インタビューに応じるジェジュン=30日、ソウル(聯合ニュース)
インタビューに応じるジェジュン=30日、ソウル(聯合ニュース)
「JYJ」のジェジュンは7月30日にソウル市内のカフェで行われたインタビューで、予定より20分近く遅れてきた。

ジェジュン の最新ニュースまとめ

 前日、自らが主演したMBCドラマ「トライアングル」(原題)の最終回の放送があったが、直前まで撮影をしていたジェジュンは眠気に勝つことができず、結局見ることができなかったと語った。

 数か月、睡眠不足が続いていたジェジュンはなんとか体を起こしてインタビュー場所にやって来て、「撮影スケジュールが本当に過密だった時は、100時間で3時間しか寝ませんでした」と打ち明けた。

 「トライアングル」は両親を失い離ればなれになった3兄弟が、全く違う人生を送り、20年ぶりに偶然に再会するストーリー。「兄弟の交錯するそれぞれの運命」という典型的な設定で、あまり評価を受けられず、視聴率も高くなかった。

 だが今回の作品でジェジュンは、三流の人生を送るチンピラ、ホ・ヨンダルを誠実に演じ、アイドルの演技力に疑問を持つ視聴者からもその努力が認められた。

 特にドラマの序盤、下着1枚で都心を走るシーンは、ジェジュンの覚悟が特別なものであることを象徴的に見せた。

 ジェジュンは「プロデューサーがシースルーの下着を着て走れと言えば、着ようと覚悟していました。視聴者にこんな姿はちょっと見せたくないというような考えはすべて捨てて臨みました」と説明した。

 また生放送のようなスケジュールで制作された「トライアングル」で、肉体的にも精神的にも崩れそうな瞬間が多かったが、力を絞り出したと振り返った。

 「とにかく撮影量も多く、すべてのキャラクターとぶつかる役割でしたが、人に会う時は『死にそうだ』などとは言えませんでした。私が焦ると、他の俳優も動揺すると思い、笑って過ごすためにたくさん努力しました」

 「トライアングル」は、SBS「ボスを守れ」(2011)とMBC「Dr.JIN」(2012)に続き、ジェジュンが挑戦した3本目のドラマであり、真の意味で初の主演作だった。

 前作とは異なり、今回の作品でジェジュンは演技指導を受けなかったと明らかにした。ドラマの撮影前に会った大物俳優チェ・ミンシクとの酒の席がその契機になった。

 「チェ・ミンシク先輩が演技指導をしてくれることを期待して会いましたが、ただお酒だけ飲みました。お酒を飲んで1時間ほど過ぎてからでしょうか、雰囲気がちょっと熱くなった時、先輩が演技に対する話をしました」

 チェ・ミンシクはジェジュンに「この頃ドラマは少し人気があると、その俳優の演技が良いと話すが、そんなことがあるか。私は演劇、ドラマ、映画と数えきれないくらいやってきたが、作品が終われば、演技がまずかったと嘆く」と話したという。

 「今、おまえが演技が下手なのは当然だ。演技の経歴でおまえより10年、20年先輩も下手だ。死ぬ時まで演技を学ばなければならないということだ。負担を感じるな。その代わりに一人で狂ったように練習しろ」というのが演技の大先輩の助言だった。

 ジェジュンは「チェ・ミンシク先輩に会ってから、演技を学んで、映画でもドラマでも、表現することに負担を感じるより、まず自分の方法でしようと考えました。先輩に会わなければ、本当に大きい負担を感じながら演技をしたと思います」と説明した。

 ドラマが終わったばかりの今、自分の演技をどう評価しているのか。「演技に対する点数なんて付けられません。ですが、残念だったのは、とにかく余裕がなかったので、段々と満足できるカットを作り出すより、まあまあ良い程度のカットをかなり放送してしまったことです。どの場面でどのようにすればもっとうまくやることができるだろうかと考えたかったのですが、そのような余裕はなかったです」

 一方でジェジュンは、「それでも『トライアングル』は達成感が格別」と語り、作品に対する愛情を示した。ジェジュンはJYJメンバーのジュンスとユチョンも今回の作品に多くの関心を示したと伝えた。特にユチョンは1話も逃さずに放送時間に視聴したという。

 「ユチョンが2か月前ぐらい前にストレスを受けたできごとがありました。そのころ、ある日突然ユチョンが電話してきて、私が出演したドラマを見てストレスを解消すると言いました。ジュンスは、(チンピラの演技を見て)本当に私なのかと言っていました」

 ジェジュンは自身が以前所属していた東方神起のメンバーであるユンホが前日、自分のことに言及した報道記事をすでに見たと語った。ユンホは「トライアングル」の後に放映されるドラマ「夜警日誌」(原題)に出演する。

 ジェジュンは、「ユンホ、俺は元気だよ」と話し始めた。「ユンホは時代劇に初めて出演すると思いますが、撮影が本当に大変です。以前、一緒に活動していた時、ユンホが脱水症状になったことがあります。水をよく飲んで、うまく調節してほしいです」とコメントした。


◇演じるたびに感じる面白さ
 「JYJ」は最近発表したセカンドアルバムを記念してアジア8都市ツアーを行う。ジェジュンは俳優と歌手のどちらに魅力を感じているのだろうか。

 「好きなことで考えれば歌手ですが、面白いのは俳優だと思います。まだ目新しいことが多くて、演技の経験をするたびに面白いです。もちろん、だからといって歌手として安定したとは考えていません」と答えた。

 最後に「トライアングル」で得たものと、失ったものについて尋ねた。「失ったものと言えば、私の寿命が2年ほど確実に短縮したと思います(笑)。得たものは本当に多かったです。人も得たし、ドラマの本当の主演は初めてですが、主演俳優の立場になるとプロデューサーやスタッフ、各俳優がどんな状況なのか見えました。撮影していても、考えることが多くなりました」


JYJ 'BACK SEAT' M/V




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