ユ・アイン=(聯合ニュース)
ユ・アイン=(聯合ニュース)
韓国KBS第2ドラマ『成均館スキャンダル』にムン・ジェシン役で出演中のユ・アインの人気が急上昇している。インターネットのポータルサイトの同ドラマギャラリーには13日現在、12万件を上回る書き込みが寄せられ、「ユ・アインに恋わずらいしている」というファンの告白があふれている。

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 地方ロケが多く、ソウルに上京したのは久し振りだというユ・アインに、先ごろ話を聞いた。撮影現場にいることが多く、実際の反応がどうなのかはよく分からないというユ・アインだが、全州ロケに詰め掛けた見学者の人波を見て、ドラマ人気を実感したという。時間が経つにつれ見学者が増え。最近えは撮影に支障を来すほどだ。

 撮影で忙しく十分に寝られずにいるが、「2日連続で寝られないことはないからまだ耐えられる」と笑った。出演シーンはヒロインのパク・ミンヨンより少ないが、1人で3人のキャラクター(ジェシン、コルオ、ビョクソ)を演じているため、毎回衣装やヘアスタイル、撮影場所が異なり、最も忙しいという。服装を乱すときも、「どれくらい乱すかに悩む(笑)」のだとか。

 それでもいろいろな姿を見せることができるのが楽しく、何よりワイルドな男コルオを演じることに満足していると話した。コルオは口より先に手が出るタフガイのキャラクターだが、女性の前に立つとしゃっくりを連発し、キム・ユンヒ(パク・ミンヨン)に無条件の愛をささげるなど、まったく異なる姿も見せる。
  「俳優として過度期にいると考えていますが、人間的にも、俳優としても、1段階成熟するチャンスを得られたようでうれしいです」。

 2003年にデビューし、映画『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』、ドラマ『結婚できない男』などに出演したユ・アインは、これまで甘いマスクに似合うファッショナブルでソフトなイメージでアピールしてきた。それだけに、今回のドラマでぼろぼろの服に乱れたヘアスタイルで縦横無尽に活躍する姿は、それだけでファンには新鮮な衝撃だ。

 ユ・アイン自身の性格を尋ねると、「鼻で笑われるかもしれないけれど」と前置いたうえで、ジェシンが自分の姿だと答えた。自分にないものを演じれば不自然になる、視聴者が演技が不自然だと感じる部分があるなら、それは自分にない面だからだと話した。コルオとして怒鳴りつけたり女性の前でしゃっくりをする演技のほうが、苦労するのだという。

 ビョクソとしてのシーンえはアクションが多く、毎日がケガとの戦いだ。擦り傷や打撲は数え切れない。つらくないと言ったらうそだが、ドラマが面白く、夢中で演じている。「本当にやってみたかった役でしたから」。
 原作小説は参考程度にした。まねていくと、結局、原作の中の人物も消化できないまま終わると思ったからだ。デビュー8年目にして、初めて代表作に出会えた。やや遅い感もある。

 「(デビュー)8年目になった話をするたびに、恥ずかしくてぞっとしますよ(笑)。自分なりに満足しながら、ここまで来ました。生意気に見えるかもしれませんが、まだ24歳。これから何かをやるために、これまでキャリアを積んできたんだと思っています」。

 やりたい作品にこだわってきたからこそ、今回の役に出会えたのだと笑顔を見せた。

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