KoN=(聯合ニュース)
KoN=(聯合ニュース)
日本デビューアルバム「KoN~Nuevo Impacto~」を24日にリリースした韓国人バイオリニストのKoN(コン)が、アルバム発売に合わせ東京の所属事務所でインタビューに応じた。

 このアルバムには自作の「Nuevo Impacto」や、ドラマ「冬のソナタ」の主題歌「最初から今まで」、オフコースの名曲「言葉にできない」など8曲が収録されている。また、本人も出演するフジテレビ系のドラマ「赤い糸の女」のメーンテーマ曲も含まれている。
 昨年は韓国でミュージカル出演も果たした。
 以下は一問一答。
――デビューを控えた今の心境は。
「日本で活動を始めて数年になりますが、やっとデビューアルバムを出すことになってうれしいし、どきどきします。気持ちを新たにしてがんばっていこうと思います」
――日本デビューのきっかけは。
 「韓国でアルバムを発表したりミュージカル俳優として舞台に立つなど活動の幅を広げる中で、たびたび日本でも公演する機会がありました。日本の方が私の音楽を気に入ってくれて、今年に入って本格的にデビューアルバムの準備に取り掛かりました」
――日本デビューアルバムの特徴は。
「自作曲からピアソラ(アルゼンチンの作曲家)の『リベルタンゴ』まで多彩なジャンルの音楽が入っています。私も出演するドラマ『赤い糸の女』のメーンテーマや挿入曲も入っているので、ドラマを見ている方は親しみを持って聴いてもらえると思います」
――日本語の歌にも挑戦したが。
「このアルバムには日本語の歌が2曲入っています。そのうち1曲は辛島美登里さんとのデュエット曲です。発音を矯正しながらレコーディングしたので、日本語のレッスンを受けているようでした。通訳と一緒にレコーディングに臨みましたが、細かいニュアンスを表現するのが大変でした。意思の疎通に時間がかかることを実感しましたし、もっと日本語を勉強しようと思いました。でも、レコーディング後半になるとお互い息が合うようになりました」
――ドラマでは主題歌、挿入歌、メーンテーマ曲、エンディングテーマ曲、俳優と1人5役こなした。
 「実は日本のドラマに出演するのはこれが2度目です。前回はバイオリニスト役だったので難しいことはなかったのですが、今回は老人福祉施設で働く韓国人のケアマネージャー役でした。資料を調べたり、人に聞いたりといろいろ努力が必要でした。
 日本語がまだ流暢ではないのでほかの俳優のせりふまで覚えて現場に入ったのですが、急にせりふが変更になったときは頭の中が真っ白になりました」
――今後の活動計画は。
「大阪、名古屋、東京でデビューアルバムのプロモーション活動を行い、11月17日に埼玉県でソロコンサートを開く予定です。韓国では12月にソロコンサートを予定していて、イタリアの伝説的なバイオリニスト、パガニーニを素材にした『ドラマがあるコンサート』を準備中です。私が音楽監督、作曲、演奏、俳優を務め、ドラマとストーリーがある実験的なコンサートにしようと思っています。来年には韓国で2枚目のアルバムを発表する予定です」
――最後にファンにメッセージを。
「ファンの皆さんの応援は私の音楽の原動力です。私の公演を見て癒されたと言ってくれると意欲が湧いてきます。日本でデビューアルバムを発表したので、もっと多くの人にKoNというアーティストを知ってもらい、私の音楽を楽しんでもらえるよう努力していきたいと思います」

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