キム・ジョンヨン
キム・ジョンヨン
韓国の民衆歌謡グループ「歌を探す人々(ノチャサ)」(以下、ノチャサ)出身のトロット歌手キム・ジョンヨンが3rdアルバム「あなたでなければ」を先ごろ発表したことがわかった。

 今回のアルバムは1stアルバム「愛してるから」(2008)と2ndアルバム「故郷バス」(2011)に次ぐ3番目のアルバムだ。

 アルバムタイトル曲「あなたでなければ」はルンバのリズムを加えたディスコ風の曲で、キム・ジョンヨンの美声が見事に調和している。特にラテンの雰囲気を増幅させた編曲が引き立っている。「愛する人と生きてみたら大変なときも憎いときもあるが、年月が流れるほどわたしのそばにいるあなたが最高」という歌詞が込められた。

 この他にも別れた恋人を忘れられない気持ちを伝統的なソナタ風のメロディで表現した「別れ後の愛」や片想いする人の気持ちを表現したラテン風の曲「染めた愛」などの新曲が収録された。

 キム・ジョンヨンは高校1年のときに「ノチャサ」の公演を見た後、「ノチャサ」のステージに立ちたいという夢をもち、大学4年のときにオーディションを受けてグループに合流した。「ノチャサ」は1980年代「四季」や「荒野で」、「その日が来れば」などの歌で有名な民衆歌謡グループで、キム・ジョンヨンは1991年から1994年まで活動した。

 その後、彼女はタレントに転向。転向後はラジオやテレビで進行者やリポーターとしての活動に乗り出した。、特にKBS「6時 わたしの故郷」のコーナー「田舎の道に沿って、人生の道に沿って」での活躍は目立った。彼女は、田舎のバスに乗って走りまわりながら、人気を博した。

 しかし、40歳を越えて妊娠し、昨年12月の出産が迫ってこのコーナーから降板。しかし、息子を出産してから100日後のことし3月に同番組に復帰し、モンペパンツをはいて、人手が足りない場所を訪ねて助け合いをする新たなキャラクターを生み出した。

 所属事務所は「キム・ジョンヨンはは20代に民衆歌謡グループで活動し、30代では放送現場を揺るがし、30代後半にトロット歌手に変身した」とし「現実に安住せず、後悔のない人生のため常に新しい挑戦をしている」と述べた。


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