「T-ARA」
「T-ARA」
去る25日、韓国ガールズグループ「T-ARA」の公演が行われた日本武道館の観客席に車いすに乗った1人の青年の姿があった。1歳の頃から体を動かせない難病を患った青年だ。

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 東京・北千住に住んでいる青年は、心臓のペースメーカーや酸素吸入器をつけた車いすに座り、母親と共に地下鉄で1時間かけて公演会場に来たと話した。

 青年の母親は、言葉を話すのが大変な息子について「息子は『少女時代』や『KARA』などK-POPを楽しんで聞いていた中で、昨年9月から『T-ARA』のファンになった」とし、「『T-ARA』の曲の中でも『Yayaya』を1番好きな曲に挙げ、メンバーの中ではジヨンが一番好きだ」と話した。

 続けて「息子は大学に通ったことも職場に通ったこともない」とし、「わたしが外で仕事をしているため、息子は1日じゅう1人で家にいるが、K-POPを聞いて人生を楽しみながら暮らすのが息子の目標」と語った。

 「T-ARA」のコンサートを初めて見た青年は、控室でメンバーと記念写真を撮り、明るい笑顔を見せてくれた。

 この青年だけでなく、「T-ARA」の初の日本ツアーである「Jewelry Box」東京公演には、韓国の他のガールズグループとは違い、男性ファンの比率が高かった。平日にも関わらず、公演会場の男性トイレの前に長い列が並んでいた姿は異様とも思える光景だった。

 男性の観客らは、メンバーの写真入りうちわやポスター、望遠鏡を持って熱狂的に応援。「T-ARA」が「Bo Peep Bo Peep」活動時に着用していた猫耳の飾りを付けた男性ファンは「『T-ARA』が日本に進出する前からのファンで、ジヨンとウンジョンが特に好きだ」と話し、「『T-ARA』の楽しい音楽は、自分の退屈な生活のアクセントでもある」と笑顔で語ってくれた。

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