芸能兵士の廃止を発表する国防部広報担当官=18日、ソウル(聯合ニュース)
芸能兵士の廃止を発表する国防部広報担当官=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍で芸能活動を通じ広報活動などを行う「芸能兵士」制度が施行から16年で廃止されることが18日、決まった。芸能兵士をめぐっては、兵役中の歌手SE7ENとサンチュが地方公演後に外出し、深夜にマッサージ店を訪れたことなどが情報番組の放送で明らかになり、国防部が特別監査を進めていた。
 国防部は「国防広報支援隊(芸能兵士)に対する管理が不十分だったことに責任を痛感する」として、「監査の結果、廃止を決定した」と発表した。芸能兵士を管理する国防広報院関係者5人を懲戒処分とし、6人は警告措置とした。芸能兵士8人は地方公演後に飲酒をしたり、マッサージ店に出入りし、軍人としての品位を落としたとして、懲戒委員会で懲戒処分を受けることになる。芸能兵士15人全員は来月1日付で一般部隊に配置される。
 国防部は芸能兵士が出演していた「国軍放送」の番組には民間人を出演させるほか、才能のある一般兵士を選抜し、公演に参加させる方針だ。
 芸能兵士に関しては、歌手RAIN(ピ)が1月、公務でスタジオに外出中に女優キム・テヒとデートしていたことが発覚し、問題となった。一般兵士以上の休暇が与えられるなど芸能兵士への特別待遇に対する批判を受け、国防部は芸能兵士の特別管理指針を設けだが、指針が守られていないとの指摘が出ていた。

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