3人組ヴォーカル・ラップ・グループ「WAZZ UP」が、12月3日(水)にニューシングル「MY HOME MY LIFE」をリリース。JUNE(右)とkyo-heyにインタビューを行った。下はジャケット写真(提供:スターダスト音楽出版)
3人組ヴォーカル・ラップ・グループ「WAZZ UP」が、12月3日(水)にニューシングル「MY HOME MY LIFE」をリリース。JUNE(右)とkyo-heyにインタビューを行った。下はジャケット写真(提供:スターダスト音楽出版)
3人組ヴォーカル・ラップ・グループ「WAZZ UP(ワズアップ)」(JUNE、kyo-hey、sheep(現在休養中))が、12月3日(水)にニューシングル「MY HOME MY LIFE」をリリースした。

WAZZ UP の最新ニュースまとめ

 「WAZZ UP」の韓国人メンバー・JUNE(27)は10月のハロウィンパーティーにおいて、兵役義務のため年内での活動休止を発表したばかり。今作は入隊前最後の作品となるだけに、込められた思いは一層深いものとなったはずだ。

 今回のシングルにはリード曲「MY HOME MY LIFE」のほか、「GO RUN」、「Hello~元気ですか~」の計3曲が収録されている。ジャケット写真やミュージックビデオ(MV)にもこだわったというJUNEとkyo-hey(28)に話を聞いた。

<b>JUNE</b>:今回の曲は「MY HOME MY LIFE」というタイトル通り、自分の故郷や人生をテーマにした楽曲です。僕らも現在、地元を離れ、夢を追いかけて頑張っているわけですが、同じように家族の元を離れて、一人夢に向かっている方はたくさんいると思うんです。そういう方に聴いてもらって、家族や故郷の大切さに気付き、もう一歩前に進む契機になってもらえたら、という思いを込めて作りました。

<b>kyo-hey</b>:自分のパート(ラップ)は自分で作詞しています。僕は上京してすぐに音楽を始めたわけではなく、JUNEと知り合ったことでこの世界に入ったので、東京というよりも「WAZZ UP」がホームになっています。いままで挫折もありましたし、いろいろな事を経験させてもらいました。いまの環境で活動しながらの思いを乗せて書きました。また、楽曲のテイストもギターや生音にこだわっていて、そこを全面に押し出せていると思います。

 「MY HOME MY LIFE」のMVにも、2人の強い思いとこだわりが詰まっている。頭に浮かびあがっているものを監督やスタッフとよく話し合いながら、かなりの時間を費やし繰り返し撮影したという渾身の一作だ。

<b>JUNE</b>:全面的に僕たちの意見を入れて作り上げた作品です。映像では、最後のシーンで2人がやっと出会い、そこから新しいものが始まるという意味になっています。僕が兵役から戻ってきて、また一緒に何かを作るためにある特定の場所に向かっているシーンです。それをテーマにしました。なので、2人が出会うまでは時が止まっていて、2人が出会った瞬間から再び時が始まっているという形です。
一人で戸惑い挫けそうになったり、諦めそうになったり…そういう葛藤を描きたかったのです。色もモノクロで、僕らも無表情。映像と曲の世界観にどっぷり入り込めるような感じにしました。僕らが出会った時にはカラーになります。夢に向かって頑張っている人は一人の時間に葛藤があったとしても、故郷に戻ればリフレッシュされ、新たなスタートが切られるという事を表現しています。

<b>kyo-hey</b>:撮影した後に、カットしてほしい部分や付け足したい部分が出てきたので、監督さんたちはとても大変だったと思います。自分たちで作るからこそ、責任を持って努めました。笑顔が最後のシーンしかないので、感情を入れるのがとても難しかったです。秒数も少なく、場所もどんどん変わっていくので、演技の新人ながら頑張りました(笑)。

 ジャケット写真のコンセプトは「横断歩道」。そこも、2人がこだわり抜いたものだという。
<b>JUNE</b>:横断歩道にしたのは、「道」という表現を出したかったからです。解放感のある広がった道がなかなかなくて、探すのに苦労しましたね…。僕たちが夢を持って東京に来た時、まさに横断歩道を渡る前の不安感のようなものを感じました。その道の先には自分自身の目的地や、描いていた新たな道が広がっていくかもしれないという期待感もありますよね。そういう意味を込めて横断歩道にしました。僕にとって、入隊前最後の作品なので、自分たちの気持ちを全面的に込めたいと思いました。ちなみに、文字を黄色にしたのは、温かみを感じたからです。

