主演のカム・ウソン(中央)とアン・ジェモ(右)、イ・ジフン(左)=1日、ソウル(聯合ニュース)
主演のカム・ウソン(中央)とアン・ジェモ(右)、イ・ジフン(左)=1日、ソウル(聯合ニュース)
韓国KBSの野心作、三国時代の3大英雄君主を描く連作ドラマ第1作『近肖古王』の制作発表会が1日、ソウル市内のホテルで開かれた。

カム・ウソン の最新ニュースまとめ

 近肖古王は346~375年に在位した百済の第13代王。ドラマは近肖古王が宮殿から中国・遼西地方に追われた王子時代から始まり、曲折を経て王位を継ぎ百済の全盛期を率いてゆく過程を描く。百済が遼西に進出したという百済遼西経略説も、ドラマならではの想像力を加味して扱う予定だ。担当プロデューサーは、同作品について「大韓民国の根幹を探すドラマ」だと紹介。これまで扱われることのなかった百済について知り、現代人が学ぶべき点とは何かを見つけることができる作品にしたいと話した。

 KBSは『近肖古王』に続き向こう2年余りで、高句麗の広開土大王、新羅の太宗武烈王にスポットを当てた大河時代劇を放映する計画だ。

 主人公・近肖古王を演じるのは、俳優カム・ウソン。SBSドラマ『恋愛時代』以来のお茶の間復帰となる。会見では「大君主・近肖古王とはどんな人物だろうという思いから(作品に)参加することになりました。どこまでが事実でどこまでがドラマかは考えず、脚本が事実だと考えて演じたい」と意欲を示した。

 近肖古王と幼いころから心を通わせながらも政略結婚を免れない立場となる王女・扶余華は、キム・ジスが演じる。先月初めに飲酒運転で事故を起こしたキム・ジスは、制作発表会を欠席した。近肖古王と争う高句麗の故国原王はイ・ジョンウォンが演じる。王の役は初めてというイ・ジョンウォンは、「近肖古王との対立のため悪役になることもあるが、国のために争うという王の姿をお見せしたい」と話した。近肖古王とはいとこの間柄だが、背を向け敵となる真僧を演じるアン・ジェモは、悪役をしっかり悪く演じたいとコメントした。

 このほか、イ・ジフンが近肖古王の邪魔をする狡猾な政略家ヘゴンの役で時代劇に初挑戦する。最近はアイドル歌手の役者転身が相次いでいるが、イ・ジフンもアイドル出身で、いわば元祖格。<2PM>のテギョンに「努力を続ければ夢が花開くはず」とエールを送りながら、「最近は才能あふれる歌手が多い。ぼくたちのころとは異なり歌手が演技に挑戦する環境が整っているので、訪れるチャンスも多いのでしょう」と語った。

 このほかイ・セウン、ユン・スンウォン、ハン・ジヒ、ハン・ジョンス、カン・ソンジン、イ・ジョンスらが出演する。KBS第1で6日から、毎週土曜日、日曜日の2夜連続放送。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0