謎多い”天安事件”を映す「天安艦プロジェクト」 9月公開へ

天安艦沈没事件（天安事件:大韓民国海軍の浦項級コルベット「天安」が、2010年3月26日に沈没した事件）にさまざまな視点からスポットを当てたドキュメンタリー映画「天安艦プロジェクト」が9月初めに公開されることがわかった。制作会社アウラピクチャーズが明らかにした。

　映画は、天安艦と関連し提起されたいくつかの疑惑を75分の分量に収め、ことし5月「全州国際映画祭」で初披露。当時、内容をめぐって議論を呼び起こしていた。

　「折れた矢」や「南営洞1985」など、社会批判的な映画を主に扱ってきたチョン・ジヨン監督が企画制作を手掛け、新人ペク・スンウ監督がメガホンを取った。またナレーションは、俳優カン・シンイルが務めた。

　なお、制作陣は公開支援プロジェクトを行い、国民後援金およそ900万ウォン（約90万円）を募金している。