チャン・ギハと顔たち
チャン・ギハと顔たち
去る11月23日(火・祝)渋谷WWWにて韓国インディーズ界を担うバンド<チャン・ギハと顔たち>がステージに立った。

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<チャン・ギハと顔たち>は、70~80年代の韓国ロック・フォークを受け継ぎ、新たに発展させたユニークな音楽性に、日常の出来事や心像風景などを独自の言葉で表現する歌詞、視覚的なインパクトで観客を魅了するライブパフォーマンスが韓国で大きな話題に。1000枚売れればヒットという韓国のインディーズ界で、昨年2月にリリースされた1stアルバムが4万枚を売り上げるという驚異的な記録を打ち立てた。11月17日には、Pヴァイン・レコードより日本盤『何事もなく暮らす』をリリースし、日本活動を開始した。

「のんびり歩こう」、「出ろ」、「三叉路で出会った人」、「俺たち今会おう」、「何事もなく暮らす」、「月が満ちる、行こう」など11曲を、優れた歌唱力と演奏とともに披露し、代表曲「安物のコーヒー」では日本語歌詞を織り交ぜながら熱唱し、大きな歓声を浴びた。

定評のあるライブパフォーマンスは日本でも健在。ことし8月末に実施した<WoW!Korea>とのインタビューで、「人とは違うことをしたい。個性や他の人たちとは異なる部分がなければならない」と語っていたボーカルのチャン・ギハだけに、独特な雰囲気を漂わせ、会場を“チャン・ギハと顔たちワールド”に包んだ。

ジーンズに赤のジャージ姿で登場したチャン・ギハは、楽曲ごとにユニークな振り付けで観客の目を引き付けた。初めは強烈なインパクトに呆然としていた観客も、自然とチャン・ギハの世界観に引き込まれていく。そして、トークでもファンを魅了、日本語と韓国語を器用に操り、ジェスチャーを交えながら間のよい語りで会場を笑わせた。

前日22日にも渋谷LUSHで公演を行った<チャン・ギハと顔たち>。渋谷WWWではトクマルシューゴとZAZEN BOYSも出演。「日本には個性の強いバンドが多い。もっといろいろなバンドを知って、いいところを取り入れたい」と話していたチャン・ギハらメンバーは、パフォーマンスを終えた後も共演者のステージを観客席で見るなど、“仲間たち”のリサーチも欠かさなかった。日本の音楽ファンに、韓国のバンドそのものを印象付けるライブとなった。

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