ユンナ
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韓国歌手ユンナと所属事務所ライオンメディアが専属契約の効力などをめぐり、互いに訴訟を行っていることが確認された。

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 23日ソウル中央地方裁判所によるとユンナが去る4月、ライオンメディアを相手に専属契約効力不存在確認とともにこれまで支給されなかった収益清算金として4億ウォン(約2850万円)を支給するよう訴訟を起こした。

 ユンナは訴訟で「ライオンメディアと2003年7月から2014年9月まで専属契約を結んだが、長期間にわたり芸能活動の自由を侵害した」とし、「契約上、アルバムの売り上げ枚数が10万枚を超えた場合のみ、1枚当たり50~100ウォン(約3~7円)の収益が支給され、オンライン音源は全収益ではなく、純収益の10%のみ支給されることになっていて、不公平だ」と主張した。

 続けて「2003年専属契約当時15歳にすぎず、それこそ奴隷契約を結び、ライオンメディアは契約に基づくマネジメントの支援義務を果たすこともしなかった」とし、「社会経験があったり、アルバム、音楽業界の現実を知っていたら、このような契約は結ばなかった」と付け加えた。

 これに対しライオンメディアは、契約違反の責任がユンナにあるとし、10億ウォン(7100万円)を賠償するよう反訴を起こした。

 ライオンメディアは「当時、ユンナの父親とともに契約した。契約上、芸能活動を持続するのが難しいと判断し活動を中止せざるを得なかったときの損害額とともに、全投資額の3倍、残りの契約期間の予想収益金の2倍と1億ウォン(710万円)を別途に賠償しなければならない」と主張した。

 続けて「ユンナが2009年末、健康管理をおろそかにし、喉頭炎にかかり、1か月間入院診療を受けた。その後5か月間芸能活動をせず、最近2年間の公演や放送出演の提案に対し一部を除き、正当な理由なく拒否した」とし、「損害賠償の予定額のうち10億ウォンを支払うべき」と要求した。

 ユンナの事件を審理中である同裁判所民事合議26部は事件を調停にまわし、来月21日調停期日を開くことにした。

 2004年日本で「オリコンの彗星」というニックネームを受けデビューしたユンナは、韓国と日本を行き来しながら「秘密番号486」、「今日別れました」などのヒット曲を出した。

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