 「WAZZ UP」は今回、フリーライブを展開。2人はファンに限らずたくさんの人たちに会えることがうれしいと、口を揃える。
<b>JUNE</b>:一人でも新しいファンを増やしたいという思いが一番大きいです。もっとたくさんの方に知っていただきたいです。フリーライブのいいところは、僕たちの事を知らない方々が通りすがりに見られる点。そこで少しでも気に留めて、耳を傾け、興味を持ってくれればうれしいです。
また、ニューシングルを引っ提げてのライブなので、いつも応援してくれるファンの皆さんのためにも、会える機会を増やして喜んでほしいという気持ちです。

<b>kyo-hey</b>:ライブは登場演出や照明の形、雰囲気、ボリュームなど、自分たちでストーリーを作りますが、フリーライブはそういうものがなく、いかにお客さんと接することができるか、がポイントだと思います。近い感覚で足を一瞬でも止めていただく…、フリーライブの醍醐味はそこにあると思っています。僕たちも客席と近い分、いつもよりファンの方に声をかけようと心がけながらライブをしています。一体感という意味では、ワンマンとは違う形で楽しめます。

 フリーライブにおいて、印象的な出来事を聞いてみると…。
<b>JUNE</b>:初めて僕たちを見る方に「曲がすごく良かった」と言ってもらえたり、本当に久しぶりのファンの方が来てくれたりとか…、思いも寄らない事があります。1~2年が過ぎても、僕たちの事を忘れずに来てくれたことに感激しました。
それから、いつも来てくださる母娘さんがいるのですが、この間の府中のライブには、おばあちゃんも一緒に見に来てくださって、とても驚きました。そうやって、一人ひとりが繋がっていければいいなと感じました。

<b>kyo-hey</b>:男性のファンの方もいて、初めは彼女さんがきっかけだったのかもしれませんが、だんだんとフレンドリーになっていって…、僕らの音楽を愛してくださるのがとてもうれしいです。

 前回(8月)のインタビューでは「WAZZ UPでの夏の思い出がない」と語っていた2人。果たして「夏の思い出」はできたのだろうか。
<b>kyo-hey</b>:沖縄に行きました!仕事でしたが、2人で海に入りました。海の色もきれいでしたし、感動しましたね。今回の「GO RUN」という楽曲は沖縄でできた曲です。
<b>JUNE</b>:やっと2人の夏の思い出ができました(笑)。僕は日焼けしたくなくて、サングラスをかけて海に入りました(笑)。プライベートでも必ず行きたいと思えるくらい、解放的で素晴らしいところでした。
<b>kyo-hey</b>:ホテルのビュッフェもとても美味しくて、美ら海水族館にも行きましたし、楽しかったです。

 では、「冬の思い出」は?
<b>JUNE</b>:一昨年、事務所の先輩でもあるKさんたちと一緒に、カウントダウンをしたんです。僕自身、皆でカウントダウンをしたのが初めてだったので、楽しかったです。
<b>kyo-hey</b>:ことしの冬は2人でどこか行きたいと思います。
<b>JUNE</b>:kyo-heyの実家にも行って、温泉にも入って語り合いたいですね(笑)。
<b>kyo-hey</b>:時間ができたら、スノーボードも乗りに行きたいです。

 最後にファンの方へメッセージを!
<b>kyo-hey</b>:今回は、JUNE入隊前のラストシングルになります。いままでも基本的には自分たちでプロデュースしてきましたが、今回はそのクリエイティブな部分を一層こだわって、僕たちの思いが入った作品になっています。歌詞などに関しても、想像ではなく自分たちの体験やいまの思いを、より曲に込められたと思っています。3曲共に同じくらい愛情が入っているので、聴いてもらえれば何かを感じ取ってもらえると思います。

<b>JUNE</b>:3曲の曲調はすべて違うのですが、前に進めるポジティブな意味のある楽曲です。自分が置かれた状況はそれぞれ違いますが、今回の作品を聴いて映像を見て、少しでも自分と重なるところを見付けてください。それで前に進む…、そんな些細な力になってもらえれば、僕らが音楽をしている意味でもあり、僕たちも幸せを感じます。挫けそうになった時には、作品を思い出してほしいです。そういう楽曲になってくれればと思います。納得できるものが出来上がったと満足しています。皆さんに聴いてもらえるのをワクワクしています。

 来る12月20日(土)21日(日)には、「WAZZ UP クリスマスパーティー2014」(Future SEVENにて)の開催も決定しており、JUNE入隊前最後の活動をファンと共に楽しみながら、JUNE自身が約9年間に渡り日本で培った経験・実力を存分に発揮している。



【MV】WAZZ UP | MY HOME MY LIFE




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