出演者自殺でSBSリアリティ番組「ペア」が廃止へ
出演者自殺でSBSリアリティ番組「ペア」が廃止へ
韓国の人気リアリティ番組「ペア」の女性出演者が、収録後に自殺を図った問題で、SBSは7日、番組の打ち切りを発表した。

 SBSは7日午後「番組の打ち切りを決定した。故人の冥福を祈るとともに、遺族そして視聴者の皆さまに心よりお詫びしたい」と謝罪。また「今回の事件で、今後の処理に最大限努力していく。これから番組の制作過程において、悲しい事件が二度と起こらないように最善を期したい」と語った。

 女性出演者は5日午前2時15分ごろ、収録地だった済州島のペンション内トイレで首を吊っているのが見つかり、病院に運ばれたが、死亡が確認された。現場からは遺書らしきメモが発見された。警察は自殺とみて、番組の制作陣や出演者らを対象に捜査を進めている。
 
 同番組は恋愛リアリティ番組として制作され、約10人の未婚の一般男女が合宿してデートなどを行い、パートナーを選ぶ番組。2011年1月、SBSスペシャルの新年特番としてスタートし、男女の心理をリアルに見せているとして人気を集めた。しかし、出演者が職業を詐称したり、やらせ疑惑も浮上したりと、視聴者から批判の声があがっていた。

 一方、SBSは来週の該当時間帯の放送では、特集番組を編成する予定だ。

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