ビョン・ヨンジュ監督
ビョン・ヨンジュ監督
ドキュメンタリー映画で有名な女性監督ビョン・ヨンジュ監督が、長い休息を経て長編映画を完成させた。

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 ビョン監督は2004年「僕らのバレエ教室」以降、時々ショートフィルムを披露する以外は期間を約束することなく長い休息に入っていたが、この度産業映画としては7年ぶりの復帰を果たした。

 今回の作品は、日本の有名推理小説を原作とした映画「火車」。常に社会的なメッセージを込めようとする監督の努力は、同作品にも刻まれている。

 ビョン・ヨンジュ監督は「原作とは異なり現代の話として描いた。ある日突然近くにいた人が姿を消したのに誰も気づかないという現実、冷酷な都市の姿を描こうと思った」と説明した。

 また、主演を務めた俳優イ・ソンギュンは「感情の深さは、これまで演じてきた役柄の中で最も深いキャラクターだった」とし、「感情表現が難しかったが、演じていて楽しかった」と感想を述べた。

 相手役を演じた女優キム・ミニは「女優として挑戦してみたかった役柄。常に与えられるチャンスではないので、シナリオを見てすぐ出演を決めた」と語った。

 そばにいた人が突然姿を消しても、誰ひとり関心をもたない世の中。監督は心が焦るようなミステリー構造を使い、非情な現代人の姿を映し出している。

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