イ・ビョンホン(提供:OSEN)
イ・ビョンホン(提供:OSEN)
イ・ビョンホンの所属事務所BHエンターテインメント側は1日夜、「去る8月28日、イ・ビョンホンが20代の女性2人から本人の個人資料を公開する、数十億台を要求する脅迫を受けた」と報道資料を出した。所属事務所側は「芸能人は、言葉にもならない要求や脅迫に見舞われることはよくあることだが、これは酷いと考え、所属会社に該当事実を伝達し、直ちに申告措置をとった」とした。

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 所属事務所が公開した事件の顛末はこうだ。イ・ビョンホンは事件当日に知人からの呼び出しで食事の席に参加し、ここで複数の人物を紹介された。問題の女性たちは、この席でイ・ビョンホンと記念写真や動画などを撮り、これを口実にして詳細をマスコミに公開する、と金品を要求したというのだ。

 芸能人、特にトップスターの最大の脆弱点はスキャンダルだ。ただ、知人の女性と偶然会って握手を1度しただけでもそれを写真に撮られ、非常に思いがけない説明がついて「熱愛」となり「密愛」に変わることもある。後で事実ではないことが明らかになっても、何の意味もない。大衆はすでに思いがけず撮られた写真数枚のイメージだけで「またスキャンダルが出た」という認識を持つことになるからだ。

 多くのスターや芸能事務所は、このようなパパラッチ性のある写真の突きつけや恐喝に弱い。彼らが弱い姿になるのを見て、最近の芸能界には簡単にお金を稼ぐ近道である”スターの後を追いかける人々”が増加している。公人であれ一般人であれ、個人の私生活を暴露して金品を要求するのが犯罪行為であるという事実を忘却したために起こる社会現象だ。

 スターという人々がこのような脅威から逃れるために、身だしなみを最大限控えめにすればいいのではないか、と問いただすことになる。しかし、職業柄これさえも簡単ではない。スターだから自分はよく知らなくても、自分をもっと知っている人々は増えるためだ。色々と”複雑に絡まった関係”で参加しなければならない席が頻繁にあり、そこで紹介される人々も多いため、弱みに付け込まれ盲点を突かれることになる。

 所属事務所の説明によると、今回のイ・ビョンホンもまさにそんなケースだ。ある関係者は「イ・ビョンホン氏は先月28日、すぐに事務所側へ脅迫事実を報告し、事務所もすぐに警察へ申告、9月1日深夜に女性たちは検挙された。現在、調査中であり、彼女たちは(イ・ビョンホンの)友人の知人で、脅迫事実も認めた。また、彼女たちを押収捜索した警察の調査結果には、特別な資料はなかったと明らかになった」と説明した。

 ことし初め、イ・ビョンホンは長い間、とんでもない私生活暴露説で自分を苦しめてきた事件について裁判所から公正な判決を受けている。まるでイ・ビョンホンが大きなスキャンダルを巻き起こしたかのように世間で騒いでいた人物たちは、金品要求と脅迫などの事実を認め、ソウル中央地裁から刑を宣告された。しかし、事件の真偽が後に明らかになったにも関わらず、イ・ビョンホンの名誉とプライドはすでにずたずたに傷つけられていた。

 気の毒なのはイ・ビョンホンが昨年、女優イ・ミンジョンと結婚して新婚の甘い夢に浸っている時期だということだ。イ・ミンジョンは数日前、SBS「一夜のTV芸能」に出演し、イ・ビョンホンについて「夫としてとても素晴らしい」と幸せな笑みを浮かべていた。

 そんなトップスターカップルを相手にした陰湿で攻撃性の強い脅迫恐喝や悪質なうわさの広まりが、ますますひどくなっている。この事実は残念極まりないことだ。


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