出演者全員でのフォトセッション
出演者全員でのフォトセッション
ことしで3回目を迎えるNPO法人日韓文化交流会主催の<韓流ミュージックフェスティバル2010>が札幌(9月18日)、東京(9月20日)で開催され、公式初来日となる<2AM>をはじめ<大国男児(だいこくだんじ)>、<Sistar>が東京のステージへあがった。同イベントは、アジア貧困地域の子どもへ教育支援プロジェクトとして毎年開催されている。

2AM の最新ニュースまとめ

現在、韓国はもちろんアジア各国で注目を集めている<2AM>の日本初ステージということもあり、会場外では多くのK-POPファンが列をつくって、開演のときを待っていた。

まず、オープニングのステージを飾ったのは、5人組アイドルグループの<大国男児>。『憧憬少年』『まぶしい世界』『ふらふら』などを披露し、会場からは歓声が沸き起こる。すると、それに応えるように「勉強中」だという日本語を駆使して「気分がいい」「胸がいっぱい」などと、思い思いに気持ちを表現するメンバー。最近覚えた日本語として「さつまいも」(カラム)、「どんより」(ミカ)などが紹介され、会場からは笑いが起こる場面もあった。また、カラムはYUIの『Good-bye days』をアカペラで披露、これに続けとばかりにメンバー全員でアカペラを披露するなど、個性溢れる<大国男児>の魅力を十分に発揮するステージとなった。

続いて登場したのは、6月にデビューしたばかりのガールズグループ<Sistar>。「姉妹のように親近感を感じるグループ」、「スター性のあるグループ」という2つの意味が込められている<Sistar>は、ヒット曲『Push Push』をはじめ『Super Star』『Shady Girl』など、アンコール曲を含め全5曲を熱唱。特に、キュートなダンスが印象的な『Push Push』では、会場の視線が4人の動きに集中。合間のトークコーナーではMCの「ダンスを教えてほしい」という一言に、会場の総立ちとなって“ダンス練習”が行われた。「日本ファンの声援や拍手が本当にうれしい」と語っていたメンバーが、満面の笑みで振り付けを教える姿が印象的だった。

また<Sistar>のリーダー、ヒョリンはデビュー前からその歌声が動画サイトで話題となっていたが、今回は『Stand up for love』で美声を披露。領域が広く、力強い歌声に会場からは驚きと歓声があがっていた。
「昨日は緊張して眠れなかった」と話した<Sistar>の4人だったが、新人とは思えない貫禄のステージで、日本ファンへ強烈な印象を残したことだろう。

そして、いよいよ公演もラストステージへ。“話題の大型新人グループ”として、2008年のデビュー当時から注目を集めていた男性4人組<2AM>が、遂に日本でそのベールを脱いだ。

デビュー曲『この歌』で4人が登場すると、会場からは悲鳴にも似た歓声があがり、会場のボルテージは最高潮に。続けて『友達の告白』『バカみたいに』とヒット曲を披露した<2AM>は、会場の盛り上がりに感動を隠せないようすだった。「日本のことが大好きです」と話したリーダーのチョ・グォンが、“ひらがな”で書かれたカンニングペーパーを握り締め「本当はコメントも暗記したかったけど、緊張してしまい無理だった…」と残念そうに語ると、メンバーたちも「日本語で伝えられないのが、もどかしい」と話し、次回まで日本語の猛特訓を誓った。

また、チョ・グォンが韓国のバラエティー番組で披露し話題となった“即席ダンス”を披露。チャンミンは「日本ファンがショックを受けてしまうかも…」と心配を口にしたが、会場からは笑いと大歓声が起こり「グォンの芸は世界共通」とメンバーも爆笑する一幕もあった。

和やかなムードで、観客と談笑するようにトークコーナーを終えた<2AM>は、切ない歌詞で話題を集めた『死んでも離さない』『悪かった』を熱唱。「意味深いステージに立つことができてうれしい。またぜひ日本で歌いたい」と心境を語ると、会場から沸き起こった「アンコール」の声に「(アンコール曲を)歌わないわけにはいかない」と笑顔で答え、最後に『Number One』でステージを締めくくった。
それでも鳴り止まない「アンコール」の声…。<2AM>の来日を待ち望んでいた日本ファンの気持ちは、4人のメンバーもしっかりと受け止めたことだろう。

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