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世界最大の国際ドラマフェスティバルである「ソウルドラマアワード2012」は、世界中の全ドラマコンクールの中でも最大規模である45カ国から201本の作品がエントリーされ、厳正な審査の結果、24作の本選進出作を選定した。予選を勝ち抜いた24作品の中から、作品性、独創性、大衆性が最も優れた1作品を選んで大賞に決定され、また各部門別に最優秀作品賞と優秀作品賞が決定される。

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 短編部門では、韓国の「絶頂」や日本の「火車」など8編がノミネートされた。キム・ドンワン主演で話題になった「絶頂」は、詩人であり独立運動家であるイ・ユクサの人生を描いた作品で、去る4月に開催された「第45回ヒューストン国際映画祭」特集劇部門で大賞を受賞した。

 「火車」は日本の人気作家である宮部みゆき氏の同名小説を原作にした作品で、韓国で映画化された。宮部みゆき氏は、「韓国の『火車』ファンの皆さんが、映画と日本のTVドラマとの違いを比べて楽しめる良い機会になることを願う」と感想を述べた。

 ミニシリーズ部門では、アメリカの「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」(Boardwalk Empire)、イギリスの「グレート・エクスペクテーションズ」(Great Expectations)、「シャーロック2」(Sherlock2)など、合計8作がノミネートされた。「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」は「第63回エミー賞」で18部門にノミネートされ、監督賞など8部門を受賞して話題になった作品。ゴールデングローブ賞でも、ドラマシリーズ部門で作品賞や主演男優賞などを受賞した。

 「グレート・エクスペクテーションズ」はイギリスのBBC1とアメリカのPBSを通じて全世界で1,120万人が視聴した人気ドラマで、イギリスのテレビジュアル・ブルドック(Televisual Bulldog)賞で最高ドラマ賞を受賞し、英国アカデミー賞(BAFTA)で7部門にノミネートされた。

 韓国国内のケーブルチャンネルでも放送され多くのファンを持つイギリスの「シャーロック2」は、英国アカデミー賞で最優秀ドラマ賞と最優秀助演賞を、アメリカのテレビ批評家協会賞(Television Critics Association Awards)で映画・ミニシリーズ・特別シリーズ部門で作品賞を受賞するなど、イギリスとアメリカの主だったアワードで注目された作品だ。

 シリーズ及びシリアル部門では、全部で8編の候補作中に「根の深い木」「太陽を抱いた月」「王女の男」など数多くの韓国作品が含まれて注目されている。

 同時に各部門別に最高の演出家、作家、主演男女優を選ぶ個人賞候補も発表された。「コーヒーとタバコ」などのインディーズ映画から「愛してるパリ」のようなロマンスまで多様なジャンルの作品歴を誇るスティーヴ・ブシェミ(Steve Buscemi)は「ボードウォーク・エンパイア」で、映画「マイティ・ソー」「ゴーストライダー」などで強烈な印象を残したイドリス・エルバ(Idris Elba)は「ルター2」(Luther2)で、それぞれミニシリーズ部門主演男優賞候補に名前が上がっている。

 「エックスファイル」シリーズのスカリー役で韓国でも有名なジリアン・アンダーソン(Gillian Anderson)は「グレート・エクスペクテーションズ」で主演女優賞にノミネートされており、韓国の俳優では「ブレイン」のシン・ハギュン、「ザキング2Hearts」のハ・ジウォンなどが候補にあがっている。

 演出及び作家賞候補も錚々たる顔ぶれだ。ミニシリーズ部門演出賞には「グレート・エクスペクテーションズ」のブライアン・カーク(Brian Kirk)監督がノミネートされている。ブライアン・カーク監督は韓国でもブームを巻き起こした「王座のゲーム」(Game of Thrones)や「デクスター」(Dexter)など多数の人気ドラマを演出しており、特に「グレート・エクスペクテーションズ」と共に作品賞にノミネートされた「ボードウォーク・エンパイア」の演出にも携わっていて注目されている。

 「ヒーローズ」(Heroes)「ドクターハウス」(House M.D)などの演出を担当したデビット・ストライトン(David Straiton)監督は法廷スリラードラマ「ザ・ボンバー」(The Firm)でシリーズ部門演出賞にノミネートされている。「百夜行」「世界の中心で、愛をさけぶ」などで韓国でもお馴染みの日本の人気ドラマ作家・森下芳子は「JIN-仁-ファイナル」(Jin-Final)で作家賞にノミネートされている。

 各部門の受賞作は、審査委員長であるベゼ大学校韓流文化産業大学院教授ピョ・ゼスン氏の陣頭指揮の下、国内外の放送界の専門家6名による厳正な審査によって選び出された。審査員には、ミョンジ専門大演劇映像科教授のチャン・ミヒ氏をはじめ、中国の5大ドラマ監督の一人に数えられるウェン・ジュン監督、NHKドラマ制作局エグゼグティブプロデューサー西村与志木氏、アメリカンパブリックテレビCEOのシンシア・フェンマン氏、ドイツUFAフィルム&TVプロダクション理事のノーバート・ザウエル氏、オーストラリアのモービーメディアグループ・ドラマ局長のトルディ・アン・テルニ氏などが含まれている。

 詳しくはソウルドラマアワード2012日本公式サイト(http://www.jnjtv.com)まで。

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