なわれたツアーの最終日とあって、会場には2万人近くのファンが詰めかけた。その期待が高まる中、8月に発売した最新シングル曲「マンマミーア!」で幕開け。「KARA」らしいヘソ出しのホットパンツ姿で登場した4人に大きな歓声が沸いた。

 続いて「Pandora」「Lupin」とスタイリッシュなダンスチューンで盛り上げた後、4人があいさつを。新人のヨンジは「よこはま」と言うとき少し“かんで”しまったが、その後は「最後の公演です。今日は大切な思い出をたくさん作りましょう!」と日本語を特訓した成果を見せた。続けてスンヨンが「これまで見たことないような新しいステージを用意していますので、最後まで楽しみにしてください」と観客に明るく呼びかけた。

 その言葉どおりソロコーナーでは多彩なパフォーマンスが展開。ヨンジは松田聖子の名曲「天使のウィンク」をカバー。アイドルらしいキュートな姿に客席からは「ヨンジ!」のコールが巻き起こった。洋楽好きのスンヨンはリアーナの「Love The Way You Lie」などをカバー。歌唱力に磨きをかけたハラはブルーのドレスを着て綾香の「みんな空の下」をフルコーラスで熱唱。広い会場に響き渡る歌声に観客もじっくり聴き入っていた。美しい容姿から“女神”とも呼ばれるギュリは、The Pussycat Dolls の「Hush Hush; Hush Hush」をカバー。セクシーなパフォーマンスで大人の魅力を振りまいた。

 その後、ピンクのミニスカートに着替えた4人はゴンドラに乗り込んでアリーナを回りながら会場後方へ。大ヒット曲「ジェットコースターラブ」、「ガールズパワー」を後方のミニステージで歌い、せりあがっていくステージに3階席まで埋まったファンは大興奮で手を振った。さらに、2人ずつのコラボでは、ギュリとスンヨンがYUIの「Good-bye days」をカバーし、ギターを弾きながら美しいハーモニーを聴かせた。ハラとヨンジはビヨンセの「Crazy In Love」で、ハードかつセクシーなダンスを披露した。

 終盤は胸に花をあしらった白いドレスを着て登場した4人。「一番にわたしを抱きしめて」と「フレンチキス」をしっとりと聴かせた。ヨンジは「今日でツアーが終わるのが悲しい。みんなのおかげで毎日が夢みたいです」と語り、厳しい練習を経て晴れて「KARA」の新メンバーとなった喜びをにじませた。リーダーのギュリは「今だから言えるけど」と最終日ならではの打ち明け話を。「今回のツアーはちゃんとできるか自信がなかった。始まる前はファンの皆さんの前に立つのが怖かったんです」と語り涙声に。ハラは一発ギャグで湿っぽい空気を変えようとしたが、結局、涙ぐむことに。「今回のツアーで皆さんと一緒に過ごした2か月間は、本当に幸せでした。私たちをひとつにしてくれる音楽ってすごいなって思います」と感じ入った様子で語った。

 本編ラストは日本デビュー曲の「ミスター」。ヨンジも「KARA」の代名詞であるヒップダンスを完璧にマスターしてみせ、「ラララララ」のコーラスに合わせて観客も総立ちで踊った。そして、アンコールの1曲目は楽しさ弾ける「GO GOサマー!」。4人は再びゴンドラに乗って会場をめぐり、ファンに手を振った。最後はコンサート定番の「STEP」(韓国語)でフィニッシュ。ギュリが「私たちを愛してくださってありがとうございました。これからもKARAをよろしくお願いします」とあいさつし、新生「KARA」がファンへの感謝込めて作り上げた渾身のステージは幕を閉じた。


KARA - 「マンマミーア!」Music Video
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