(C)Blockbuster Records
(C)Blockbuster Records
『孤独な人』や『周辺人』などをヒットさせた韓国歌手アウトサイダー(本名:シン・オクチョル/27)。

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アウトサイダーは2004年のデビュー以降、“速射砲ラップ”で聴く者を魅了し続ける韓国の有名ラッパーだ。また、ヒップホップの音楽人を育てようと音盤企画会社<ブロックバスター・レコード>を設立するなど、CEO・制作者としての顔も持つ。

12月21日には入隊することを発表しているアウトサイダーだが、彼が発掘した才能溢れる後輩たちを信頼し、直前まで音楽活動に余念がない。来たる12月10日、11日にはソウルで単独公演を行うことが決定している。

そんな、今後の韓国ヒップホップ界をリードするであろう、アウトサイダーにインタビューを実施した。

<b>-歌手になろうと思ったきっかけ</b>
音楽の先生をしていた父親とジャズピアノを専攻していた兄の影響で、幼い頃から自然と音楽というものが身近にありました。大学進学の際に自身の望む方向へ進めず、転入することを目標に進学しました。しかし、本当に好きなことでないと、今後の人生においての自信がなくなっていくことに気がついたのです。そこで、夢見てきた音楽を真剣に考え、今の道に入ったというわけです。

<b>-デビューして今までで、最も衝撃的だった出来事は。</b>
2ndアルバムをリリースし、主要曲『孤独な人』がランキングの上位になったとき、僕自身も会社も周囲の人間もみな、衝撃を受けました。注目される新人であったわけでもなく、デビューアルバムも良い反応が得られなかったからです。また、大衆の趣向に合ったものを追い求めるというよりは、言いたい事を率直に表現し創作するヒップホップ音楽の特性上、全く想像もできないことでした。ある音楽番組で『孤独な人』の初ステージを踏んだ際、歌詞量が多すぎて1度に8行の字幕が出ました。そこから“時調ドリップ”、“時調字幕”という言葉も生まれました。(※時調:14世紀ごろ朝鮮で成立したとみられる定型詩のこと)
<b>-高速ラップの秘訣は。</b>
自分で作詞し、繰り返し練習することで自然と身についたものです。また、ラップを日常化することが重要です。僕自身が言いたいことも多く、それを歌詞に込める段階で、どうしても速いラップにならざるを得ないのかもしれませんね。

<b>-楽曲を作る際に最も気をつけていることは。</b>
音楽に込める創作者の真実性、そして歌詞の文化的な完成度を最も重要に考えています。今のままの自分自身を受け入れ、表現し、歌に込めること。そして相手、僕の音楽を聴く人々と真の疎通をすること。そのために僕自身の未熟な部分をまず認めること自体が大切なんです。歌詞を書くにあたっても、アウトサイダーという作詞家・創作者が見る視線と視野、主題を選び、それを解き放つ方式、僕だけの表現方法と使用する語彙を明確にしたいのです。絶えず経験し研究することで、毎回発展した、そして果敢に挑戦するアーティストとして記憶されたいと思っています。

<b>-日本はどんなイメージ。</b>
音楽やファッションなど、いろいろな側面で移り変わりが激しく、前を行く文化において常に能動的で進取的なイメージです。僕もその流れで多くのことを経験し、学ぶことができたらと思っています。

<b>-仲の良い芸能人は。</b>
SUPER JUNIOR2PMSHINeeU-KISSなどのアイドルをはじめ、sg WANNA BE+、V.O.S、K.Willら歌唱力と個性のある声で多くの人々から愛されるバラード歌手など、ジャンルや年齢問わずみんなと仲良くさせてもらっています。音楽的にも音楽外でも人生を共有しています。

<b>-最近ハマっていることは。</b>
ワインです。お酒はもともと好きですが、1日の終わりの就寝前に飲むワインが楽しみです。最近はイタリアのBaroloにハマっています。

<b>-歌を通して何を最も表現したいか。</b>
「疎通」です。僕自身との疎通、世の中との疎通を夢見て、人と人との間を行き来する多くのエネルギーを音楽に込めたいと思っています。僕自身も知らない内面を導くことで自らが深く疎通し、僕と関わりのある人々、互いを知らない多くの人々との連結の輪を音楽という媒介を通して作り上げたいです。

<b>-今後の目標。</b>
発展・変化し続け、常に挑戦するアーティストになることです。絶えず揺れながらも、僕の音楽のアイデンティティと方向性を探し、この道を最後まで歩んでいきたいです。先日設立された独立レーベル<ブロックバスター・レコード>に所属する実力・個性の溢れたアーティストの音楽を広め、疎通できる機会を作ること、それは、制作者としてのまた別の挑戦でもあります。

<b>-日本のファンへメッセージ。</b>
以前、Zeebra(ジブラ)さんが韓国公演を行った際に、ゲストでステージに上がらせてもらいました。公演後に一緒に飲みながら、韓国と日本のヒップホップと文化について長い時間、語り合ったのを思い出します。音楽的・文化的交流を通し、韓国と日本、日本と韓国の音楽を愛するすべての方に、僕らのエネルギーを感じてもらえるような創作活動をしたいと思っています。高速ラッパー、アウトサイダーの熱いエネルギーを一緒に感じてください!

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