ミニアルバムが好調なパク・ジェボム

韓国歌手のパク・ジェボム（Jay　Park）が人気グループ「2PM」の元リーダーでなくソロ歌手として1年8か月ぶりに大衆の前に姿を現した。先月発表したミニアルバム「TAKE A DEEPER LOOK」は発売後すぐに韓国内の音楽チャートで1位を獲得したほか、米ビルボードのワールドアルバムチャートでは3位に入った。

パク・ジェボム（元2PM） の最新ニュースまとめ

　「2PM」のリーダーとして人気を博していた2009年、パク・ジェボムはデビュー前に米ソーシャル・ネットワーキング・サイトに韓国と韓国人を侮辱したとも受け取れる文章を書き込んでいた事実が発覚、グループ脱退に追い込まれるに至った。昨年2月には2PMの所属事務所JYPエンターテインメントがプライベート問題を理由に完全脱退を正式に発表した。

　世間を騒がせた主人公から歌手パク・ジェボムとして無事に第一歩を踏み出したわけだが、本人は「アルバムの売れ行きが好調なのはうれしいが、まだ大ヒットと言える水準ではない」と控えめに語る。しかし、アルバムのタイトル曲「Abandoned」はKBS第2の音楽番組「ミュージックバンク」で2週連続1位を達成した。

　「TAKE A DEEPER LOOK」は長い間ミュージシャンとして傾けてきた努力の結果だ。アルバムのプロデュースと収録曲7曲のうち6曲の作曲に参加した。本格的にアルバムの制作に参加したのは今回が初めてだった。すでに次のアルバムに収録される曲も大半は完成した状態だという。

　韓国での活動再開前にはインターネットの悪質な書き込みにも悩まされた。しかし、パク・ジェボムはそのような書き込みも自身に対する「関心の表れ」であり「むしろ感謝している」と落ち着いた口調で話した。

　絶好調だった時期に訪れた試練を乗り越えてから変わったものは何か。「人々の僕に対するイメージが変わったような気がします。これまで多くのことを学びました。熱いものに触れて痛みを感じれば次からはそのような行動を取らないように、人は経験を通じて学びます。つらくても前向きに受け止めようと考えています。つらい状況が永遠に続くわけではないですから」。

　最近は音楽活動のほか出演映画「ミスターアイドル」（原題）の撮影も行ってる。撮影が終わる6月には海外のファンのため英語バージョンのアルバムを制作し、オンラインで無料配布する計画だ。また、B－Boyチーム「AOM」とともに7月にソウルで開催される「R－16コリア　2011世界B－Boyマスターズチャンピオンシップ」にも出場する予定だ。