「ULALA SESSION」故イム・ユンテク
「ULALA SESSION」故イム・ユンテク
韓国男性グループ「ULALA SESSION(ウララセッション)」のリーダー、イム・ユンテクが胃がん闘病の末にこの世を去った。享年32歳。

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 所属事務所ULALAカンパニーは「イム・ユンテクの容態が突然悪化し、入院して治療を受けたが、11日午後8時42分、家族とメンバーに見守られる中、息を引き取った」と伝えた。

 ソウル出身のイム・ユンテクは、高校、大学(ソル芸術大学放送芸能学科)在学時代、ダンスグループで活動し名前を知られた。以降、パク・ソンイルやキム・ミョンフン、パク・グァンソンらとグループ「ULALA SESSION」を結成。2011年にMnet「スーパースターK3」で優勝し、歌謡界デビューの夢を果たした。

 そんな中、胃がん闘病中であることを告白し、芸能界そしてファンの間で衝撃が走った。

 「ULALA SESSION」は昨年5月、初のミニアルバム「ULALA SESSION」を発表。6月にはアルバム・公演企画会社ULALAカンパニーを設立し、下半期には初の全国ツアーを開催するなど精力的な活動を行った。

 また、昨年7月にエッセイ集「だめだと言わず、違うと言わず」を発表し、希望のメッセージを伝えたイム・ユンテク。さらにプライベートでは昨年8月、3歳年下でヘアデザイナーとして活躍するイ・ヘリム氏と結婚し、話題を呼んだ。

 イム・ユンテクは、ダンスや歌のみならず、公演企画やファッションでも才能を発揮し、多方面で活動してきた。

 胃がん末期という体力的にも精神的にもぼろぼろだった時期も、いつも「ポジティブな力」を見せ続けた姿に「希望の伝道師」と呼ばれていた。

 しかし昨年下半期からは、健康悪化により外部活動はほとんどできなかったという。

 イム・ユンテクは先月13日、オリンピックホールで開かれた「2013アジアモデル賞授賞式」に痩せた姿で登場。同月、進行された「ULALA SESSION」の広告撮影には参加することができなかった。

 なお、イム・ユンテクと妻イ・ヘリム氏の間には第一子となる女の子、リダンちゃんが誕生。あまりに早すぎる死に悲しみが広がっている。

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