済州4・3抗争（1948年4月3日、在朝鮮アメリカ陸軍司令部軍政庁支配下にある韓国・済州島で起こった島民の蜂起にともない、南朝鮮国防警備隊、韓国軍、韓国警察、朝鮮半島本土の右翼青年団などが1954年9月21日までの期間に引き起こした一連の島民虐殺事件）を扱った独立映画「ジスル」はことし1月、米国サンダンス映画祭審査委員大賞を受賞して世界的な注目を集めたのをはじめ、2月の仏・ブジョル国際アジア映画祭やイスタンブール映画祭などでも賞を受賞した。
ことし3月に韓国で公開し14万3548人の観客を動員し、独立映画としては驚くべき興行成績を収めた。
済州で生まれ育ったオ・ミョル監督がジャパリフィルムのスタッフと共に制作した同映画は済州4・3抗争という歴史の悲劇を扱いながらも平凡な人々の話をユーモアに表現して感動を誘った。壮大な鎮魂曲（レクイエム）形式や珍しい白黒映画で描いた素晴らしい映像美も好評を博した。
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